最終更新日:2012年6月1日
国鉄時代から長年にわたって使用されている空気ブレーキ(自動ブレーキと呼ばれる)を発展させたもの。自動ブレーキでは、ブレーキ管の空気圧を運転台のブレーキ弁で抜くことによりブレーキをかけていたが、電気指令式空気ブレーキでは、運転台からのデジタル信号により各車両の空気タンクから直接ブレーキシリンダに空気を入れてブレーキをかけるので反応が速く効きが良い。また、ブレーキハンドルは電気的な信号だけを出せばよいので、従来のブレーキ弁のように空気管の取り回しが不要になり、ワンハンドルマスコンなどの自由な運転台の設計ができるようになった。
スチームロコモティブの略、蒸気機関車のこと。ELは電気機関車、DLはディーゼル機関車、ECは電車、DCは気動車の略。
炭庫と水槽を機関車自身で持っている比較的小型の蒸気機関車。
機関車本体の後ろに炭庫と水槽を持つ車両を連結している蒸気機関車。
機関車の動軸(動力を伝える車軸)の数が3軸をC型、4軸をD型と呼ぶ。
台車を使わず車軸が直接車体についている小型の客車。
車軸のついた台車の上に車体をのせている。乗り心地もよく、現在の客車はすべてボギー車。
昭和38年1~2月、長岡を中心として豪雪となり、県内は大被害を受けた。
石炭や石油などを燃やした熱で蒸気をつくり、その蒸気のエネルギーをシリンダと主連棒(ロッド)で往復運動から回転運動に変換して走る機関車。
蒸気機関車に2人一緒に乗務する。機関士が左側の席に座って主に運転操作を行うのに対し、機関助士は火室に石炭を投炭したり、ボイラーへの注水をしたり動力となる蒸気圧の管理が主な仕事となる。
ボイラーでつくられた蒸気をシリンダにどれだけ送るか制御する弁。自動車でいえばマニュアル車のアクセルにあたる。
機関車を前進させるか後進させるかを制御すると同時に、シリンダに一行程あたりに入る蒸気量(締め切り率といいパーセントで表される)を制御する。動き出しなど力が必要なときは締め切り率を大きくして多くの蒸気がシリンダに入るようにし、速度が上がってシリンダ内のピストンの往復速度が上がると、ピストンがスムーズに動くように締め切り率を低くして1行程あたりの蒸気量を抑え、次々と蒸気が入るようにする。自動車でいえばマニュアル車のシフトギアにあたるが、無段階に調節できるところとクラッチがないところが違う。
惰行(絶気)するとき、シリンダの前後両端をつなぐバイパス弁を開いて、ピストンがスムーズに動けるようにする。
大正3年に全通した福島県の郡山駅を起点とし会津若松駅経由で終点の新津駅までの全長175.6kmの区間のこと。会津若松~新津間(111km)は「森と水とロマンの鉄道」の愛称を持つ。この区間を平成11年4月から「SLばんえつ物語号」が定期運行しています。そして、喜多方・新津間の非電化区間のうち喜多方・馬下間では阿賀野川に沿っていることから阿賀野川の渓谷の美しさを堪能することができます。昭和6年に新潟・群馬県境に清水トンネルが開通し上越線が全通するまでの間、磐越西線は新潟・東京間を最短距離・時間で結ぶルートでした。また昭和38年の豪雪により機能しなくなった上越線に代わって、人と物資の輸送を果たしたこともありました。
明治40年の国有化により、既に官営・私営鉄道が建設し全通していた群馬県の高崎駅を起点とし長野駅経由で終点の新潟駅まで延びる全長327.1kmの区間のこと。現在は北陸新幹線の長野開業により横川・軽井沢間はバス、軽井沢・篠ノ井間はしなの鉄道となり全長250.5kmとなっています。新潟・東京間を鉄道で結ぶ最初のルートでした。
大正13年に全通した新津駅を起点とし終点の秋田駅までの全長271.7kmの区間のこと。大阪・青森間を日本海側で結ぶルート(日本海縦貫線とよばれる)の一部でもあります。新津・京ヶ瀬間の阿賀野川鉄橋(全長1,229m)は当時、日本一長い鉄道橋でした。
大阪~青森間を日本海(裏日本)側で結ぶルートの通称。全長は1,023.5km。3種類の電源により各区間が電化されている。
路線名 | 区間 | 電源 | 電源切替区間 |
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東海道本線 | 大阪~米原 | 直流(1,500V) | |
湖西線 | 山科~近江塩津 | 直流(1,500V) | |
北陸本線 | 米原~直江津 | 直流(1,500V) 交流(20,000V・60Hz) |
敦賀~南今庄 糸魚川~梶屋敷 |
信越本線 | 直江津~新潟 | 直流(1,500V) | |
白新線 | 新潟~新発田 | 直流(1,500V) | |
羽越本線 | 新津~秋田 | 直流(1,500V) 交流(20,000V・50Hz) |
村上~間島 |
奥羽本線 | 秋田~青森 | 交流(20,000V・50Hz) |
月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分
(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)
※部署、施設によっては、開庁・開館の日・時間が異なるところがあります。