ねずみについて
最終更新日:2012年6月1日
はじめに
ねずみは、食害や感染症・食中毒菌を媒介する動物であり、建物の配線をかじられることによる火災被害の原因ともなりますので駆除する必要があります。
ねずみの被害を防ぐには、整理・整頓・清掃が基本です。ねずみが寄り付かないように食べ物を密閉容器に入れて保管するなど整理整頓を行い、次にねずみの侵入口が有る場合は塞ぐ必要があります。
ねずみを駆除するための器具や殺鼠剤にはいろいろありますので、安全で効果的な駆除を行うためにもお気軽にご相談ください、ねずみ駆除に関する相談や現場指導、捕獲器の貸出しを年間を通して行っています。
新潟市で見かける主なねずみ
ドブネズミ
体長22~26cm(成獣)で、尾の長さは体長よりやや短く耳や目はそれほど大きくありません。厨房や地下道に多く、どう猛です。
クマネズミ
ドブネズミよりやや小型で、尾の長さは体長とほぼ等しい。
都市のビル等には多く見られ、室内では比較的高い場所で活動します。食性は主に植物質のものを好みます。ドブネズミと比べるとかなり臆病です。
ハツカネズミ
体長が5~7cmの小型で、ドブネズミやクマネズミの子と間違えそうですが、足や尾が細く全体に均整が取れています。
ねずみの習性
- 警戒心が強い
- 環境に適応する能力が高い
- 夜間に活動する
- 通路が一定している
- 集団で縄張りをもっている
- 巣を作る
ねずみの被害
- 感染症などを媒介する
- イエダニに刺される
- 建物や配線などをかじる
- 不快感、恐怖感、不眠症などを引き起こす
ねずみの駆除方法
ねずみの住みつきにくい環境づくり(環境的駆除)
ねずみのエサとなるものを放置しない
食品類はふた付きの容器に収め、夜間放置しないようにしましょう。生ごみ類は速やかに処理し、ふた付きのごみ容器に入れましょう。
通路をふさぐ
排水口、通気口などは、ねずみが入り込めない構造とし、配管のすき間、壁などにできたネズミ穴はふさぎましょう
巣を作らせない
巣の材料となる紙や布類などを整理し、潜み場所となりやすい押入れや床下、下水周辺、物置などを定期的に清掃しましょう。
ねずみを捕獲する(物理的駆除)
かごによる方法
ねずみが食べなれているものを餌として使い、ネズミの通路の近くの物かげなどに3日以上続けてしかけます。
粘着シートによる方法
ねずみの通路などに、カゴ同様、連続して3日以上仕掛けます。
毒エサによる駆除(化学的駆除)
クマリン系殺そ剤
血液凝固阻止作用を持つ薬剤で、約3から7日間連続して食べさせると致死効果があります。
急性殺そ剤
一度に致死量を食べさせると効果があります。
なお、駆除の際は、次の点に注意しましょう。
毒餌は、子供やペットが誤って食べないように、保管に注意しましょう。駆除した後は死体の発見に努めましょう。夏季は死んだねずみが腐り、異臭やハエの発生など二次被害の恐れがあるのでお勧めできません。
ねずみの被害を防止する3つのポイントは
- エサを与えない!
- 侵入路を塞ぐ!
- 巣を作らせない!
の3原則を守ることが基本となります。
ねずみの捕獲器具の貸出
トラップタイプの圧殺式【はじきワナと捕獲式【カゴ】の2種類を準備しています。どちらも機能的に一長一短があり、屋内状況や被害状況に応じて使い分ける必要がありますが、夏季にはこのトラップタイプでの駆除をお勧めします。基本的に器具の貸し出しは、相談者の皆様より来室頂き、設置方法等をご説明した上で貸し出しております。また、ご高齢等で来室いただけない場合は駆除指導に自宅まで訪問させていただき指導いたしますのでご相談下さい。
ねずみの被害を個人で対応する防除・対策を紹介しています。
市民の皆様へねずみ駆除に対する疑問をQ&Aにしてみました。
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このページの作成担当
保健衛生部 保健所環境衛生課
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号(新潟市総合保健医療センター3階)
墓地・斎場に関すること 電話:025-212-8263
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