市報にいがた 令和元年5月5日 2694号 4面
最終更新日:2019年5月5日
12次産業化を推進 優良事例を表彰
12次産業化(田園資源活用)優良事例表彰2018の優良事例賞と奨励賞を受賞した取り組みを紹介します。
※表彰事例の詳細は市ホームページに掲載
問い合わせ ニューフードバレー特区課(電話:025-226-1641)
優良事例賞 田園資源×交流
株式会社U・STYLE(ユー・スタイル) 鳥屋野潟を活用した豊かな水辺空間の創造と魅力発信
取り組みの概要
近郊の農産物の販売や自然を生かしたワークショップなどを行う「潟マルシェ」などを開催し、鳥屋野潟ならではの「人やモノの魅力」を発信している。
評価ポイント
年間を通して潟の魅力を楽しむ取り組みを行い、地域内外の人の交流を促した。社会貢献となる取り組みであり、新しいコミュニティビジネスとしてモデルケースとなり得る。
潟マルシェ
奨励賞 田園資源×福祉
株式会社曽我農園 園芸福祉農園に向けた取り組み
取り組みの概要
障がい者福祉施設と連携し、トマトの選果(せんか)などの作業を障がい者に委託するほか、トマトラーメンの開発などを行った。
評価ポイント
福祉施設との連携と農業経営の両立ができている。将来に向けた農福連携の考えもはっきりしており、今後の事業展開に期待できる。
トマト選果作業
奨励賞 田園資源×環境・教育・交流
NPO法人新潟水辺の会 鳥屋野潟の五方良し(ごほうよし)・がってん(潟再生・発展)事業
取り組みの概要
鳥屋野潟湖畔での空芯菜(くうしんさい)の栽培をはじめ、潟の環境改善や特産品の開発などを地元の漁業者・中学生などと連携して実施。潟の持続的な活用に取り組んでいる。
評価ポイント
鳥屋野潟の水質浄化と潟の栄養分を利用した作物の生産を両立させるユニークな取り組み。地元中学生などの環境教育にも貢献している。
中学生と連携した事業
奨励賞 田園資源×交流
株式会社JR新潟ファーム 「新潟しゅぽっぽ」による地域ブランド向上と観光流動創造
取り組みの概要
JR東日本が市内の農業者と農業生産法人を設立し、生産した酒米を使った日本酒などを商品化。「新潟日本酒文化」を通じた地域ブランドの向上と観光流動創造の取り組みを行っている。
評価ポイント
農業と酒造の連携にとどまらず、事業者の特性を生かした観光や交流イベントを通じ、地域の産業に貢献している。
12次産業化とは
農業や里山などの田園資源を福祉や子育て、観光・交流など市民生活に関係の深い6つの分野に活用し、新たな産業・雇用の創出や新潟市らしいまちづくりを目指す取り組みです。
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