北区役所だより 第282号(平成31年1月6日) 1ページ
最終更新日:2019年1月6日
今年も無病息災を願って
神楽は「神座」(かみくら、かむくら)が語源と言われ、神域で行う歌舞のことを言います。その中で、獅子頭をご神体として舞う芸能が獅子神楽(神楽)です。
昨年11月25日の「北区伝統芸能文化の祭典」では、北区に伝承する神楽のうち、活動休止中のものを含め、20のお頭が大集合。多くの人がお頭に頭をかんでもらい、厄払いをしていました。
神楽が舞う春・秋のお祭りに足を運び、地域の宝「神楽」に触れてみませんか!
- 下土地亀の神楽
- 新崎伊佐弥神楽
- 嘉山の神楽
- 木崎の神楽
- 長場の神楽
- 濁川大和神楽
- 鳥屋の神楽
- 高森新田の神楽
- 竹の通りの神楽
- 正尺の神楽
- 長戸呂の神楽
- 大月の神楽
- 内島見の神楽
- 他門の神楽
- 浦木の神楽
- 高森の神楽
- 大瀬柳の神楽
- 山飯野の神楽
- 上大月の神楽
- 御山伊佐弥神楽
地域が守る 変わらぬ願いの舞
北区長 若杉 俊則
あけましておめでとうございます。
区民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
北区には、神楽舞、太鼓や盆踊りなどの多くの伝統芸能が継承されています。特に神楽舞は、県教育委員会の調査によると、市内39件のうち北区に29件が集中しています。その中でも獅子神楽が25件伝承されています。すでに活動休止のものもありますが、多くの地域で継承され、家内安全を祈願し正月に各家庭をまわったり、神社の祭礼に奉納しています。
昨年、北区音楽文化の祭典として開催しました北区郷土博物館50周年記念事業「北区伝統芸能文化の祭典」では、太鼓や盆踊りとともに6団体の舞が披露されました。また、貴重な神楽のお頭も展示させていただきました。保存会の方々から、五穀豊穣、悪魔退散、子孫繁栄や家内安全を祈願して舞われ始めた等の由来をお聞きし、今も昔も、人々の願いは一緒であると感じました。
北区におきましても、五穀豊穣はもとより特産品である「しるきーも」等の「農産品のブランド化」や「複合営農」における施設園芸のICT(情報通信技術)化を今まで以上に推進し、農業の収益性向上に向けた支援を継続的に行います。また、深刻な少子高齢化や急速に進む人口減少に対しましては、地域の皆さまのお力をお借りしながら「支えあいのしくみづくり」「切れ目のない子育て支援」「健康寿命の延伸のためのもの忘れ検診」「介護予防のための専門職派遣」等に積極的に取り組んでいきます。
区ビジョンの基本方針である「自然・活力・安らぎにあふれるまち―住みたくなるまち 北区―」を目指して職員一同も区民の皆さまとともに力を尽くしてまいりますので引き続きのご支援とご協力をお願いいたします。
新しい年が皆さまにとりまして幸多き年となりますことを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。