教員を志す人へ

最終更新日:2023年11月13日

学校園で働く魅力~表彰された皆さんの学校・子どもたちへの思い~

令和5年10月3日(火曜)新潟市教育委員会表彰の表彰式を行いました。
表彰された皆さんから、これまでの経験を踏まえて、学校園で働くことの魅力を語っていただきました。


令和5年度 新潟市教育委員会表彰 表彰式

 できるようになったり、分かったりした時に見せる子どもの素敵な笑顔が、小学校の教員として働いている私の原動力になっています。

 現在は、子ども一人一人が自分自身の「学びのストーリー」を描くことができるように、振り返りを大切にした授業に力を入れ、子ども一人一人の学びの姿から、私自身もたくさんのことを学んでいます。

 子どもの素敵な笑顔に出会える、自分自身も成長し続けることができる、小学校の教員はそんな素晴らしい職業です。

 子どもたちが「できた」、「わかった」、「うれしい」ときの喜ぶ顔を見ること、それが私の思う、教師としての魅力、“やりがい”です。そのやりがいが次への原動力にもなります。また、様々な困難を抱えている子どもたちの成長にもかかわることができ、その成長を目の当たりにすると、満たされた気持ちになります。周囲には必死に子どもたちに向き合う先生方がいて、その先生方の達成感や満足感を支えることも、今の私の教師としてのやりがいとなっています。

 私が考える教師の魅力とは、子どもの成長に寄り添い、支えることができること、そして子どもと共に、自分自身も成長し続けられることだと思います。子どもの人生の1ページに大きくかかわるという責任と難しさはありますが、その分、やりがいも十分です。成長が感じられる子どもの言動に出会えた時、そこには、何事にもかえられない喜びと感動があります。どれだけ経験を重ねても教師の仕事には終わりがありません。これからも子どもに寄り添い、ひたむきに成長し続ける教師でありたいと考えています。

 今年は、自学級を「ONE PIECE号」と名付けました。1つのかけらが集まって、力を合わせて大秘宝を手に入れる、そんな学級への願いを込めました。一人一人の良さが自信をもって発揮できる教室にしたい!という思いは、新採用の頃からずっと変わりません。一人一人の良さが輝く教室には、いくつものドラマが生まれます。何気ない毎日の授業や休み時間に、行事を仲間と創り上げていく過程に。担任として、そんなドラマをプロデュースできることが大きな喜びです。明日を見つめて生きる子どもたちから、多くの感動をもらっています。

 私が教員を目指した理由の1つに、中学校時代の恩師の影響があります。親身になって相談にのってもらい、時には厳しく指導をしていただきました。今振り返っても感謝の気持ちしかありません。

 教員人生を振り返ってみると、卒業式などでは多くの生徒や保護者の方から「ありがとうございました」と感謝の言葉をいただくことがあります。日々の職務は大変なこともありますが、「ありがとうございました」は私にとって不思議と力が湧く言葉です。私は、教員になれて本当に幸せです。

 教師は生徒や同僚、地域と協力して、新しい取組や成果を探究し続ける、未来に直接、働きかける職業です。学校生活や職員研修では、よりよいものを目指し、日々、模索が行われます。思い描いた結果にならない時もありますが、取組の中で生徒の成長を実感し、同僚から学び、地域や行政の方との交流も生まれます。毎年、新たな気づきがあり、新たな才能と出会い、その中で自分自身も成長できることが、教職員として働く魅力です。

 「情熱」をもって何事にも取り組むことを大切に、教員生活を送っています。日々の授業で生徒が「学ぶって楽しい」と感じる授業になるように準備に取り組む。生徒の成長のため、地域の活性化のために、同僚や地域の人と一緒になって行事に臨む。自分が本気になれば、関わる人が同じ熱をぶつけてきてくれる。そんな、互いの「情熱」を交わすところに、「学校の先生」の楽しさがあると思います。改めて、「学校の先生」になって良かったと思います。

 私が教員を目指すきっかけとなったのは、「陸上競技」と「恩師」との出会いでした。まったく競技経験のない先生でしたが、勉強熱心でとても熱くまっすぐな先生でした。2年間のわずかな時間でしたが中身の濃い時間を一緒に過ごし、私自身の軸となっています。そんな出会いを経て「陸上競技」のすばらしさや先生から教えていただいたことをこれから出会うたくさんの子どもたちに、私なりに伝えていきたいと思っています。大阪と新潟、遠く離れてしまいましたが、今でも「励ましの言葉」や「あたたかい言葉」を掛けてくれます。本当に感謝しかありません。先生からいただいた教えを忘れることなく、これからも目の前の子どもたちと一緒に熱く、まっすぐに向き合っていきたいと思います。

「子どもの頃に出会いたかった大人を目指して」
 夢や希望がたくさん詰まった子どもたちの人生の物語。養護教諭は、その物語の登場人物の一人です。物語の主人公に「あなたが大切」というメッセージを伝えることができる場所、保健室で子どもと一対一で共有する時間には、どんな暗いSTORYも覆すチャンスがあふれています。養護教諭という仕事を通して、自分が子どもの頃に出会いたかった大人、そんな大人に自分がなっていけたならどんなにすてきなことだろうと思います。

 特別支援教育に携わる教員として、心掛けてきたことが三つあります。

1つ目は、子どもが安心して素直な気持ちで過ごせる居場所を作ること。

2つ目は、子どもの「できた!」「やりたい!」を裏で支えること。

3つ目は、子どもの気持ちに寄り添うことです。 

 特別支援教育の魅力の1つは、子ども一人ひとりに丁寧に向き合い、小さな成長を多くの人と喜び合えることだと思います。

 高い専門性が必要な難しい仕事ですが、「がんばりたい」と思わせてくれる環境と人々に恵まれたことに感謝しています。

 「英語で会話ができた!嬉しい!」「もっと海外の人と話したい!」そんな子どもたちの言葉を聞いたとき、「私がやりたかったことってこういうことか。」とふと気付くことがあります。と同時に「私ってこの仕事が好きなのだな。」と思います。教員になって8年。悔しいこと、悲しいこともたくさんありますが、やはり子どもたちの成長、保護者の方々、地域の方々、職員同士との出会いで得られる幸せが勝るのです。ぜひ私たちと一緒に幸せを感じてみませんか。

 入学から卒業までの3年間、様々な場面で生徒の成長する姿を見ることが出来ます。身体も心も日々大人になっていく様子を側で毎日見られることは、この仕事でないと感じることの出来ない喜びです。

 幼かった歌声の男子生徒が大人の歌声に変わっていく様子、アルトリコーダーやギターや筝など初めて演奏する楽器に目を輝かせて取り組む姿を見ることは音楽科教師として本当に嬉しいことです。これからも生徒と一緒に頑張っていきたいと思います。

 用務員は、学校によって中心となる業務が変わりますが、子どもたちの笑顔はどこへ行っても変わりません。

 樹木の選定など業務を行っていると、「お疲れ様です。」「頑張ってください。」など、子どもたちから声をかけてもらえた時は、疲れが吹き飛びます。また、棚などを修繕してもとに戻った時の子どもたちの笑顔は、何よりのビタミンパワーです。

 これからも、子どもたちが笑顔で元気に学校生活が送れるよう教育環境の整備に励みたいと思います。

 一番に考えているのは、子どもたちが安全に学校生活を送れることです。先生方と相談しながら物を製作したり、壊れたところを直したりして少しずつでも学校がきれいになっていくことにやりがいを感じます。また、仕事をしている時、「おつかれさまです」「ありがとうございます」と笑顔で元気よくあいさつしてくれる子どもたちを見ていると疲れを忘れます。子どもたちの言葉や笑顔から、また頑張れる気持ちになれる素晴らしい仕事です。

このページの作成担当

教育委員会 学校人事課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3239 FAX:025-226-0065

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