言わずと知れた新潟の味「のっぺ」
最終更新日:2012年6月1日
「のっぺ」は、里芋でとろみをつけ、小さく切ったにんじん、ごぼう、しいたけ、ぎんなん、鶏肉などを薄いしょうゆ味の出汁で煮た新潟の代表的な家庭料理です。お正月の定番ですが、お盆やお祭りのときなど一年中食べられています。夏は冷やして、冬は暖かいままなど、さまざまなスタイルで食べることができます。新潟市内の小料理屋や割烹、居酒屋などの飲食店でも味わえます。
入れる具材や味付けは各家庭で異なり、同じ「のっぺ」でもその味はさまざまです。下記のレシピを参考に、自分好みの「のっぺ」を探してみませんか?
「のっぺ」のレシピ
材料 4人分
材料A
里いも(中)4個
にんじん2分の1本
干ししいたけ4枚
こんにゃく2分の1枚
かまぼこ2分の1本
ちくわ1本
たけのこ水煮1本
鮭1切れ
なめこ1パック
なると4分の1本
材料B
とりにく100g
ぎんなん10個
イクラ大さじ1
さやえんどう少々
しょうゆ大さじ1
塩小さじ1
煮干し1本
砂糖小さじ1
cooking DATA
所要時間
20分
栄養(一人あたり)
カロリー/195kcal
塩分/1.9g
脂質/3.6g
作り方
1.干ししいたけを水かぬるま湯で戻す。
2.干ししいたけの戻し汁に煮干しを入れて、水1500から2000cc程度を加え、だし汁を作る。
3.里いも・にんじん・しいたけ・こんにゃく・かまぼこ・ちくわ・たけのこを短冊に切る。
鮭・とりにく・なるとは食べやすい大きさに切る。
4.鍋に材料Aを入れて、だし汁と塩を加えて煮る。(だし汁が足りないようであれば、水を加え材料が浸る程度にする。)
5.煮立ったら材料Bを入れて、しょうゆ、砂糖で味を調える。
*しょうゆを多く入れすぎると黒くなるので、味が薄かったら塩を入れる。
*出来上がりを器に盛りつけたら、好みでイクラ、別にゆでたさやえんどうをのせる。
●夏場は、冷蔵庫で冷やして食べてもおいしく召し上がれます。
家庭に根ざした、ポピュラーな郷土料理。
のっぺは、お正月をはじめ、お盆や行事、お祭りなど一年中食べていましたね。冠婚葬祭にも出されました。冬は温かいまま、夏は冷蔵庫で冷やして食べてもおいしい。どこの家でもよく作り、よく食べるから家々の味がありますね。里いも、その他ににんじん、しいたけ、こんにゃくが入っているようですが、具も、切り方もそれぞれ違うようです。
おいしく作るこつは里いものぬめりをとって、固いものから順に煮ていくこと。こんなに具だくさんだけど、のっぺの具は地元でとれたものばかり。鮭だって阿賀野川を上ってきたし、たけのこは近くに生えていたし。昔はしいたけやなめこも自分の家で作る人が多く、うちにもしいたけの木があって、寒くなるとお風呂場に入れた思い出があります。
お話:農村地域生活アドバイザー
江南区横越・江口悦子さん
ここがポイント!新潟の食材
里いも
新潟の里いもの特徴は、丸くて適度なぬめりがあること。色の白さときめ細かい肉質で、煮込んでも煮くずれしません。秋から冬にかけて、新津地域で盛んに栽培されています。
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