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中央区役所だより 第326号(令和2年11月1日) 1ページ

最終更新日:2020年11月1日

・新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、一部イベントなどが中止・延期、施設が休館となる場合があります。事前に各問い合わせ先へ確認してください。 ※掲載情報は10月26日時点のものです
・本誌掲載のイベントの会場では、マスク着用(乳幼児を除く)をお願いします。
・受付などで検温および手指の消毒をお願いする場合があります。
・イベント当日、体調に不安がある方は、参加をご遠慮ください。

豊かな潟を後世に語り継ぐ とやの物語2020

 鳥屋野潟の魅力を満喫できる「とやの物語」は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、今年度は、現地でのイベントは中止しましたが、鳥屋野潟周辺の環境について理解を深める取り組みを、形を変えて行っています。今号では、その活動のようすなどを紹介します。
問い合わせ 同実行委員会事務局(窓口サービス課内、電話:025-223-7168)

(1)鳥屋野潟出前講座

 さまざまな切り口で鳥屋野潟に関する情報を発信し、子どもたちの理解を深め学習の一助とするため、出前講座を実施しています。今回は、これまでに実施した3つの小学校の講座を取材しました。

水環境を守ろう 桜が丘小学校

 9月16日、同小の4年生を対象に、鳥屋野潟の水質の移り変わりや、家庭でできる生活排水の処理の仕方などについて、市環境対策課の職員が講師となり講座を開催しました。講座の中では、昭和40年代に鳥屋野潟周辺で急速に都市化が進み、ごみが増えて水が汚れていったこと、その後の下水道整備や生活排水対策で徐々に水質が改善されたことなどが説明されました。また、生活排水に関するクイズで、汚れの多くは台所の水が占めていることがわかると、多くの児童が驚いたようすでした。講座を受けた周防(すおう)洸太さんは、「今でも潟の周りでごみが捨てられていることに驚きました。潟を守るために、自分でもごみ拾いをしていきたいです」と話していました。

桜が丘小学校

生き物に親しもう 女池小学校

 9月18日、同小の3年生を対象に、鳥屋野潟に生息する生き物について、鳥屋野潟公園の浅野涼太さんが講師となり講座を開催しました。
 動物が餌を食べた痕跡の見つけ方や、生き物が生息することのできる場所「ビオトープ」について説明がされ、児童たちはメモをとりながら真剣な表情で話を聞いていました。講座の最後には、「人に害を与える昆虫はいるのか」「危険な生き物はどうやって見分けるのか」などの質問が飛び交いました。講座を受けた大坂楓華さんは、「鳥屋野潟には何度も行ったことがありますが、こんなにおもしろい生き物がいるとは知りませんでした。今度遊びにいったら、今日教えてもらった生き物をたくさん見つけたいです」と話していました。

女池小学校

歴史から潟の未来を考えよう 笹口小学校

 10月5日、同小の6年生を対象に、鳥屋野潟の歴史と今後の役割について、とやの物語実行委員の菅原正憲さんが講師となり講座を開催しました。
 講座では、鳥屋野潟の歴史として、潟が亀田郷の遊水池として機能していたこと、潟周辺が海抜より低く排水ができないため、「地図にない湖」と呼ばれ、腰まで水に浸かりながら農作業をしていたことなどが触れられました。また、都市化が進むごとにごみが増えたり、水害が発生したことについて、「過去の出来事は変えられないけど、未来は自分たちで変えられる。鳥屋野潟が都市と共存していくために、できることを考えましょう」と呼びかけました。講座を受けた田邉千皓(ちひろ)さんは、「鳥屋野潟は憩いの場となっているだけでなく、水害からも街を守ってくれていて、この地域に欠かせないものだとわかりました」と話していました。

笹口小学校

(2)「とやの物語2020」パネル展 11月30日(月曜)まで

 これまでの鳥屋野潟に関する取り組みを後世に伝えるとともに、未来を考えるきっかけとなるよう、歴史や環境などさまざまな情報をまとめたパネルを展示します。
会場 食育・花育センター1階アトリウム(いくとぴあ食花内)

(3)鳥屋野潟映像教材をYouTube(ユーチューブ)で公開中

 鳥屋野潟の今昔、自然や生き物、人々の暮らしなど、後世に残したいさまざまなテーマの短編映像を作成し、出前講座などで活用しています。ぜひご覧ください。

映像はこちらから

取材レポート! 地域一丸で森づくり 西海岸公園でマツの苗を植樹

 10月10日、西海岸公園内の海浜植物園周辺にクロマツの苗を植樹する「汐見台区民協働の森づくり」が行われ、関屋中の生徒や地域の皆さん約150人が参加しました。
 汐見台周辺の海岸林を再生し、地域を強風や飛砂から守ろうと実施している取り組みで、今年で8年目になります。

汐見台区民協働の森づくり

 前日まで心配された台風の影響も少なく、時折晴れ間ものぞく中、全員で手際よく丁寧に植樹していき、30分ほどでクロマツの苗630本を植樹することができました。なお、9月29日に、浜浦小4年生が総合学習の一環として、クロマツの苗を200本植樹し、今年度は合計830本の植樹を行いました。
 地域の皆さんの中でも、事業開始当初から活動しているのは、浜浦小学校区コミュニティ協議会の方々です。会長の田村良三さんは、「活動を続けるうちに、地域の皆さんが防風林の役割を自ら勉強するようになりましたし、毎年来てくれる浜浦小の児童もいて、ありがたいですね。浜浦地域は、小学校・中学校・大学が近い文教地区であるため、まずは安心・安全を第一に、今後も地域の特色を生かしたまちづくりをしていきたいですね」と話していました。

会長の田村良三さん

「マツの成長を、写真を撮って見守ってほしいです」と参加した皆さんに呼びかけました。

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