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第322号(令和2年9月6日) 1ページ

最終更新日:2020年9月6日

新潟の特急・急行
ー優等列車の地域史ー

10月19日(月曜)まで新津鉄道資料館で開催中

 1961(昭和36)年、新潟県を通る初めての特急、「白鳥」(大阪ー青森・上野)が運行を開始し、1962(昭和37)年には、電車特急「とき」(上野ー新潟)がデビューしました。1960年代から70年代には、特急・急行は全盛期を迎え、多様な列車が設定されました。特急「とき」は等間隔で設定され、利便性の高いエル特急となり、最大14往復で新潟と首都圏を結びました。1982(昭和57)年に上越新幹線が開業すると、在来線特急・急行は再編されました。
 本特別展では、新潟県内を走行した特急・急行・準急などの優等列車に焦点をあて、新潟県における優等列車の盛衰を描くとともに、それらの動きから見えてくる地域の歴史についても紹介します。

【写真】急行「佐渡」、特急「とき」

急行「佐渡」(左)

上野ー新潟間を上越線経由で結ぶ急行として1956(昭和31)年運転開始。1962(昭和37)年に電車急行となった。

特急「とき」(右)

1962(昭和37)年運転開始。
上野ー新潟間を上越線経由で結んだ電車特急。
運転開始当初の所要時間は4時間40分。

特急「いなほ」(下)

1969(昭和44)年運転開始。上野ー秋田間を上越線経由で結んだ初めての特急。
【写真】特急「いなほ」

特急「白鳥」(下)

1961(昭和36)年運転開始。大阪ー青森間、大阪ー上野間を結んだ新潟県を通る初めての特急。
【写真】特急「白鳥」

(写真はすべて瀬古龍雄氏撮影)

本特別展担当の新津鉄道資料館 岩野さん

【写真】新津鉄道資料館 岩野さん
新潟県内の鉄道の歴史を、特急、急行など優等列車に注目して整理してみた特別展です。1960年代から1970年代に県内を走った在来線特急、急行の多彩さや本数の多さに驚かされます。

優等列車について当時の様子を伺いました

 お話を伺ったのは、優等列車に車掌として乗務していた佐々木さん(現新津鉄道資料館解説員)

【写真】佐々木さん

どのような優等列車に乗務されていましたか?

 上野行きの「佐渡」、「とき」や大阪行きの「雷鳥」、「越後」、青森行きの「白鳥」や「きたぐに」、仙台行きの「あさひ」など、さまざまな優等列車を車掌として経験しました。車掌は終着駅まで長時間乗務し、終着駅で宿泊することがほとんどでした。

当時の新津駅の様子はいかがでしたか?

 新津駅は優等列車のほとんどが停車する主要駅で、全国的にも有名で大変なにぎわいをみせていました。

優等列車の車掌時代にはどのような苦労がありましたか?

 当時は今のような自動改札はありませんので、上野のような大きな駅では特急券や乗車券を持っていないお客様が多く乗り換えてきて、そのようなお客様は車内改札をするのですが、それがとても大変でした。1編成は12両もあったんですよ。
 ほかには、優等列車の車掌は、白の上着にネクタイ、帽子のかっこいい制服があったのですが、実は夏は暑くて大変でした(笑)。お客様が半袖でご乗車されているのに、上着を着て動き回るので、とても暑かったことを思い出します。また、冷房も車両一両ごとに調節が必要で、お客様が快適に過ごせるよう、常に巡回をして車内温度を調整していました。


 

新津鉄道資料館の紹介

開館時間

午前9時半から午後5時(最終入館は午後4時半)

観覧料

一般300円、高・大学生200円、小・中学生100円(土日祝日は無料)

問い合わせ

電話:0250-24-5700

屋外常設展示

【写真】屋外常設展示の様子

 200系新幹線先頭車両やC57蒸気機関車のほか、E4系新幹線先頭車両、485系電車先頭車両など、間近にみることができます。

屋内常設展示

鉄道のまち新津ゾーン

鉄道のまち新津ゾーン
昔の券売機や制服など、見ているだけで鉄道の歴史を感じる資料を展示しています。今は見られない、懐かしいものがたくさんあります。

鉄道の技術と新潟・新津ゾーン

鉄道の技術と新潟・新津ゾーン
蒸気機関車・電気機関車・電車・新幹線の仕組みなど資料展示のほか、電車運転シミュレータなどの体験もできるので、お子様も楽しめます。

新潟・新津の人々と鉄道ゾーン

新潟・新津の人々と鉄道ゾーン
新潟に関する列車や、かつて活躍していた新潟県内の廃線、鉄道の安全対策などに関する資料を展示しています。新津の人にとって、いかに鉄道が重要なのかがわかります。

コレクション展示ゾーン

コレクション展示ゾーン
保線車両や各種連結器など、他では見られない貴重なコレクションを展示していて、見どころ満載です。



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