「有機栽培とフードテック」分科会開催レポート

最終更新日:2024年4月1日

「有機栽培とフードテック」分科会開催レポート

令和4年1月25日、新潟フードテックコミュニティの分科会第1弾として、「有機栽培とフードテック」をテーマにしたセミナーを開催しました。
昨今何かと話題の「有機栽培」について、フードテックの観点から深掘りしました。当日は、有機栽培のリアルな現場や、微生物と植物の関係性、有機栽培野菜の需要動向、そして農業政策に関する行政の取組について第一線で活躍している方からお話をいただきました。
それでは、開催レポートをお届けします!

開催の経緯

新潟市では、スタートアップへの新たな支援について、2019年より検討を重ねていました。着目したのは、新潟市内の産業構成及び域内サプライチェーンです。
(1)食品製造業や食品小売、飲食店など、いわゆる食関連産業が、事業所ベースで、全体の約2割を占める。
(2)農林水産業、食料品製造業、卸売・小売業や飲食業等サービス業の間において域内サプライチェーンが形成されている。
この食関連産業を刺激することで、スタートアップとの協業や、新たなスタートアップが誕生する環境づくりができないか、と考えた時、出会ったのが、今、にわかに注目されている「フードテック」です。
新潟市では、フードテックをテーマにウェビナーを開催することで、この無限の可能性が広がっている新規分野への興味を持ってもらうことを目的としています。

有機栽培の取組 新規就農から現在まで 協同組合人田畑 代表理事 船久保 栄彦 氏


発表の様子

協同組合人田畑 代表理事 船久保 氏より、新規就農に至る背景や、有機栽培を始めたきっかけをお話頂きました。しっかりとした理念を持って農業に取り組む氏の姿勢に感動された聴講者が多くいらっしゃいました。

オーガニック肥料と有機農業 REBIRTH食育研究所 代表 村井 康人 氏


発表の様子

REBIRTH食育研究所 代表 村井 康人 氏より、自社オーガニック液肥商品「MOO&PLANTS」の紹介と、何故、今有機栽培が注目されているのか、科学的見地から解説頂きました。土中の微生物と植物の共生について興味を持った、という意見が聴講者から出ていました。

ナチュレ片山での有機野菜の需要 片山商事株式会社 ナチュレ片山 本店 店長 石田 良平 氏


発表の様子

片山商事株式会社 ナチュレ片山 本店 店長 石田 良平 氏より、ナチュレ片山での有機野菜の需要についてお話頂きました。年々右肩上がりで売上が伸びていく様子をご紹介頂き、有機野菜の需要が新潟でも伸びていることがわかりました。聴講者からは、安心して有機野菜が買えるお店で、大変心強い、との意見もいただきました。

新潟市のスマート農業の取組みと、みどりの食料システム戦略への対応事例 新潟市 農林政策課


発表の様子

新潟市農林政策課より市のスマート農業の取組と、農林水産省が発表したみどりの食料システム戦略への対応事例について発表しました。聴講者からは、もっとスマート農業の事例が知りたい、という意見を頂きました。

終わりに

このページの作成担当

経済部 産業政策・イノベーション推進課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル5階)
電話:025-226-1610 FAX:025-224-4347

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで