平成30年10月4日 市長定例記者会見

最終更新日:2018年10月10日

市長定例記者会見

(表)開催概要
期日 平成30年10月4日(木曜)
時間

午前10時00分から午前10時18分

場所 新潟市役所(本館6階 執行部控室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画(10月4日開催分)

発表内容

1.新潟市健幸(けんこう)づくり応援食品認定制度第4回認定について

 私から1件申し上げます。
 「新潟市健幸(けんこう)づくり応援食品認定制度」の第4回認定ということでございます。
 本制度は、機能性に関する科学的報告のある成分を含む食品や、健康づくりに配慮された食品に対し本市独自の認定を付与するもので、平成28年度に制度を創設し、これまで7件の認定を行っております。
 このたび、新たに5月に申請を受け付けた食品について、有識者から意見聴取を行い、新潟醤油株式会社の「ジマンうす塩しょうゆ」、「ジマンまろやかしょうゆ」、そして、株式会社中島屋商店の「新潟柿の葉うどん」、この3件を認定することといたしました。
 こちらのしょうゆについては、「食塩分の含有量」に配慮したこいくちしょうゆで、一般的なこいくちしょうゆと比較しまして、10%以上食塩分を控えているということであります。
 「新潟柿の葉うどん」は、食後血糖の上昇を抑制するとされる「柿葉ポリフェノール」を含んでいるということであります。「柿葉ポリフェノール」は、農業活性化研究センター、新潟薬科大学等がその機能性に着目し、研究を行った成分ということであります。
 認定商品には、市の認定マークと認定文言が表示されますので、市民の皆さまには、商品選択の際の目印としていただき、一層の健康維持・増進にご活用いただきたいと考えております。
 次回の申請受付は、11月になりますので、今後も積極的にPRし、多くの事業者から本制度をご活用いただけるように努めてまいります。

※「忘れるな拉致 県民集会」の開催について

 案件は以上であります。そのほかに2件資料を配布させていただきました。
 1件目は、「忘れるな拉致 県民集会」の開催ということであります。
 1977年11月に新潟市で拉致された横田めぐみさんをはじめ、北朝鮮による拉致被害者の早期帰国、全面解決を願って「県民集会」を開催するということであります。
 昨年より、より多くの皆さまにご参加いただけるよう、めぐみさんが拉致された当日である11月15日に近い週末に実施するということにいたしました。今年は11月17日(土曜)に行うということであります。
 めぐみさんのご家族らが拉致被害者の救出を強く訴えるほか、東京国際大学教授の伊豆見 元(いずみはじめ)先生による講演、新潟市ジュニア合唱団のミニコンサートなどを行うということであります。申し込み方法などの詳細は、お手元のチラシのとおりであります。
 拉致被害者の皆さんを取り戻すために、強い決意を発信し世論を喚起していくことは非常に重要であると考えておりますので、ぜひご協力をお願い申し上げます。

※第9回にいがたアニメ・マンガフェスティバル「がたふぇすVОL.9」の開催について

 2件目は、第9回にいがたアニメ・マンガフェスティバル、いわゆる「がたふぇすVol.9(ボリュームナイン)」の開催ということであります。
 今月の20日(土曜)、21日(日曜)の2日間、古町・白山・万代エリアで、人気声優やアニソンシンガーのステージ、原画展、痛車(いたしゃ)展示などマンガ・アニメに関するさまざまなイベントを開催するということであります。
 今年のメインエリアは古町とさせていただき、新潟出身のマンガ家しげの秀一(しゅういち)先生の話題の連載作品「MF(えむえふ)ゴースト」とのコラボ企画や、恒例のタミヤミニ四駆企画のほか、毎年多くのお客様からご観覧いただいているコスプレパレードやステージイベントも多数開催いたします。
 白山エリアでは、がたふぇす初めてとなる県民会館大ホールを使った豪華アニソンシンガー7組による大型アニソンライブも行われます。
 また、サテライトとなる万代エリアでは、マンガ・アニメ情報館で企画展「A3展!(えーすりーてん)」を行っているほか、常設展に関しては、がたふぇす両日に限り、特別に無料でお楽しみいただけます。
 新潟市がマンガ・アニメ一色に染まる2日間、大勢の方のご来場をお待ちしております。

拉致問題について

(記者)

 拉致問題の関係なのですけれども、南北、米朝首脳会談もありましたけれども、進展の状況がなかなか見えてこないのですけれども、現状に対する市長としての所感と、市として訴えたいことなどがありましたら、教えてください。

(市長)

 私が市長になる直前に日朝首脳会談が行われ、5人の方がその1カ月以内にお帰りになったわけですけれども、それ以降、全く新しい進展がないということで、本当に残念です。横田めぐみさんが拉致事件のいわばシンボル的存在ということにもなっているので、新潟市から、日本国民、新潟県民、市民から、拉致のことを絶対忘れないんだとという強い思いを発信していく。これはまさに新潟の義務であると思っていますので、今回、残念ながらまた県民集会を開かなければならないわけですけれども、最大限、多くの方からご支援、ご参加いただいて、北朝鮮へ明確なメッセージを出したいと思っています。

市長選について

(記者)

 新潟市長選の関係なのですけれども、告示まで1週間ちょっとになりましたけれども、これまで4氏が表明されていて、一昨日も公開討論会があって、政策の方も、何を主張したいかなど出そろってきたと思うのですけれども、4氏の政策を市長としてどう見ているのかということを教えていただけますでしょうか。

(市長)

 私ども合併政令市で築いた土台のいいところは引き継いでいただき、改善あるいは見直し、新しくつけ加えて拡充していく、進展させていく。そういうものをできるだけ具体的に出していただきたいと思っています。私は前から申し上げていますけれども、築いた土台の中で、これをいたずらに崩すということだけでは、むしろ市民のためにならないのではないかと。バスの再編についても、これまで従来のやり方ではバスの利用者(の減少)が止められなかったわけで、10年間で40パーセント減っている現実があるわけです。これを、バスを再編し、新バスシステムBRTを導入したことで、この3年間で大体150万人ほど利用者が増えたと。何もしなければ1年4パーセントずつ減る計算でいけば240万人減るわけですので、240万人減少を皆さまのご協力をいただいたバスの再編でようやく持続可能なバスの土台ができたと思っているので、もしこれを白紙に戻すなら、どうやって負の連鎖、悪循環から脱却できるのか。そこを明確にお示しいただければありがたいと思っています。 

(記者)

 バス以外の部分で、4氏で政策の違いが見えている部分はありますでしょうか。

(市長)

 厳しい財政の中で、どこに選択と集中ということをせざるを得ないと思いますし、今回、いきなり行財政改革の中で区のあり方ということについて明確な方向をお示しできないというのは一定理解できます。ただ、5年後、10年後に向けて本格的な議論・検討をしていくということはやはり、次の市長さんにぜひお願いしたいと思っています。 

(記者)

 政策を見た上で、市長ご自身が判断されるというお話が前にあったのですけれども、今のところ、どちらの候補を応援されるのかという判断というのは。

(市長)

 今のところは具体的に応援するというところまでは踏み切れない、考えられないという状況ですけれども、これはさらに、私も政策を勉強させていただいたり、訴えをより明確に把握して、判断が可能なのかどうか。最後の最後まで考えていきたいと思っています。

(記者)

 踏み切れない部分は、政策をまだ把握していないと。

(市長)

 基本的には私の土台の上に見直し、改善あるいは新しい視点を入れてという部分で、かなりしっかり言っていただいている陣営がいらっしゃるというふうには思っているのですけれども、それがまだ絞りきれないという状況です。

(記者)

 市長選の関連で2点ほどお伺いしたいと思います。先ほど、今後の応援のことに関しては、これまでの土台の上に見直し、改善、新しい視点を持ってということをかなりしっかり言っている陣営があるとおっしゃっていたのですけれども、複数あるということでしょうか。

(市長)

 今のところ複数あると思っています。それで絞り込めないということにつながっているわけです。

(記者)

 最後、絞るためのポイントというのはどこになるのでしょうか。

(市長)

 やはり総合的な観点、私が絞ることで何らかの影響力が及んで、それが市民の皆さんの行動に結びついて、新潟市のいいところは伸ばしていただけるのだなということが市民に結果として伝わっていく。そういう可能性があるかどうかということをもう少し探っていきたいと思います。

(記者)

 最後まで表明されないということも考えられると。

(市長)

 複数の陣営どちらが頑張っていただいて、お勝ちになっていただいても、しっかり引き継ぎができるということなら、あまり動く必要もないかなと思います。

(記者)

 もう1点なのですけれども、女性票が多分ポイントになるのではないかと、専門家の方の話もありますし、18歳選挙権が取り入れられて初めての市長選挙になるのですが、女性の票や若年層、若者の支持を得るためにはどのような訴えや、どのような政策が必要だと考えますか。

(市長)

 若者は本当に難しいですね。私も18歳、19歳対象という選挙を経験していないので、20歳代でもなかなか私たちの訴えが届けられない、なかなか立ち止まっていただけないなということを感じていたので、それが18歳、19歳、本当にどういう訴えが必要なのか。やはり、あなたたちの20年後、30年後、いわゆる負の財産だけではなくて、しっかり持続可能なまちづくりの土台を引き継げますよと、未来への信頼をいただくというようなことが最低必要なのではないかなと思います。女性の方は安心安全と健康な暮らしということが男性の方よりもウエイトが大きいような気がするので、そういう面では健康寿命を延ばしていくとか、あるいは女性の方は平均寿命も長いので、介護医療が地域でもしっかりできるとか、そういう安心安全な暮らし、新潟の絆の強さを生かせば日本一安心な政令市を作れますというようなことはかなり届くのではないかなと。あとは、女性の社会参画。これは新潟市は政令市の中で一番進んでいるわけですけれども、それを可能にする保育力とか、子育ての支援、そういう辺りは重要なポイントになるだろうと。これもあくまでも持続可能なという財政の裏づけのあるお約束をしていただくと、女性はしっかりと受け止めてくれるのではないかなと思っています。

新潟三越の閉店について

(記者)

 新潟三越が再来年の3月に閉店する方針を示したと思うのですけれども、市長はそれをどのように考えていらっしゃるかということと、今後、その後の再開発など、どう考えていらっしゃるのでしょうか。

(市長)

 その方針が示されたときにも申し上げたのですが、今まで頑張っていただいて、そしてさらに1年半頑張っていただけるということについては、新潟への配慮も感じることができると思って、了とさせていただくということで、今の状況あるいは地方都市で三越さんと伊勢丹さん両方あるというまちはかなり限定的なので、これについてずっと頑張っていただけるというふうに考えることはなかなか難しかったので、我々もいろいろなケースを想定して、勉強会なども内々にやらせていただいてきたということであります。そういった情報交換、意見交換もいろいろなチャンネルでやらせていただいている中で、私は大和さんのように一時塩漬け、方向が全く見えないというような期間はないと思います。年内に目鼻付けていただけるのではないかと思っています。できれば、私の任期中に目鼻を付けていただければありがたいと思いますけれども、一応、年内、遅くとも年度内、ここで目鼻が付くということをいろいろな情報を総合して、いけそうだと。新潟市は本当の当事者ではないので断定できないのですけれども、いけそうな状況ではないかなと情勢を把握しています。 

(記者)

 今おっしゃった目鼻というのが、具体的にはどういったものをお考えですか。

(市長)

 基本的には、三越伊勢丹ホールディングスさんが建物、土地を売却するという方向性を示しているわけですから、売却の相手が明確になった、契約が成立したというのが目鼻が付く第一歩だと思っています。

「水と土の芸術祭」について

(記者)

 「水と土の芸術祭」がこの週末で終わりますけれども、市長が最初に目指していたところと、この4回を振り返って、もしくは今回の「水と土の芸術祭」を振り返って思うところがあれば教えていただきたいです。

(市長)

 まずは、市民が文化に関わり、自ら文化を創造していくという、これは地域プロジェクトから市民プロジェクトになったわけですけれども、これはほかの芸術祭にない大きな特徴であると。本当に多彩な活動がいろいろな地域でやられていると。これは非常にありがたいことであり、この動きはおそらくいろいろな形で引き継がれていくだろうと思っています。アートプロジェクトについても、今回、万代島の大かまをメインにしたことで見やすいし、けっこう分かりやすいという評価はいただいているようで、大かまに入って、子どもたちの笑い声が聞こえるというのは我々にとってありがたいことだと思っています。砂丘エリアもけっこういい作品がそろっていると。美術の専門誌でも天寿園も含めて、今、芸術祭花盛りという感じになってきたわけですけれども、その中でも存在感のある芸術祭だという評価もいただいています。ただ、そこには若干の苦情も、天寿園までシャトルバスがあればもっとよかったのにというご指摘もいただいているので。すごくよかったとは思うのですが、回数を重ねて、ここまでいろいろなノウハウが伝わってきているわけで、それを今度、文化プログラム、あるいは来年の国民文化祭、さらに東京オリンピック・パラリンピックの新潟プラス東京運動といったものに結び付けて、新潟は文化創造の力が極めて高いということは多くの方からご実感いただけているので、ここから次の展開をどうするか。それを次のリーダーに考えていただきたいと思っています。 

過去の市長記者会見

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