“年取りの魚” 鮭を堪能「氷頭なます」
最終更新日:2012年6月1日
材料|4人分
塩鮭の頭1匹分
大根(中)1本
イクラスプーン2杯(20g)
ゆず少々
調味料(酢2分の1カップ、砂糖2分の1カップ、塩一つまみ)
cooking DATA
所要時間
15分
栄養(一人あたり)
カロリー/96.5kcal
塩分/4.1g
脂質/1.5g
作り方
1.大根はおろして軽く塩をふり、ざるに入れて水をかけて水気を切る。
2.塩鮭の頭の氷頭の部分を薄切りにして、酢(分量外)の中につけておく。
3.調味料を混ぜ合わせ甘酢を作り、大根おろしと氷頭を和える。
4.食べる直前にイクラと千切りにしたゆずをのせてできあがり。
新潟のお頭は、鮭じゃなきゃダメ!
新潟では、鮭をあますところなく食べる食文化と知恵があります。また、信濃川・阿賀野川など、地元でとれた魚でしたから“年取りの魚”として食べる習慣がありました。そんな理由で、お頭は鮭じゃないとダメなんです。しかも「氷頭なます」は鮭の「お頭」を食べるわけだから、お正月には必ず作っていたけど、冠婚などお祝い事にも欠かせません。昔は自分の家で結婚式をあげたので、ふるまいで出されましたね。また、鮭は秋に上ってくる魚だから「刈り上げ」の行事にも付きものだったんです。
おいしく作るこつは、良く切れる包丁で鮭の頭を薄く切るに限ります。また、塩でもみ、酢に漬けておくと冬の間くらいは持ちますよ。
お話:農村地域生活アドバイザー
中央区女池・大坂昌子さん
ここがポイント!新潟の食材
大根
新潟市の海岸線の砂丘畑では大根の栽培が盛んです。9月末頃から12月くらいにかけて出荷されます。大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれており、胃にやさしい野菜です。
このページの作成担当
農林水産部 食と花の推進課
〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル6階)
電話:025-226-1794 FAX:025-226-0021
