平成30年7月25日 市長定例記者会見

最終更新日:2018年7月26日

市長定例記者会見

(表)開催概要
期日 平成30年7月25日(水曜)
時間

午前10時00分から午前10時28分

場所 新潟市役所(本館6階 執行部控室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画(7月25日開催分)

発表内容

1.「新潟エンジン02」について

 最初の案件です。新潟開港150周年記念の関連ですが、「新潟エンジン02」を開催するということであります。
 9月29日(土曜)と30日(日曜)の2日間に渡りまして、朱鷺メッセを会場に開催する「新潟エンジン02」の詳細が決まったということでお知らせいたします。
 エンジン01については2007年に新潟市で盛大に開催いただきました。今回は、新潟開港150周年を記念して2回目ということで、著名な文化人から再び新潟に集結していただき、「新潟エンジン02」を開催するというものであります。
 今回は、華道家の池坊美佳(いけのぼう みか)さんが中心となってお声掛けいただいて、他都市のエンジン02では今までなかったような、多彩な講師の顔ぶれ、多様な講座を揃えていただいたということであります。資料の方では21 名の講師陣になっておりますが、そこに、アナウンサーの中井美穂さんが加わって、22名ということになりました。15講座を2日間で実施するということであります。
 また、29日の夜には16名の講師が参加者と一緒にお酒を酌み交わしながら交流する、「夜楽」も古町エリアの4店舗で開催いたします。
 講座、夜楽ともにチケットの発売開始は8月5日ということであります。
 そのほか、講座、夜楽、講師の詳細については資料をご覧いただきたいと思います。
 この機会に多くの市民の皆さまから参加いただき、文化の語らいを楽しんでいただきたいというふうに思っています。
 また、発信力のある講師陣から新潟に来ていただけますので、この機会に、おもてなし文化が息づく「みなとまち新潟」のPRもしっかりとしていきたいというふうに思っております。

2.新消防艇にほんかいの市民投票によるデザイン決定について

 次の案件は、新しい消防艇にほんかいのデザインを、市民投票により決定したということであります。
 新しい消防艇は昨年12月から建造しており、消防艇を広く市民の皆さまに知ってもらい、防火・防災の意識を向上していただくため、開港150周年記念の一環として、デザインの市民投票を行いました。
 三つの案の中からお気に入りの1案に投票するものでありまして、投票総数2,767票のうち、1,645票を獲得した、「夕日に染まった日本海へと注ぐ信濃川を3本ラインでイメージした」デザインが新しい消防艇に装飾されることになりました。
 今後の予定としては、2019年1月に運用を開始し、消防力の強化を図ってまいります。
 なお、投票していただいた皆さまの中から抽選で、ポップサーカス入場券、新潟まつり大花火大会観覧席、消防音楽隊定期演奏会、水上消防隊乗船体験、こちらを合計18組に贈呈させていただきます。

3.ふるさと新潟市応援寄附金の返礼品の公募について

 三つ目の案件です。ふるさと新潟市応援寄附金の返礼品の公募ということであります。
 ふるさとを想い、その発展に貢献したいと願う気持ちを寄附金というかたちで贈っていただく、いわゆる「ふるさと納税」について、8月1日から返礼品の公募を開始いたします。
 これまで返礼品は、新潟市食と花の銘産品と新潟市土産品コンクールの受賞商品から選定してまいりましたが、民間のアイデアを活用することによって、これまで以上に本市の魅力発信につなげていくことや、地域経済の活性化にも期待できることから、このたび公募による選定を行うこととしました。
 募集するのは、厳選農産物として各種の認証を受けているものや、コンクールなどで高い評価を受けているもの、また農産物以外にも、加工品、工芸品など、本市の魅力を発信できる商品、あるいはサービスを対象といたします。
 募集期間は8月31日までの1カ月間で、書類審査と選定委員会での審査を経て、11月上旬を目途に採用する返礼品を決定し、公表する予定であります。
 なお、返礼品の金額は、3千円から3万円以下とさせていただき、寄附額に応じて返礼品を区分する予定です。詳細はお手元の配布資料をご覧いただきたいと思います。
 新潟市内の事業者の皆さまには、ぜひ積極的に応募していただきたきたいと思います。
 また、新潟が出身地で、親や兄弟が本市に住んでいるなど、生まれ育った区への愛着心を持たれている方々をはじめ、新潟市にさまざまな想いを抱くすべての人に届くよう、「寄附金活用事業の例示・成果の公表」についても、分野ごとの取り組み事業をきめ細やかに例示いたします。具体的には、福祉の分野においては、地域における見守り事業などを、子育ての分野においては、子どもの健やかな成長を応援する取り組みなどを、11月の返礼品リニューアルと併せて、効果的な広報により広くお伝えしてまいります。
 今後も制度の趣旨に沿った運用をしながら、本市の魅力の発信に努めてまいります。

※平成30年7月豪雨 新潟市の対応について

 案件は以上であります。2件資料を配布させていただきました。
 1件目は、平成30年7月豪雨における被災地への本市の支援の状況についてです。
 7月9日(月曜)より派遣いたしました先遣隊の報告により、15日(日曜)から総社市の対口支援団体として、避難所の支援を行っています。
 昼夜10人ずつの日々20人が、4日もしくは5日の交代制で、総社市内の5カ所の避難所で活動しております。
 保健師の派遣については、厚生労働省からの依頼により12日(木曜)から広島県竹原市で4人が活動しており、被災された方の健康相談、避難所の衛生管理などの業務に取り組んでおります。
 そのほか、岡山県倉敷市へ県と県内自治体で支援チームを編成し、家屋の被害認定調査に、21日(土曜)から23日(月曜)まで、2人の税務職員を派遣いたしました。
 これまでに派遣しました本市の職員数については、配布した資料のとおりですが、本日現在で延べ448人となっています。
 今後も支援活動を継続するとともに、本市におきましても、このたびの「平成30年7月豪雨」を教訓に、今一度、水害や土砂災害におけるマニュアルの点検などを行い、市民の皆さまの安全確保に努めてまいります。

※平成30年7月豪雨復興支援チャリティーランナーの募集について

 もう1件の資料です。10月8日(体育の日)に開催する、本市の一大イベントである新潟シティマラソンにおける復興支援チャリティーランナーの募集ということであります。
 平成30年7月豪雨で被災された方々への支援を目的に、復興支援チャリティーランナーを募集することといたしました。
 エントリーに必要な参加料から必要経費を除き、マラソン・9,000円、ファンラン・5,000円を寄附金として、公的機関などを通じて、被災地へお送りするものであります。
 募集はすでに7月19日から開始しております。8月8日(水曜)の17時までが募集期間となります。
 皆さんの走りが被災地への支援につながるということですので、多くの皆さんからの参加をお待ちしています。

質疑応答

ふるさと新潟市応援寄附金の返礼品について

(記者)

 ふるさと納税の関係なのですけれど、新潟市では(他自治体と)返礼品の競争はされていないと思うのですけれども、今回、公募するということで、方針の変更などがあるのでしょうか。

(市長)

 今までもふるさと納税の趣旨を我々は守ってやってきたと。あまり高額なものについてはやっていないということなので、その趣旨を踏まえたうえで、より強化したいということです。

(記者)

 新潟市の特産品をもっとPRしていきたいということでしょうか。

(市長)

 そうですね。あとは、合併地域の旧市町村あるいは区への思いも強い方が多いのではないかということで、よりきめ細かく区への思いを受け止めるようにしたいということも一つの特徴です。

市長選について

(記者)

 発表外なのですけれども、市長選の関係ですけれど、昨日、市長は正式に不出馬の表明をされたということで、ほぼ構図も固まってきたのかなと思うのですけれども、今後の市長選がどんなふうになるのかといった期待と、どんなところを争点にしてほしいかを、あらためて教えてください。

(市長)

 これまで私が担当してきた新潟市政の中での反省点とすれば、拠点化、活性化の部分でなかなか効果が上げられなかったと。これは県と県内市町村の総力を結集する体制がなかなかできなかったというのが一番のポイントだと思うので、今回、当選された花角知事は、港湾、空港、交通体系、これらが拠点化のポイントだと思いますけれども、そういうものを今まで強化する実績を上げてこられた方であり、また、観光庁の課長さんとしてインバウンドを含む交流人口もプロフェッショナルということだと思うので、そういった花角県政の特性をうまく引き出し、新潟市としても、その効果をより大きくしてもらえる、そんな方に市長になっていただきたいなと。市民、有権者もかなりその部分を期待されているのではないかなという感じを受けています。

(記者)

 今のところ4人の方の名前が挙がっていますけれども、今後、市長として4人の方と意見交換などをしたりとか、もし要望があれば、会って話をしたりとか、その辺はどのように考えていますか。

(市長)

 先週、中原さんにおいでいただいて、あの方の作った公約、マニフェストの説明もいただいていると。また、小柳さんも近くおいでいただけるように聞いていますし、飯野さんは明日、正式に表明されて、その前にも知り合いを通してこちらには意見交換をしていただいているという状況なので、私も今後はさらに新潟市政のいろいろな情報を求められる候補には、じかにお伝えしたり、当然、ホームページなどで検索はいただけるわけですけれども、意見交換を求められればしっかり意見交換させていただきたいと思っています。

4期16年を振り返って

(記者)

 昨日、4期16年を振り返っていましたけれども、あらためて4期16年を振り返って、悔いはなくやり切ったという感じはありますでしょうか。

(市長)

 4期16年で退任させていただくということを表明したので、こちらとしてはだいぶすっきりしたということで、サバサバ感がありますね。いろいろ反省点もありますけれども、市民力、地域力をいただいて、安心・安全の部分はだいぶ土台を強く構築できたのではないかと思っていますし、これからの超高齢社会、人口減少時代の対応も、地域包括ケアシステムへの構築も含めて、大都市の中ではだいぶ進んでいる方ではないかと自負しています。今度、助け合いの学校も開校されると。あのような取り組みは、ほかではやられていないと思いますので、地域包括ケア推進モデルハウス、あるいは助け合いの学校もまさに地域力、市民力がないとできないことだと思っています。新潟の場合は河田珪子さんというカリスマ的な方がいらっしゃるという効果もいただいて、現時点まで来ていると思って感謝しています。

(記者)

 まだ残りの任期、期間がありますが、どのような意気込み、気持ちで任期満了まで過ごしたいか教えてください。

(市長)

 今日の昼ごろに市の職員へ市職員通信というかたちで、4期16年で退任するということと、現在の到達点、課題というものについてあらためて整理をして、まだ任期は4カ月弱あるので、民間なら3、4カ月あれば相当いろいろなことができるんだよということを語りかけ、それぞれの課題解決にさらに前進する、そんな3、4カ月にしてもらいたいということをお願いするつもりです。市長としては、花角知事が県政の優先課題、特に拠点化、活性化の分野で具体的なテーマとして、どういうところから着手していくのかを求められれば、あるいはこちらからお願いして意見交換もさらにさせていただきたいと思っています。

(記者)

 これまでやってきた政策で、残りの期間中に、これはもっとしっかりやりたいとか、ここは次の人に引き継ぎたいとか、政策の面で、今、おっしゃっていただけることがあればお願いします。

(市長)

 やはり行財政改革は重要なので、行政改革プラン2018、今、市民からのご意見も聞いているわけですけれども、冬の豪雪を踏まえて、当面、5年間で220人(職員数削減)という総数は変えてありませんけれども、最初の3年間で適正化を前倒しでやるという辺りについてしっかりと、現場で支障なくやれるようにさらに意見交換をさせていただきたいということと、プラス、幼稚園は大体、再編計画を出したわけですが、保育園についても、9月議会までに配置計画(案)をお示しして、公立の割合を少し低くして、私立にもっと活躍してもらう、そんな体制を作って、基本的には保育力を上げたいということで対応していきたいと思います。ただ、子ども、子育ての保育無償化という制度設計がまだまだ、これで本当に来年10月からできるのかという状況で、心配なので、そこは、昨日、中核市、特例市の3市長会が集まって、ここはきちんと要望していこうと。来年10月を半年延期することが最低必要なのではないかと。そうしないと、今年度末にいろいろな問い合わせが来たときに、我々答えられる状況にならないと、今の準備状況を見るとそう感じざるを得ないので、このようなところは国にしっかり物を申していきたいと、特に地方からぜひ無償化をとお願いしたわけではなく、国からおりてきた話ですので、もっと子ども・子育て支援は広範囲に総合的にやる必要があると思っているので、この辺りは国への要望も、指定都市市長会の連携担当として最大限頑張っていきたいと思っています。

(記者)

 ご自身が今まで取り組んできた政策で、これは次の市長にも引き続きやってほしいなというものは何かありますか。

(市長)

 あまりそういうことを次の市長さんにお求めするのは恐縮なのですけれども、行財政改革は、誰が市長になっても取り組まなければならないと。私がもう1年早く取り組めば良かったということで申し訳なく思っていますが、冬の豪雪で、1年行財政改革を前倒ししても、とても飲み込めるようなものではないわけですから、これは一種の災害対応なのだと思っていただいて、行財政改革には本腰で取り組んでいただきたいと。今回、私どもは行政の目線で行政改革プラン2018を作っているわけですが、おそらく、候補予定者は政治家の目線が加わるのだろうと思っています。我々も区別に将来人口予測をお出ししているわけですけれども、5年後、10年後、8つの区でやっていけるのかという辺りも、候補予定者の、政治家の目線で政策の中に折り込むものがきっと出てくるのではないかと。私ども、東区と中央区の合区ということについてはさらにさまざまなデータを9月議会にもお届けしたいと思っていますし、浜松市も、今、いろいろと苦しんでいるようですけれども、大きな区の再編に向けてやっていると。そんな情報についても議員さん、あるいは地域のまとめ役にお届けし、そういう部分もいくつかは選挙戦に反映することになるのではないかなと。そのデータは候補予定者の皆さんもすぐ把握できるようにさせていただきたいと思っています。

(記者)

 今年度の予算で、だいぶいろいろなところにメスを入れられまして、今後、9月議会に向けて行財政改革の新しいプランを決断されるということですけれども、4期16年経って、新潟市の財政再建に、最後、道筋をつけられたと考えていらっしゃいますか。

(市長)

 最低限ですね。それはやはり行財政プランを書くことはできる、(しかし)実際に実行するのは大変なのだというお話はよく聞きますし、これから特に公共施設の再編ということ、これはこれまで潟東地区とか下町(しもまち)地区とか、学校再編をされるところを優先してやってきて、そこはけっこう全国的にも注目されるやり方、そして効果を得られると思っていますけれども、今後、全域でとなっていくと、それは申し訳ないですけれども、そのときの市長さんの実行力、地域への説明能力が重要になるのだろうと。そういう面でのファシリティマネジメントも含めた土台づくりはしっかりやってきていると。実績も一部の地域で出させていただいているということなので、それを土台にして、より汗を流していただきたいと思っています。

(記者)

 本来は3カ月後にお聞きすべきかもしれないのですが、こういったタイミングに発言された段階で、これまでの16年を振り返って点数を付けたら、何点くらいでしょうか。

(市長)

 それは11月になってから、お答えできればお答えしたいという感じですかね。

(記者)

 これまでの16年というか、主に今のということになるのですけれども、公共交通の再編ということについて質問したいのですけれども、BRTの導入というのは、主に郊外の路線の維持・充実というところも重要な意味としてやっていらっしゃると思いますけれども、3年経ちますけれども、現状として、特に合併区の住民の方からは、あまり郊外の便数が増えていないじゃないかといった声を聞くことがあります。あと、区バス、住民バスも各区で始まっていますけれども、なかなか苦戦している現状があったりだとか、あるいは新潟交通の路線が走っているところでは走らせられないので、利便性が高められないとか、そういった課題も出てきているように見受けられます。公共交通の充実ということで、あらためてBRTを始める時点で、周辺部のバスの事情をどのようにしたいと考えていたのかというところから見て、今、どういう現状だと捉えているかということと、次の市長の方にどの辺までもっていくことを期待したいか、お願いします。

(市長)

 基本は営業バス路線を減らさないでほしいと、営業バスの走行キロ数を継続してほしいと。これは利用者が増えれば継続どころか増加するということになると思うので、今、負の循環から正の循環へ転換しているということだと思っています。区によってはほとんど営業路線がないに等しいところもあるわけなので、そこをいきなり公共交通で便利に動けるようにと、それは一足飛びにはいかないと思います。やはり新潟交通を元気づけて、ようやく復配もしたようですから、新潟交通が営業バス路線をしっかりと継続する、充実させるということが一番大事だと思って、それが持続可能なバスになるかどうかの境目なわけですから、利用者が、全国の地方都市でほとんどないというふうに国土交通省から聞いていますけれども、(新潟市は)増えていると。これは非常に大きいことなので、あとは、2022年の駅下交通広場の完成に向けて、とりあえずは駅南の方でバスのサービスをアップしていくということが重要だと思います。2022年に、どこまで行けるかわかりませんけれども、弁天線と東大通、萬代橋、柾谷小路の路線がしっかりつながると。乗り継ぎ乗り換えなしで通行できるようになり、駅南の大きな人口が万代や柾谷小路、古町にプラス効果になるということが大事だと思っています。そして、近い将来、日の字形にしていく。いきなりはできませんので、何段階かで日の字形を模索していくと。2022年の前まで弁天線のバスサービス強化がポイントになろうかと思っています。

過去の市長記者会見

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