入浴中の事故に注意してください
最終更新日:2023年2月10日
- 新潟市では年間250名以上の方が入浴時の体調変化が原因で救急車を要請しています。そのうち、100名以上の方が亡くなっています。
- 入浴中の事故は11月から3月に多発し、温度差が激しい冬季は特に注意が必要です。
- 事故を防ぐポイントをしっかりとおさえて、安全に入浴しましょう。
入浴事故の概要について
寒い冬にお風呂に入り、ゆっくり温まるのはほっとするひと時ですが、その入浴はリラックス効果だけでなく、想像以上に体への負担が大きいです。
令和4年中は市内で349名が入浴時の体調変化が原因で救急車を要請し、そのうち136名の方が亡くなりました。年齢別では、発生者数・死亡者数ともに約7割が75歳以上の方でした。
特に高齢者は生理的機能の低下などがあるため注意が必要です。そのほか、高血圧や高脂血症、糖尿病などの持病がある方も注意が必要です。
事故原因は?
- 暖かい部屋から寒い浴室への移動や、寒い浴室から熱い湯船に入る、などの急激な温度変化により血圧が大きく変動し健康被害を起こす、いわゆる「ヒートショック」が主な原因と言われています。
- 入浴時にはかなりの発汗があるため、想像以上に体の水分が失われて脱水状態となり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になります。
入浴事故を防ぐポイント
- 入浴前に浴室や脱衣所を暖めておく
- お湯の温度は熱すぎず(目安は41℃以下)、浸かる時間は10分以内に
- 体調が悪い時や、飲酒後、食後、服薬後すぐの入浴は避ける
- 湯船から出るときは、手すりや浴槽の縁などをもって、ゆっくり立ち上がる
入浴中の事故防止チラシ(A4版)はこちら(PDF:142KB)
※入浴中の事故の原因、入浴中の事故を防ぐポイントをイラスト付きでチラシにしました。
浴室内で事故が起きた時の対処法
- 意識がなければ、すぐに浴槽から引き上げる。しかし救助者が少ない等で引き上げられない場合は、溺水防止のため、あごが下がらないように手で支え、すばやく浴槽の栓を抜く。
- すぐに救急車を呼ぶ。
- 浴槽から引上げ、普段どおりの呼吸が無い場合または判断に迷う場合は心肺蘇生法を行う。
応急手当を身につけましょう
いざという時に応急手当が行えるよう、救命講習を受講しましょう。
新潟市では、毎月各消防署で救命講習会を開催しています。
※上記リンク先から、各消防署で開催予定の各種応急手当講習会の日程が確認できます。
関係リンク先
冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください(外部サイト)
消費者庁ホームページにリンクします。
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