東区意見交換

最終更新日:2017年1月16日

平成28年12月17日(土曜)午前

(1)

空き家の問題について

(2)

新潟駅付近連続立体交差事業の見通しについて

(3)

まちづくりセンターへの支援について
(4) 特定健診の内容について

(5)

高齢者の集まりに対する補助について
(6) 健幸マイレージの拡充と講師料の助成について
(7) 健康づくりチャレンジについて
(8) 下水道について
(9) 食塩の購入量を減らす取組みについて
(10) バスの再編について
(11) 民生委員について

質問1

空き家の問題について

発言者

 10年以上空き家で、家の中に草木の生えているような空き家があり、担当者にも2回ほど見に来ていただいたが、その後進展がない。今年、東京で代執行がされた。新潟市の場合も政令指定都市の特権等を生かして代執行をしていただきたい。これは地域住民の防災、防火にも助け船になると思うので、踏み込んだ意見をお聞きしたい。
 また、私どもの町内で、1月から11月までに18人の方が亡くなり、その中には一人暮らしの方が何人かいた。そのような方の親族の方々に、親御さんが頑張って造られた家なので空き家にしないようにしてほしいとお願いしたところ、3人の方が戻ってきてくれた。これは町内会空洞化予防、活性化にもつなげられると思っている。

市長

 一人暮らしで亡くなられた方の家を空き家にしないように親族にお願いいただくということはとてもありがたいことなので、今後、その取組みも少し参考にさせていただいて、民生委員などのご協力も得ながら、早めに声をかけるというのも重要だと思う。これは後で状況などをお聞かせいただきたい。
 空き家は日本全体で大変大きな問題になっている。本市も空き家の中で特に危ないものを特定空き家とし、一番危険なレベルを選び出したという状況である。これについて、権利を持っている方が把握できている方には何とか改善をしてほしいとお願いをし、何パーセントかは何とかしたいというお返事をいただいている。しかし、一方ではなしのつぶて、あるいは権利者がどこにいるか分からないという家も多くある。このような非常に危険な状態の特定空き家をどうしていくかということを、今後、代執行まで含めて、新年度以降考えざるを得ない状況だと思っている。これについては、代執行を行う支援がなかなか国からいただけず、市が持ち出して行うということについても議論があるという状況だが、放置できない本当に大変な所は新潟県内でも事例があるので、そろそろ踏み込んでいかなければならないと思っている。
 また、市全体の空き家については、財産として活用できる空き家も多い。例えば、東区の地域包括ケアのモデルハウスである実家の茶の間も、元は空き家だったがあのように良い活用をしていただいている。これが一番大事なので、まずは権利者と行政を結びつける、宅建協会などのご協力を得て、できれば早期に活用いただきたい。そのために宅建協会も頑張るということで動いてくれている。
 空き家を有効活用することが非常に重要である。
 例えば、西蒲区の越前浜では空き家を活用してUIJターンを促進しており、越前小学校を守るという観点から10年間活動していただいた。その結果、現在住んでいらっしゃる方の14パーセントはよそから来られた方という例も出ているので、UIJターンにも空き家がある意味では武器にもなる。しかし、放っておくと大変な厄介者にもなるので、今後、スペシャルのテーマとして取り組み、代執行という最終手段を執るのだったらどこの空き家が一番大変なのかを確認しながら、地域の皆様のご理解を得て進んでいきたいと思っている。

質問2

新潟駅付近連続立体交差事業の見通しについて

発言者

 市報にいがた12月4日号のひこうき雲で、補正予算が49億7,800万円、そこに学校関係で28億円と書いてあった。現在、新潟駅の橋上化は10年たったがあまり進展していない。新潟駅付近連続立体交差事業が早く完成しなければ、山の下方面から市民病院に行くための乗り換えが大変なので、この見通しを教えていただきたい。

市長

 おかげさまで、今回、政令指定都市になって2番目の規模の補正予算となった。特に大型公共事業は、軒並み全国の大きな都市でも5、6年から7、8年遅れになっているという状況だった。これは小泉政権のときから事業費が抑制されてきたということで、これを何とかしてもらわなければならない。新潟駅付近連続立体交差事業は、在来線が高架化しない限り効果が出ないので、これを指定都市市長会の会長である横浜市長を先頭に、政令指定都市の市長有志がこの数年、非常に頑張って動いてきたという状況だった。ようやく国もこれは非常に大きな問題だということで、安倍政権が発足した初年度に補正で大きなお金をつけていただき、今回、それに次ぐものだったということである。これにより、まずは平成30年度の新幹線在来線同一ホーム乗り換えが実現するということが確定したと思っている。そうすると、踏切も二つ除却されるので南北のつながりがよくなる。しかし、駅そのものはいまだ上がっていないので、駅下に交通広場を造って南北がBRTなどでつながるというところまでは、さらに4年くらいかかる。同一ホーム乗り換えは庄内地方からも一日も早くしてほしいと言われていたので、これは日本海軸の強化にもつながる、そういう連続立体交差事業は新潟駅をおいてほかにないのだという、スペシャルのエリアなのだということもお願いして、何とかこの段階まで来た。あとは駅が完全に上がり、交通広場が整理されれば、新潟駅万代口、南口、市街地の再開発という機運が一層高まるだろうと思う。市民の皆様の利便性も、新潟駅からBRTなどに乗り継いでいただくことは必要だが、非常に負担が少なく乗り継いでいただき、市民病院のほうにも便が多くなるということで、ぜひ、早期に実現したいと思っている。
 これが大幅に遅れたことが私も本当に残念でならないが、国全体の問題であったとご理解いただきたい。

質問3

まちづくりセンターへの支援について

発言者

 おかげさまで私どものまちづくりセンターは来年の3月で丸5年になり、大変利用者の数も増えている。公民館の和室が空いているので、そこを我々に使わせていただきたいとお願いしたが、1年以上たっているが実現できていない。
 また、現在、地域の住民の方々を対象に笑いヨガというものをまちづくりセンターの主催で行っている。しかし、これは普通のフロアではなかなかできない運動もあるため、カーペットを敷くことも考えて下見に行ったところ、8畳くらいの広さのものを買っても三、四万円くらいだった。施設を多目的に使うためには、そういった敷物などを用意しなければならないが、市や東区に予算を付けてほしいとも言いにくいし、区長も地域課長も健康福祉課長もあまりいい顔をしないということになると、我々の自前でやらなければならない。そのようなことについても、行政のほうと我々ともう少し密接な連絡を取りながら事業を進めていけば、まちづくりセンターの事業も拡大するし、健康寿命にも大いに役立つと思う。このようなことについてもお力をお貸しいただきたい。

市長

 これからの新潟市の一番大事な課題は何なのかということを、まず、公民館職員にもしっかりと意識してもらうことが重要だと思う。新潟市の非常に大きなウェイトを置くポイントの一つは健康寿命の延伸であり、みんなで健康づくりに取り組もうということが新潟市政の最重要課題の一つである。そして、居場所づくりも重要である。本当は公民館が居場所のはずだが、そこだけでは足りない。そのため、実家の茶の間のような高齢者や障がい者、あるいは保育園児や若いお母さん、乳幼児も来ていただける居場所を民間の力も借りて作っている。これを公民館職員はもう少し直視していく必要があるのではないかと思っている。しかし、お楽しみだけならば民間もいろいろなサービスを提供してくださっているので、公民館は地域課題をしっかり把握し、その課題解決に役立てる人材を育てるということが非常に重要なのではないかと考えている。地域に課題があふれているので、これからは大学も地域課題を解決する人材を育てたいということで、新潟大学も創生学部を発足させるということなので、大学との連携も非常に重要だと思う。まずは公民館がどういう役割を果たそうとしているのかという意識改革をお願いし、どういう方向性を示すのか、自分たちでまずビジョン、方向性を書いてみてほしいということをお願いしていこうと思う。
 和室についてだが、この和室があるから助かっているのだという声もありがたいことに届いている。しかし、稼働率が低いということもあるので、今後、笑いヨガのように畳の上のほうがやりやすいものに優先順位を付けていくということも重要なのではないかと思っている。
 必要な備品については区長と相談していただきたい。

質問4

特定健診の内容について

発言者

 市から年に1回、高齢者特定健診という冊子が送られてきて、それに基づいて健康診断を受けるのだが、その内容を見ると昔と比べて随分簡略な検査内容になっていると感じる。もう少し細かく検査してもらえるような内容にしていただきたい。

市長

 我々も健診を受けてほしいとお願いしている割には、合併地域で行っていた集団健診を一時は全部旧新潟方式にしたなど、ご批判もいただいている部分があった。そのような面で、まずは西蒲区の旧町村で集団健診を復活して、新たに300人ほどの人に健診を受けていただいた。健診をもっと幅広く行ってほしいというご要望もいただいている。これについて、我々は健康度を見える化し、新潟市民の場合、どこをまず重点的に特定健診も受けていただくのか、このようなデータがあるからこういうことになっているということをより明確にして、お話をさせていただけるようにしたいと思っている。

医療・介護連携担当理事

 健診については、以前、基本健診ということで実施をしていたが、平成20年度からはメタボリックシンドロームの考え方を入れた生活習慣病予防ということで、特定健診を実施するようになっている。そのため、検査項目も特定健診に重点を置いた形で実施しており、今の基本の項目の中には新潟市独自のものもある。例えば、総コレステロールや血清クレアチニン、随時血糖のようなものは新潟市の病気の状況などを見ながら項目を追加している。なお、これまで行っていた眼底や心電図のようなものは、1回検査を受けたときに医師からもう少し詳しい検査を受けたほうがいいという場合に追加で検査をするような項目になっている。今ほど市長もおっしゃったが、これから新潟市の健康度を見る中で、どの項目に注目しながら取り組まなければならないかということで、今後も検討していきたい。

質問5

高齢者の集まりに対する補助について

発言者

 高齢者が家から出て、他の人と接触する機会が多くあることが健康、ひいては地域の安全などにつながっていくのではないかと思っている。下山の一部では、高齢者から子どもまで安いお金で集まって、そこでいろいろな遊びができるといったみんなの広場のようなものを開いている。このような高齢者が気楽に活動できる施設が町内の歩いていけるところに必要ではないかと思っている。そのような集まりに対して、もう少し補助的なものをいただきたい。

市長

 首長でいろいろ話をしているときに、これからは高齢者に限らず「きょういく(今日行く)」と「きょうよう(今日用)」が大事だという話で盛り上がる。例えば、実家の茶の間では、80歳の男性トリオが支えてくださっており、高齢者が高齢者をあるときは支え、あるときは支えられるという関係をつくっていただくと大変ありがたい。地域の茶の間も多くあるが、月1回、2回という所がまだまだ多い。これを地域包括ケアのモデルハウスと言っているが、これは新しい支え合いのしくみのモデルハウスということである。そこに居場所があって、その居場所で心が安らいでおしゃべりができ、このような運営をしていくにはどのようなノウハウが必要なのかということを学んでいただく場にもなっている。現在、東区の実家の茶の間をはじめとして秋葉区、西蒲区、そして今度南区で立ち上がるという状況である。楽しみも本当に必要だが、地域から必要とされているという関係ができると非常にありがたい。地域から必要とされ、地域から支援も受けられるのだということが、新しい支え合いのしくみのポイントであるとさわやか福祉財団の堀田力さんなどはおっしゃっており、そういう実例が新潟市に数多くあるということは大変ありがたいと思っている。そして、まちなかでなければ得られない機能、あるいは田園でなければ得られない気持ちの晴れやかになるもの、そのようなものが新潟市全域にあり、そこで公共交通で通い合えるという姿をより明確にしていきたいと思っている。

質問6

健幸マイレージの拡充と講師料の助成について

発言者

 健幸マイレージの内容を見ると、役所や体育館などで開催されているものに出席しなければマイレージがもらえない。そのため、我々が地元で行っている健康のための運動などにもマイレージを付けていただきたい。
 また、私は健康麻雀をやっており、会員が80人くらいいるのだが、月の講師料がとても高い。月に2回講師に来ていただいて、2万4,000円払っており、年間で30万円くらいかかる。講師料などについても市から助成できるものであればお願いしたい。

市長

 現在、健幸マイレージは個人宛ということでやらせていただいているが、今後、中学校区単位で健康度を見える化していく。その中で、ここは地域で良い取組みを行ってくれているということが浮かび上がってくると思うので、このようなことを全域で行えば必ず健康寿命の延伸に役立つというものを把握しながら、今度は地域に健康ポイントを付けるという段階に入りたいと思っている。そうすれば、健康づくりを一生懸命取り組んでいる方の活動支援費という形で出せ、また、地域で健康度を競い合うという張り合いの一つにもしていただきたい。うちの地域はこのような良い取組みを行っているというのをコミュニティ協議会あるいは自治会の皆様からメモをしておいていただけると大変ありがたい。

質問7

健康づくりチャレンジについて

発言者

 私どもの地域で、新潟医療生協というものがあり、いろいろな地域の高齢者または子どもたちを引き入れて健康づくりチャレンジというものを行っている。約1か月間ということで健康づくりの案内を作成し、生協本部に提出して、健康づくりの活動をしていこうということである。また、月に2回ほどこども食堂を開いており、そこで健康づくり委員会が歯の磨き方などを子どもたちに指導するということも進めている。この健康チャレンジは今年で2年目になる。このようなことを生協の人、地域の人をひっくるめて現在行っている。

市長

 新潟医療生協に大変素晴らしい取組みを行っていただいている。健康づくりを地域で頑張り合おうというときに、そこに専門家がいらっしゃらないとなかなか大変だというのも事実であり、そのような面では、医療生協が健康づくりまで手を出してくださっているというのは、私も芦沼会から会合のときにお聞きをして、これは素晴らしいなと感じさせていただいた。今、より具体的なことをお聞かせいただき、そしてこれから、先ほどの健康づくりの3割の壁ということも申し上げたが、例えば、こども食堂に集まってこられる方に健康情報をお届けすると、健康を求めてきたわけではないのだけれども、歯の磨き方教室までやっていただければ大変にありがたいし、今、実家の茶の間には、特定の曜日には保健師にいていただいて、健康教室、健康相談ができるということで健康づくりも行える。実家の茶の間のお昼が楽しみで行くのだが、その前後に健康相談ができるということが大変重要だと思った。
 昨日もこども食堂の関係者の方においでいただいたのだが、こども食堂を各地域で工夫をしながら開いていただいており、大変ありがたい。これはこども食堂という名前はついているが、別にお孫さんを連れたおじいちゃん、おばあちゃんが行ってもいいし、お母さん、お父さんが行ってもいい。そのような面では、地域の皆様から食材を提供いただいたり、あるいはフードバンクから食材を提供いただいたりと、みんな工夫してここまでやってくれているのだと思う。このようなことを行政ももっとしっかりと把握をし、お互いが支援し合うという関係をつくる。特に新潟の場合、健康ということを今は言っているので、こども食堂で健康情報を届けられないか、あるいはこども食堂に保健師が行くことで子どもの健康状態も把握できるという部分も出てくるのではないかと思っている。このような民間の方が大変頑張っていただいているものを、我々は最大限情報を把握して、そして一緒に頑張っていくということが大事だと感じている。

質問8

下水道について

発言者

 公園の脇の下水道は落ち葉が詰まり、それを取ろうとしても蓋がどうしても外れず取れない。その度に建設課にお願いしているのだが、1年に1回か2回、定期的に見て回っていただきたい。

市長

 下水道は、落ち葉や土砂が詰まるということで、危険箇所は下水道の担当が把握はしているのだが、先日も西区で海のほうへ落とすところが詰まって水がたまって、一時期は子どもたちが歩けなくなったということがあった。そのような面で、そのような問題箇所は定期点検をしているのだが、頻度が問題だということだと思う。今後、台風シーズンなどには危ないところの点検を強化するということにしているが、まだまだ人手が足りない。そのような面では、地域の方から、ここはすぐに落ち葉がたまるといったようなことを区役所に教えていただいて、できるだけ迅速に動く。これからは、現場を知るということが何よりも大事なので、皆様からの情報を区役所がしっかり受け止めて、区役所の下水道で済むところは区役所、下水道事務所へつないだほうがいいときは下水道事務所へつなぐということで、できるだけきめ細かく対応したい。ここが危ないのだという情報は地域の皆様が一番よくご存じなので、そこでも情報共有を図らせていただきたい。

質問9

食塩の購入量を減らす取組みについて

発言者

 市長が説明した資料のスライドが全部で28枚あったが、不健康の原因が具体的に書いてあるのは20番だけだった。そして、その対策についてはどこにも書いていない。これは、食塩が多い食べ物の購入量を減らすために具体的にどうすればいいかということが一番大事だと思う。一つの案として、私は経済特区を活用してはどうかと考えている。経済特区というのは普通、税金を下げるほうが多いが、食塩や加工食品には新潟市の税金が1パーセント、2パーセントかかっているという表示をしてもらって、実際に税金をかければいいと思う。そうすれば、新潟市全体の購入量が減るのは目に見える。税金を高くするということはいやがられるかもしれないが、あちこちに良い顔ばかりしていても、このような問題は解決しない。そのように何らかの方策を考えたらどうか。

市長

 具体的なご提案もいただいた。世界ではそのようなことを行っている所はあるようだ。私どもも、西蒲区で、このような料理はこのくらいの塩分で十分おいしいという減塩レシピも作らせていただいて、普及させていただこうと思っている。もう一方で、スーパーとの連携ということで、過去にも減塩コーナーを作っていただいたスーパーがあるが、残念ながら減塩と見ただけでそこを素通りするという時期だった。現在、また違うスーパーと連携をするということで話がかなり詰まっている。それは単なる減塩コーナーという出し方ではなく、工夫をするということで、その工夫をどうするかまではまだ聞いていないが、食品を売っている方の協力というのは非常に大事だと思う。また、塩分が少ない食品を食品メーカーの方に意識して作ってもらうといった運動にしていくということが大事だと思う。行政が声を上げているだけでは足りないというご指摘はそのとおりである。いきなり税金を上げるところまでは行けないかもしれないが、これは特区でやるものではなく、日本全体で取り組むべきテーマの一つだとも思う。また、世界の例はもう少し勉強させていただく。

質問10

バスの再編について

発言者

 最初、バスの再編の話が出たときに、山の下便が30何本から100本になるという話だったので、とても喜んだのだが、今はまだ30何本のままである。そして、バスカードを使うと乗り換えた後の料金がかからないという話だったが、それは1時間以内でなければならず、行きは駅で乗り換えてもその先の本数が多くあるからいいが、帰りは山の下行きのバスが次のバスまで1時間以上時間が空くことがある。そうすると、結局バス料金がかかってしまうという話を町内の茶の間で高齢者の方からお聞きした。せめて、1時間以内にバスが来るような再編をお願いしたい。

市長

 基本的には、地域の方の声を区でまとめて、それを寄せ合って新潟交通と新潟市が来年度はこういう形にしていこうと話し合い、最終決定は新潟交通が行うが、かなり新潟交通をコントロールできる形態になってきた。そのような中で、利用者数などのデータをお示ししながら、優先順位を決め、来年度はこのような形でやってみようということで改善をさせていただきたいと思っている。1時間に2本くらいしかないというところで1時間のまち割りが適用されないケースがあるという場合もあると思う。申し訳ないが、1時間に3本、4本あるということにはできないエリアもあるので、乗り継ぎのバスが何時に出るかを把握していただいて、ご注意いただきたい。改善は引き続き続けさせていただきたいと思っている。

質問11

民生委員について

発言者

 昨年、私どもの自治会の民生委員が定年ということで、代わりの方を探していたのだが、なかなか見つけることができず、区長との懇談会のときにもお話したことがあったが、今年、やっと見つけることができた。民生委員の方々は一生懸命やっているのだろうが、一人当たりの担当が相当増えているのが現状だと思う。その辺のところを考えていかなければ、今後、運営、なり手の問題ということで難しくなるのではないかと思う。

市長

 民生委員は今回改選期を迎えるということで、1年前からなり手を探していただき、本当にありがたいことだと思っている。
 今回の改選期は前の改選期よりは多少欠員が減ったが、やはりかなりの数がいらっしゃった。1月でさらにもう2、30人手を挙げていただいて、やっと前回の欠員よりは、半分以下になるという状況である。民生委員・児童委員は、本当に究極のボランティアということで、まさに善意でお願いしている。そして民生委員の方は守秘義務を持っていただいて、地域福祉の最前線で頑張っていただいているということで、本当に大変な役割だと思っている。
 そのような面で、新潟市も特に世帯数の多いところについて、民生委員協力員に民生委員と組んで守秘義務を守りつつ活動いただいている。これは新潟市が始めたものだが、全国でも協力員制度を採用するところが増えてきている。今回も多くの方に協力員になっていただいて、その協力員が次の民生委員になるという例も出ている。
 そこで、エリアをどうするかということだが、旧新潟市のまちなかが一人の民生委員の担当する世帯数が多いという状況である。合併地域は世帯数が少ないが、その代わりエリアが広く、集落が点在しているので、それはそれで大変だということで、当面、今までのやり方で行っているという状況である。今後、元気なお年寄りの方もいらっしゃるので、民生委員の定年制は一律適用しなくてもいいのではないかということを国に申し上げつつ、エリアの問題についても民生委員の会長あるいはそれを補佐する方々と、次の改選に向けて来年から話し合っていきたい。

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