南区意見交換

最終更新日:2018年8月6日

(1)

住民要望の吸い上げ方について

(2)

保育園のエアコンについて

(3)

路線バスについて

(4)

道路改修について

(5)

空き家対策について

(6)

国道8号線の傷みについて

(7)

川が氾濫した際の避難場所について

質問1

住民要望の吸い上げ方について

発言者

 南区の中では、旧一市二村の人口規模や企業配置などで大きな差があり、当初予算配分にも差が出ていることは承知しているが、各自治会では住民要望の優先順位付けで苦慮している。住民要望は、生活に密着した些細なことが多いのが現状である。区役所予算が削減されている中で、人口や商工業施設の配置状況などで、優先順位が決まってくるのはやむを得ないと思うが、旧村の自治会長としてどのように要望を吸い上げていけばよいのか日々悩んでいる。市長のアドバイスがあればお聞きしたい。

市長

 私どもは、自治会は一番基礎的で重要な組織だと思っている。自治会でさまざまな活動に取り組んでいただいていることについて感謝申し上げる。これから中学校区単位で健康度を見える化させていただき、また、人口についても地域カルテを作らせていただいた。まずは中学校区単位の特徴を自治会長さんなど自治会活動に携わっている方に頭に入れていただけると大変ありがたい。そして、地域福祉を充実させる中で、コミュニティ協議会、あるいは自治会、自治連合会などに活動をしていただけると大変ありがたい。
 また、残念ながらゴールデンウィーク明けに西区で大変悲惨な事件が起きてしまった。地域の子どもたち、地域の学校を地域で支えていただくという教育の分野も非常にありがたい。また、自分たちの地域の子どもたちを自分たちで育てると同時に、自分たちでより安心・安全度を高くするのだという取り組みを行っていただいているところについては、私どももできる限りいろいろなご支援をさせていただきたいと思っている。
 自治協議会でもさまざまな事業を展開しているが、コミ協でこのようなことをやりたいというものも自治協の自主事業に取り入れていただいて全く問題ないと2、3年前から申し上げている。予算面は厳しくなっているところが多いが、安心・安全、そして子どもたちの育ち、さらに人口問題といったところに配慮していただき、超高齢社会に備えていただける自治会活動は大歓迎であるため、そのあたりを重点的に取り組んでいただければ大変ありがたい。

区長

 自治会のほうで、このようなところが良くない、道路が傷んでいるといったさまざまな要望が多々あると思う。基本的に、建設課が地域応援団というものをつくり、各コミュニティ協議会で吸い上げていただいた要望をお聞きして、その中でどれが一番重要なのかを検討して取り組んでいる。何か困ったことがあれば、地域応援団や建設課にご相談いただきたい。私どもはいつでも相談に乗りたいと思っている。

質問2

保育園のエアコンについて

発言者

 新飯田地区は人口が約1,800人、世帯数は485世帯くらいだと思う。その中に30人くらいの保育園児がいるのだが、夏にエアコンを使うとブレーカーが落ちてしまうということを保護者会の皆さんから聞いた。ぜひ調査していただき、改善に結び付けていただきたい。

市長

 新飯田の保育所については後ほど区長に補足してもらう。基本的に、公立保育園・保育所が非常に多いということが新潟市の特徴になっている。また、原則的に老朽化した建物を建て替えるときに国の支援は出ない。そのため、これからはできる限り老朽化した公立保育園については、統合するなどして、その空いた部分に私立の保育園に入っていただいて柔軟に動いていただき、保育力も強化をしたいということが基本になっている。新飯田の保育所についても統廃合の動きの中で、ここは残してほしいというご要望が出て、現在の状況になっていると思う。今後は新飯田に限らず老朽化した保育園・保育所については、どれぐらい老朽化が進んでいるかも点検させていただき、場合によっては新しい提案も考えていく必要があると思っている。

区長

 新飯田保育園のブレーカーが落ちるという話は私も聞いており、先生方が他の電気を止めるなどの工夫をされていることも知っている。市長から話があったように、地区の保育園を全体的に考えていく時期が来るのではないかと思っている。それは一方的に進めるのではなく、地元の皆さんと話し合いを進めながら良い方向に進めていきたい。

質問3

路線バスについて

発言者

 鉄道が通っていない南区の大事な交通手段である路線バスについてだが、青山乗り換えで不便になり、新潟駅までの時間が前よりかかるようになった。先日、友人が潟東営業所21時28分、青山着22時16分の最終バスに乗り、青山から新潟行きに乗り換えようとしたところ、すでにバスが出てしまった後で、仕方なくタクシーを使ったということがあった。途中で降りる人が多ければ時間もかかるため、乗り換えができないということもあり得る。せめて最終バスだけでも新潟駅までの直通にしていただければありがたい。

市長

 基本的に、廃止される路線が非常に多くなってきていることで、乗り換え乗り継ぎ方式をお認めいただき、その分郊外バスの増便などを新潟交通に行っていただいている。現在、定時性が非常に上がっているので、これについてはこの時間帯で定時性が確保できていないものがあるのかということを新潟交通に確認をし、定時性が確保できていないのであれば、最終バスについてそのような改善ができないかと相談させていただく。まずは定時性が確保できていないということについて確認をさせ、そのことについては区役所で回答ができるようにする。

※後日、都市交通政策課より路線バスについて報告

【バスの定時性確保と最終バスの新潟駅直通化について】
適正な乗り継ぎ時間を確保するため、運行状況の分析を行い、冬ダイヤ改正への反映に向け、事業者と協議を行う。

質問4

道路改修について

発言者

 唯一軌道のない南区であるため、バスが交通手段としては非常に大事である。バスの定時性については、やはり交通の渋滞といったものが非常に影響しているのではないかと思っている。現在、大野の端から南区に入ってくる区間の改修が700~800メートルの所で事業が行われつつあるようだが、それらがこちらの白根の町部のほうにも来るようになれば、バスの定時性も確保できるのではないか。ぜひ市長からも国、県に働き掛けていただき、一年でも一日でも早くあの区間の改修ができるようにしていただきたい。

市長

 先ほどの定時性が格段に向上したという話は、まちなかのBRT路線の話であり、一方、郊外から走ってくる路線については、まだまだ定時性は脆弱である。これは道路状況によっているというご指摘のとおりだと思う。
 今お話のあったところは3車線分の道路幅があるのだが、フルに使えないため、1車線ずつにしているのだが、旧国道116号線の西大通のように、午前中はこちらが2車線、午後はこちらが2車線というような3車線分の道路幅を有効活用するやり方はあの国道ではなかなか難しく、新潟国道事務所とも意見交換をしている。新潟国道事務所は片側2車線で頑張りたい方向のようだ。これについて、まずは白根バイパスに集中してきたが、白根バイパスが終わるということで、次はどうするのかをこれから本格的に新潟国道事務所あるいは北陸地方整備局と意見交換をしていきたい。そこの部分のバスの定時性は十分ではないと思っているので、整備を急いでいただきたいことを基本に新潟国道事務所と協議をさせていただく。

質問5

空き家対策について

発言者

 私の自宅の近くにも3軒ほど空き家があり、3軒とも古い家である。台風が来たりすると、屋根や看板の一部などが歩道や道路に落ちてくる。このようなものは非常に危険であるため、どうしたらいいかということを聞かせていただきたい。
 また、今年のように雪が多く降ると、空き家の所は誰も除雪しないため、歩道が歩けなくなり、道路を歩かなければならない。空き家の所の歩道はどうすればいいのか区にお聞きしたのだが、それは土地の持ち主が除雪するものだという答えが返ってきた。誰もいない空き家で除雪をする方はいないと思う。こういった場合の何か良い方法があればお聞きしたい。

市長

 空き家対策は大きな問題だが、特に危険な空き家については、大体把握を終えた。そして、現在、その危険な空き家の持ち主が誰なのかを特定している最中である。
 持ち主の行方が分からない危険なもので特に優先順位が高いものについては、市の責任で除却することも、一部着手する段階まで把握が進んできたので、今の空き家がどの地区なのかを教えていただきたい。

発言者

 白根魚町である。

市長

 白根魚町の3軒について把握しているかどうかについては後ほど区長から答えさせていただく。
 歩道除雪についてだが、基本は歩道除雪に指定されている区間については業者が除雪する。今のお話はおそらく歩道除雪に指定されていない区域の話だと思うので、ここについてはなかなか難しい問題である。そこまで業者の手が回らないということだと思うが、もしそこが交通量や歩行者の数が非常に多い道路であれば、そこは少し考えさせていただく。

区長

 現在、自治会長とお話をさせていただいて空き家調査を行っている。危険な状態であれば建築部のほうに上げることもできるので、そのような危険な場所があれば、地域総務課にお話していただければありがたい。

質問6

国道8号線の傷みについて

発言者

 国道8号線が今年も大雪だったので非常に傷んでいる。その話を区や国道管理のところに電話をすると、混んでいて順番待ちだというように言われるのだが、どこにどのように申請すれば現場をよく見てもらえるのか。新飯田の信号間のところが発進ストップが繰り返されるのでとても傷んでおり、非常に振動が激しい。

市長

 国道8号線は新潟国道事務所の管理になるが、区役所にお話しいただければ区役所から新潟国道事務所つながせていただく。今、場所を特定していただいたので、ご要望があったということで新潟国道事務所に今のご発言を伝えさせていただく。

質問7

川が氾濫した際の避難場所について

発言者

 南区は信濃川と中ノ口川が南北に走っているが、この地域は津波や土砂災害はほとんど影響のない場所だと思う。しかし、川の氾濫で過去にはさまざまな被害も起きている。南区は川伝いに多くの家が建っているということで、当然避難場所もそちらに多くあるが、そこから離れた地域には避難場所がないと思われる。川が氾濫したときに、川の方に向かって逃げるというのは津波が来たときに海に向かって逃げるというのに似ているので、そのようなことは基本的にはありえない話である。川から離れた場所にも避難場所を設けていただきたい。

市長

 まずは治水の安全度を上げることが一番大事だと思っている。そのような面で、信濃川下流事務所が新潟福島豪雨の経験、実際のデータを踏まえて、掘削などをして、流下速度、流下量を多くするということで、信濃川の治水の安全度を上げることに取り組んでいる。中ノ口川については県が取り組んでいるが、県の財布ではなかなかスピードが上がらないということで、新潟県と沿線の市町村長挙げて、中ノ口川も一括で国に管理をお願いしたいと要望している。大河津分水も河道の本格改修が始まったので、より安全度が上がっていくと思っている。
 しかし、近年は尋常ではない雨の降り方をするので、避難することも大事である。これは津波などと違い、増水や大雨の予測ができるので、基本的には要支援の方たちに早めに避難していただく。これはかなり長期化するので、川のそばに避難するのではなく、できるかぎり遠い高台、場合によっては南区を離れるということで避難をしていただく。そのようなことが、川が氾濫した際の特徴だと思っている。川の氾濫により洪水になって犠牲者が出た場合、避難をお願いするタイミングが遅かったということで行政は非常に責められるので、特に災害時の要支援者についてはできるだけ早く避難をしていただく。避難準備や避難指示を暗くなってから出したのでは避難ができないため、時間帯も含めて、的確に早く避難をお願いすることが川の氾濫洪水のときの一番のポイントだと思っている。川のそばが高台になっているところはあるが、そこから洪水や氾濫が起きるかということはなかなか予測がつかないので、この場合は少し遠いところに避難していただくことが一番ありがたいと思っている。

区長

 南区においては、川の沿線に避難所が多いということもあり、昨日も新潟電子工業株式会社と協定を結ばせていただいた。基本的には企業の社屋などに一時的に避難していただき、何日かそこにいていただいた後にどこに行けばいいかということをこちらで指示をする形にするために、現在、各コミュニティ協議会と一緒にお話をして、企業に一時避難所になっていただけるようお願いしているところもある。また、市でもそのような動きを行っているので、近くに企業があり、そこに一時避難したいという要望があれば、私たちもご相談に乗らせていただく。

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市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
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