教員を志す人へ

最終更新日:2022年11月2日

学校園で働く魅力~表彰された皆さんの学校・子どもたちへの思い~

令和4年10月4日(火曜)新潟市教育委員会表彰の表彰式を行いました。
表彰された皆さんから、これまでの経験を踏まえて、学校園で働くことの魅力を語っていただきました。


令和4年度 新潟市教育委員会表彰 表彰式

「私たちの総合、本当に地域の人たちのお宝になったよね。自分たちでつくっていく総合、すっごく楽しかった。もっともっとみんなとこの総合を続けたい。」子どもと共に答えのない問いに対峙し、真摯に学びに向き合い続けていると、心が震えるような最高の言葉と出会うことがあります。教師人生で、多くは体験できないであろうこのような瞬間こそが教職の醍醐味なのだと思います。子どもたちと共に本気で学び、成長し続けることができる、そんな素敵な仕事と出会えたことを幸せに思います。

小学校教諭

同じ学習内容でもいろいろな指導法があり、子どもによっても手立てが変わってきます。これまでに、失敗することも数知れず。でも、先輩後輩関わらず、先生方とたくさん議論して、授業を作り上げることはとても楽しいです。そして、子どもたちは、いつも全力で向かってきてくれます。子どもたちの「できた!」、「分かった!」というときの笑顔が何よりのやりがいです。子どもと共に、自分自身も成長することができる素晴らしい職業です。

小学校教諭

「国語で学習した詩の入った本(詩集)を図書館で見付けて読んでみたよ!」「理科で学習した星座を家でも観察してみたよ!」と、うれしそうに聞かせにきてくれる子どもたちの姿に喜びとやりがいを感じます。もしかしたら、子どもたちにとって新しい世界への扉を一緒に開くことができたのでは・・・と思えるからです。どの子にも、新しい世界の扉が開かれるわくわく感を味わわせたい。そのような思いで日々、試行錯誤しています。
小学校教諭

学校にはたくさんの「出会い」があふれています。子どもたちはもちろん、保護者の方々や地域の方々、職員同士など「人との出会い」、そして日々の授業や行事の中での「物事との出会い」さらに、うれしい、悔しいなどと単純には表すことができない、教員だからこそ感じることができた「新たな気持ちとの出会い」。たくさんの出会いに感謝し、日々子どもたちとともに歩んでいます。子どもたちを下からそっと持ち上げ、背中を少し押してあげられる、こんな幸せは教員だからこそ味わえる醍醐味です。

小学校教諭

教員を志した理由は、私が小学生の時の担任の先生にあこがれ、その先生のようになりたいと思ったからです。それまでは、勉強はあまり得意ではありませんでした。しかし、担任の先生が変わり、時刻表を使った都道府県と列車の時刻を計算する学習がとても楽しく、積極的に都道府県や列車を調べるようになると、授業で先生や友だちに褒められ、認められるようになっていきました。学習が楽しいと思えるようになるといつしか私もその先生のようになりたいと思うようになりました。教員になった今、その時の思いを忘れないように教材研究に取り組んでいます。生徒から「今日の授業は楽しかった。よく分かった。」などの反応はやりがいを感じます。そして、大学に進学した教え子に再会し、「先生みたいな先生を目差し、教育学部に進学しました。」と報告を受けました。教員は自分と同じ経験を広げられる素晴らしい職業です。

中学校教諭

ついこの間、教職についたと思ったら、あっという間に37年も経っていました。学校で子どもたちと過ごす日々は、超多忙かつ大変なことも多い。にもかかわらず、この歳になってもなぜか爽やかな充実感とともに毎日過ごせている…。「教員」とは、もちろん子どもたちに「教える」のが仕事ですが、むしろその何倍・何十倍ものエネルギーや気づき・学びを日々子どもたちからもらい、ともに成長していくことができる仕事。「推し」の職業です。
中学校教諭

教員になってすぐ、事務の先生から「生徒さんの後ろには、ご両親がいて、おじいちゃん、おばあちゃんがいて・・・。みんな大切に育てられてきたんだよ。だから、私達も大切に、大切に、育てたいよね。」と言われました。思春期の中学生の対応は時に難しさを伴うものですが、3年生になると、本当に思いやりあふれる大人になって卒業していきます。ご家族のことを思いながら、大切に、大切に。卒業したら、たくさんの人に愛されますように。そう思いながら奮闘する毎日です。

中学校教諭

中学校教員として18年が経ちました。「先生、あの時、ありがとうございました」「先生からの一言で人生変わりました」などの言葉をもらうと、教師になってよかったと実感します。柔道大会、進路の相談、就職の報告、結婚式に参列、さらには教員としての教え子など、卒業した後も、教え子たちとつながっています。それだけ、子どもたちの人生を大きく影響する職業だと自分を振り返ると感慨深く思います。だからこそ、教える身の自分は、いつまでも学び続けて常に成長することが大切です。若い人たちに負けずに、子どもたちのハートに火を灯し続けることができる人間として生きることができるよう学び続けていきたいと思います。

中学校教諭

様々な場面で見せてくれる「中学生の本気」は世界で最も美しいものの一つだと思います。もちろん、葛藤場面では悩み、模索することも多いです。しかし、そこに立ち会うことを通して、自己を見つめ、友や家族に思いをはせ、地域や社会に目を向けるようになります。そこで得た、共に乗り越えた喜びは、これからも「生きること」を支え続けてくれることでしょう。

中学校教諭

担任する学級では、お互いの良いところを伝えあう場面を大切にしてきました。中学生ならではの悩みを抱えながらも、うまくいかないことを乗り越え、集団がまとまっていく姿を見ると、生徒を誇らしく思います。生徒にこんな風になってほしいと思う気持ちは鏡のように、自分がどんな風でありたいかを考えさせてくれます。忙しい毎日ですが、困ったときは職場の先輩方が力になってくれます。仲間として働ける日を楽しみにしています。

学校教諭

児童生徒一人ひとりに合わせた授業、指導内容、教材をいつも考えています。こんな力を育てたい!こんなグッズがあればきっと主体的に授業に取り組める!ひとつの授業のねらいを達成させるための準備に時間を費やしますが、この準備こそが私たち、特別支援学校の教員のやりがいです。学年で何度も話し合い、協力して教材を準備したことで、児童生徒がねらいを達成したり、できることが増えたりした時、教員をやっていてよかったと心から思える素晴らしい職業です。

特別支援学校教諭

日々来室する子どもたちとの関わりを通して、子どもたちにとって何が必要か、また将来に向けてどんな力をつけてほしいか…などを考え、寄り添う対応をしている中で、子どもたちが自ら前進する姿をそばで感じるととてもうれしくなります。そんな成長を身近で支え、見守ることができる素敵な職業です。「保健室」は子どもたちの心身の健康を支える場所です。養護教諭の職務は多岐に渡りますが、「健康」を見据えて系統的につながる内容も多く、やりがいを感じています。

小学校養護教諭

「おかげで授業がやりやすくなったよ」先生方からこの言葉をかけていただいたことがあります。各教室にICT機器を揃えた際にいただいた言葉です。限られた予算の中で環境を整備することは職務のほんの一場面ですが、あのような言葉をかけてもらえると、とてもやりがいを感じます。また、環境を整えたことで、一生懸命取り組み、笑顔いっぱいに活動する生徒の姿を目の前で見ることは、他の業種にない楽しさです。ぜひ学校で、事務職員として、働いてみませんか。 

中学校主事

用務員として学校で働いている中で一番の喜びは、もみじのような小さな手が卒業するころには大人に負けない位の大きな手に成長する様を身近で見られることです。屈託のない笑顔で話しかけられると疲れを忘れるほどです。そんな児童の安全を守ることが大きな使命と考えています。元気に登校し、無事に下校する当たり前の生活が毎日できるよう、これからも教育環境の整備に努めてまいります。

小学校用務員

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教育委員会 学校人事課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3239 FAX:025-226-0065

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