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第285号(平成31年2月17日) 1ページ

最終更新日:2019年2月17日

吉田千秋没後100年記念
特集 吉田千秋~ふるさとを愛した多才な青年~

【写真】東京府立第四中学校卒業時の千秋(17歳)
東京府立第四中学校卒業時の千秋(17歳)

 皆さんは、秋葉区出身の「吉田千秋」という人物について、ご存じですか?1971年に大ヒットした国民的愛唱歌「琵琶湖周航の歌」の原曲となった「ひつじぐさ」の作曲者として一躍有名になった人物です。
 今年は吉田千秋が亡くなって100年になります。今号では、秋葉区の宝の一つである「吉田千秋」についてご紹介します。

 吉田千秋は、1895年に秋葉区大鹿で生まれ、小学生時代と亡くなる直前の数年を秋葉区で暮らしました。自然や植物、昆虫の観察が大好きだった千秋少年はふるさとを愛しており、東京の学校に通っているときも、夏休みは大鹿で過ごしています。当時12歳だった千秋の「10日間、大鹿にいたが2日位にしか感じられなかった。東京の10日は20日位に長い。」という手記からも、ふるさとへの愛情を感じることができます。


吉田千秋 略年譜

【写真】13歳ごろの千秋
13歳ごろの千秋

    1895年 2月18日に大鹿で生まれる。

    1897年 父のいる東京へ移り両親とともに暮らす。

    1901年 大鹿の小学校に転校。

    1906年 11歳で再び東京の小学校へ転校。この頃より英語の勉強を始める。

    1914年 東京農業大学予科へ入学するも、体調の悪化から退学し、神奈川県の病院へ入院する。

    1915年 死期を悟り、大鹿へ帰郷。「ひつじぐさ」が雑誌『音楽界』8月号に掲載される。

    1917年 「琵琶湖周航の歌」が今津町(現滋賀県高島市)で誕生。

    1919年 2月24日に24歳で永眠。

千秋の残した作品

 千秋は小さい頃から多くのことに興味を持ち、外国語、動物、植物、天文、音楽、方言など、
気になったことは自分で調べ、勉強し、絵や文章にまとめていました。

【写真】千秋愛用のアコーディオン 【写真】エジソン社製蓄音機
千秋愛用のアコーディオン(左)と、エジソン社製蓄音機(右)


【写真】SHONENの表紙 【写真】SHONENの表紙 【写真】SHONENの表紙
SHONEN…11歳~17歳 手作り個人雑誌
文章やイラストなど全部千秋自身の作(全216号)


【写真】千秋が手書きでまとめたノート 【写真】千秋が手書きでまとめたノート
鳥類分類学、動物学…15歳~16歳
専門書や図鑑を参考にしながらまとめたノート
ラテン語の学名など専門的な内容が含まれている


【写真】千秋オリジナルのカルタの絵札 【写真】千秋オリジナルのカルタの絵札 【写真】千秋オリジナルのカルタの絵札
カルタ…20歳
千秋オリジナルのルールで遊んだそうだが、現在遊び方は不明


【写真】AKEBONOの表紙や見開きページ 【写真】AKEBONOの表紙や見開きページ 【写真】AKEBONOの表紙や見開きページ
AKEBONO…21歳~23歳 地元の仲間たちと作った回覧雑誌
編集長を千秋が務め、イラストやレイアウトなども担当した(全57号)
※うち47~57号は千秋没後のもの



 

「ひつじぐさ」から「琵琶湖周航の歌」へ

 千秋が18歳の時、イギリスの詩「WATER-LILIES(ウォーター・リリィ)」を自身で翻訳した訳詩「HITUJI=GUSA」が雑誌『ROMAJI』9月号に掲載されました。
 その後、賛美歌に影響を受けた千秋は、訳詩「HITUJI=GUSA」に曲をつけ、1915年に雑誌『音楽界』8月号に混声四部合唱曲として「ひつじぐさ」を発表しました。

 この「ひつじぐさ」は、『音楽界』を見た人や楽譜を書き写した人たちから次第に広まっていきます。旧制第三高等学校(現京都大学)でも、学生たちの間でよく歌われるようになりました。
 1917年、旧制第三高等学校のボート部が琵琶湖周航の途中、部員の小口太郎が詩を作り、「ひつじぐさ」のメロディーにこの詩を乗せて歌ったことから「琵琶湖周航の歌」の誕生となりました。
 その後も「琵琶湖周航の歌」は全国で歌い継がれ、さまざまな歌手にもカバーされました。中でも、1971年に歌手の加藤登紀子さんが歌ったことで大ヒットし、今も広く親しまれています。

【写真】『音楽界』の表紙と「ひつじぐさ」の楽譜
『音楽界』の表紙

【写真】『音楽界』の表紙と「ひつじぐさ」の楽譜
「ひつじぐさ」の楽譜


 

「睡蓮忌」

【写真】吉田千秋の生家に咲く「サーワトキン」
吉田千秋の生家に咲く
「サーワトキン」

 毎年、吉田邸で開催している千秋をしのぶ会「睡蓮忌」。今年は千秋が息を引き取る直前に植えた水仙「サーワトキン」が開花する時期に開催します。
 千秋は晩年を大鹿で過ごす際、祖父母に「どうせ死ぬんなら大鹿で死のうと思って帰って来ました」と挨拶したそうです。ふるさとの自然を愛した千秋の思いとともに、100年目の開花を迎える「サーワトキン」をぜひご覧ください。

日時

3月24日(日曜)午前10時から午後3時

会場

吉田千秋生家(大鹿624)※イベント時のみ公開

◆遺品展示

午前10時から午後3時

◆「みんなで歌おう」

午後1時半から3時

 指揮 藤田実さん(新潟県合唱連盟理事長)

 曲目 ひつじぐさ、花、春よ来い、朧月夜(おぼろづきよ) ほか

※千秋が11歳の時、語学研修用に父 吉田東伍が買い与えた米国・エジソン社製「蓄音機」の実演も行います

問い合わせ

「ちあき」の会(電話:0250-23-7070)

「ちあき」の会

「琵琶湖周航の歌」の原曲作曲者が「新潟県の人である」事を多くの人に知っていただくために結成し、平成13年に設立しました。 ふるさとが元気になることを願い、吉田千秋の魅力を伝える活動をしています。


 

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