薪ストーブ(暖炉等)を設置検討の方及びご使用の方へのお願い

最終更新日:2023年10月18日

はじめに


 地球温暖化対策や再生可能エネルギーへの関心の高まりから、化石燃料を使用しない環境に優しい暖房として薪ストーブ等の普及が進んでいます。また、やわらかい輻射熱や炎の揺らぎがもたらす独特の心地よさからも、自宅に薪ストーブ等を導入されるご家庭が増えてきました。
 しかし普及に伴い、その煙やにおいに関する相談が使用者のご近隣から寄せられることも同時に増えています。また、不適切な使用方法による火災の恐れもありますので、設置及び使用する際は以下のことに注意して、適切な使用を心がけてください。

薪ストーブ(暖炉等)の設置を検討されている方へ

1  機種や設置場所の検討を慎重に行いましょう

 薪ストーブ等を設置する際には、近隣に煙で迷惑をかけないように、(1)煙の出にくい機種の検討や(2)ストーブと煙突の設置位置、煙突の高さの検討を慎重に行いましょう。

2  煙突は可能な限りまっすぐ、高く設置しましょう

 煙突は垂直部分が長いと排気能力が強くなります。しかし、横に走らせる部分が多くなると排気能力が弱まり、煙の温度が下がると、煤(すす)や付着物が増えてしまいます。

3  近隣にあらかじめ説明するなど、理解を得る工夫をしましょう

 薪ストーブ等を設置する前に、近隣にあらかじめ説明するなど、理解を得る工夫をしましょう。事前にお話しをしておくことでトラブルになる可能性を減らせます。なお、近隣に呼吸器系の持病がある方がいる場合などには、設置を断念する決断も必要になります。

薪ストーブ(暖炉等)をご使用されている方へ

1  よく乾いた無垢の燃料を使いましょう

 乾燥が不十分な薪は、燃やした際に煙やにおいが出やすくなります。また、接着剤や塗料、防腐剤が使用されたものや化学処理された木材は、悪臭を発生させるほか、有害な成分が発生する恐れもありますので、燃やさないようお願いします。

2  ごみは燃やさない

 家庭ごみや建築廃材等を燃やすと悪臭や有害な成分の発生原因となるため、絶対に燃やさないようお願いします。

3  ストーブと煙突は定期的に清掃・点検しましょう

 煤(すす)が溜まっていると、使用時に風に飛ばされてご近隣への迷惑になったり、煙道火災の原因になったりする恐れがあります。専門家による定期的な清掃や点検を行いましょう。

4  火災の発生に気をつけましょう

 薪ストーブ等は火を使用するため、近くに燃えるものを置かないようにし、万が一に備えて消火器を用意する等の対策をお願いします。

5  近隣への配慮を忘れずにお願いします

 最新型の薪ストーブ等であっても、煙やにおいが発生する恐れがあります。洗濯物が干されている時間帯は控えるなど、近隣への配慮をお願いします。

さいごに

 薪ストーブ等は構造上、煙やにおいを発生させるものであることは間違いなく、まずは使用者の気遣いにより、トラブルにならないよう配慮することが必要です。ご近隣への配慮を大切にし、快適かつ安全な使用を心がけましょう。

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