樹木の季節現象

最終更新日:2016年6月30日

樹木の季節現象 「樹木(じゅもく)には、季節現象(きせつげんしょう)があります。」

 にいつ丘陵は、季節の移り変わりがとっても豊かなところです。

 春・夏・秋・冬、それぞれの季節で植物はいろんな姿を見せてくます。中でも、樹木は芽がふくらんだり、花がさいたりします。
 その後は、実がなって、葉っぱが落ちて、休みんするという生活をしています。このような生活のスタイルは、毎年同じようにくり返されるので「樹木の季節現象」と呼ばれています。

 里山に住むこん虫や野鳥などのすべての生き物は、植物なしでは生きられません。樹木の季節現象は、同じ森に住む虫たちや鳥たちにも大きく関わっています。

 里山自然図鑑では、にいつ丘陵の主な樹木の季節現象を紹介していきます。地球温暖化によるえいきょうが心配されていますが、身近な里山の自然がどうなっているのか見てみましょう。

めばえ めばえ

かがやき かがやき

冬じたく 冬じたく

ねむり ねむり

樹木の季節現象 「その7 落ち葉のゆくえ」

秋の遊歩道 秋の遊歩道

 それは、11月13日のことでした。前の日まで続いていた小春日和の秋空が、がらりと黒い雲に変わりました。

 小春日和というのは、秋の終わりから冬の初めころの、まるで春のように、おだやかで暖かい天候のことをいいます。

 小春日和の後で、にいつ丘陵に木枯らしがふきつづけました。そして、木々の葉がそろっておどるように落ちて、遊歩道は落ち葉でいっぱいになりました。木枯らしとは、その言葉のとおり「木を枯らす 冬の初めにふく強い風」という意味があります。

 季節は、急ぎ足で冬へと進んでいるのですね。

初雪の上の落ち葉 初雪の上の落ち葉

 ドングリの実がなるコナラ林のような落葉樹林では、木から落ちて下に積もる落ち葉の量は、1ヘクタール(10,000平方メートル)あたり3トン(3,000キログラム)にもなります。そして、その落ち葉は新しい命を生み出す養分として、土に返り、森を育てる力となるのです。

 21日、早くも初雪が積もり、その白い雪面に色とりどりの落ち葉の模様がえがかれました。

 里山に長い冬の訪れを告げる、美しい季節現象です。

樹木の季節現象 「その8 落葉樹と常緑樹」

落葉樹と常緑樹 落葉樹と常緑樹

 里山にいつ丘陵で、同じ冬を過ごすのに、落葉樹と常緑樹では、その様子がとても対照的です。

 北国の寒く厳しい冬を前に、いち早く葉を落とす落葉樹。反対に常緑樹は、冬も緑の葉をつけたままの姿で過ごします。ところで、落葉樹はなぜ葉を落とすのでしょうか?
 それは、厳しい冬を休眠といって、何もしないでじっと春を待つためなのです。動物の中にも、寒くて食料のあまりない冬に、冬眠する動物たち(クマ、シマリス、ヤマネ)がいますよね。落葉樹は、葉をつけたままの常緑樹よりも優れた寒さ対策を身につけているといえそうです。

 秋の終わりの里山は、木々の成長の違いが、はっきりと目立つ一時です。

樹木の季節現象「その18 紅葉(黄葉)のミニサイエンス」

ハウチワカエデの紅葉 ハウチワカエデの紅葉

 秋に、緑色の葉が赤や黄色に変わる木がありますね。「紅葉」や「黄葉」と書いたりします。 ナツハゼの季節現象も参考になるので見てください。

 紅(黄)葉は、森が葉の色を変える晩秋(=秋の終わり)にみせる、とても美しい季節現象です。木が落葉(=木の葉が散って落ちること)を前にして、それまで働き続けてきた葉の葉緑素(=緑色の色素・クロロフィル)が退化します。

 紅葉とひとことでいっても、樹種(=樹木の種類)によって、また日当たり具合によって、紅色や黄色や褐色(=茶色)など、様々な色合いをみせま す。その変色の仕組みは、次のように葉の中に生成される(=つくり出される)色素の働きによるといわれています。

紅色系:葉の中に、葉緑素にかわって赤い色素(アントシアニン)が合成され、鮮やかな紅葉となります。(写真1)
 例:イロハモミジ、オオモミジ、ヤマウルシ、ウリハダカエデ、ナツハゼ

(写真2)イタヤカエデの黄葉 (写真2)イタヤカエデの黄葉

(写真3)コナラの褐葉 (写真3)コナラの褐葉

(写真4)堀出神社のモミジ (写真4)堀出神社のモミジ

黄色系:葉緑素(クロロフィル)が退化すると、それまで隠れていたカロチノイドという色素が表にでてくるので、黄色が目立つようになります。(写真2)
 例:イタヤカエデ、タカノツメ、アオハダ

褐色系:葉の中にプロバフェンという色素が生成し、くすんだ褐色となります。(写真3)
 例:コナラ、クリ、ホオノキ

夏に異常な高温が続くと、秋の紅(黄)葉は、葉が傷み鮮やかさに欠けることもあるようですね。

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