最終更新日:2020年10月8日
新潟市内事業所の「業況判断」をみると、令和2年1~3月期は令和元年10~12月期から悪化し、続く令和2年4~6月期は同1~3月期から大幅に悪化した。足元の令和2年7~9月期も大幅な悪化が続く見込みであるが、先行きの令和2年10~12月期は同7~9月期からわずかながら改善するものの、低水準で推移する見通しとなっている。
今期における他の主要項目のBSIをみると、「生産・売上」、「受注」、「出荷量」はいずれも大幅に低下し、「資金繰り」も悪化した。在庫では「製・商品在庫」は過剰幅がやや拡大したものの、「原材料在庫」は縮小した。価格では「仕入価格」、「販売価格」とも大幅に低下した。また雇用では「所定外労働時間」、「1人当たり人件費」はともに低下した。
経営上の問題については、「生産・受注・売上げ不振」の割合が最も高く、以下「先行き見通し難」、「人材不足」、「労働力不足」と続いている。
業界の動向としては、“巣ごもり需要”の取り込みにより、一部の業種では売上が増加したとの声がある一方、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、幅広い業種で受注量や客数の減少から業況は厳しい状況にあるとの声が聞かれた。さらに先行きの見通しが立たず、一層の業況悪化を懸念する声が多数みられた。
令和2年度上期 新潟市景況調査(本報告書)(PDF:2,561KB)
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