平成29年7月10日 市長定例記者会見

最終更新日:2017年7月11日

市長定例記者会見

(表)開催概要
期日 平成29年7月10日(月曜)
時間

午前10時00分から午前10時32分

場所 新潟市役所(本館6階 執行部控室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画(7月10日開催分)

発表内容

1. 日本遺産認定記念 北前船文化を巡るまち歩きの実施について

 はじめに、このたびの九州豪雨により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表し、今なお大変な状況に置かれている皆さま方にお見舞い申し上げます。
 本市では、新潟県あるいは政令指定都市市長会などと連携し、情報収集に努めている状況です。今後、支援要請があれば速やかに対応していきたいと思っておりますが、九州の政令指定都市3市(北九州・福岡・熊本市)からは、今のところ何とか自分たちで頑張れるといったご連絡をいただいております。
 また、新潟市内でも先週3日から4日にかけ、土砂災害が心配される状況もありました。豪雨による被害が大きくなる傾向があるということなので、この梅雨あるいは梅雨明けに向けて、よりしっかりと防災、治水対策に取り組んでいきたいと思っております。
 それでは、案件について申し上げます。最初の案件は、北前船文化を巡るまち歩きを行うということです。
 今年4月に本市を含む11市町で共同申請いたしました「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」が日本遺産に認定されました。北前船の最大寄港地であった本市には、有形・無形の構成文化財が11あります。 
 このたび、これらをつなぐまち歩きルートを新潟シティガイドと協力して設定いたしました。そして、「北前船文化を巡るまち歩き」というタイトルで、8月19日(土曜)より計4回、実施いたします。
 まち歩きコースは二つ用意しております。一つは、北前船にかかわる廻船業(かいせんぎょう)にも携わった商家「旧小澤家住宅」と、北前船で財を成した齋藤家の別荘「旧齋藤家別邸」といった豪商の館を堪能するコースです。もう一つは、航海の無事や港の繁栄を願う、新潟湊(みなと)で生きた当時の人々の思いを巡り歩くコースの二つを設定いたしました。参加定員は各回15名、参加費は500円ということで、詳細については、市報にいがたや市ホームページなどでお知らせいたします。ガイドは、経験知識ともに豊富な新潟シティガイドが務めてくれます。この機会にぜひ、港町新潟の歴史と文化、繁栄の様子を、見て、歩いて、感じていただきたいと思っております。

2.高校生ダンスフェスティバルの開催について

 二つ目の案件です。高校生ダンスフェスティバルを開催します。
 このイベントは、全国的に高いレベルで活躍する本市高校ダンス部の演舞を広く市民の皆さまにご覧いただき、本市踊り文化への理解を深めていただくことを目的に、昨年に引き続き開催するということで、2年目であります。
 8月18日(金曜)に新潟テルサのホールで開催します。出演団体は、8月に神戸市で開催される「第30回全日本高校・大学ダンスフェスティバル」に参加する市内高校ダンス部のうち、新潟商業高校、新潟中央高校、東京学館新潟高校、新潟清心女子高校、新潟青陵高校、新潟明訓高校の6校を予定しています。
 観覧申し込みの方法は配付資料のとおりです。ダンスのレベルが非常に高いので、ぜひ多くの方からご覧いただきたいと思っています。

3.潟めぐりスタンプラリーの実施について

 三つ目の案件です。「潟」めぐりスタンプラリーの実施ということです。
 昨年に引き続いての実施です。潟に関連する施設などを加え、スタンプ台の数を13カ所から19カ所に増やし実施します。昨年は約1,100人を超える方からご参加いただきましたので、今年も多くの方々から、本市のアイデンティティである「水と土」を象徴する「潟」の魅力を現地に行き体感していただきたいと思います。
 今週の土曜日、7月15日から11月30日(木曜)までの実施期間となります。潟や関連施設など、19カ所のスタンプを全て押し、応募いただいた方全員に参加賞を贈呈します。その中から抽選で特別賞を贈呈します。実施する潟など、詳細については添付したチラシのとおりです。
 これから夏休みを迎えるということで、この夏、家族連れなどでこのスタンプラリーをお楽しみいただきたいと思っています。

4.「水と土の文化創造都市 こどもプロジェクト2017」夏休みのこどもワークショップについて

 最後の案件です。「水と土の文化創造都市 こどもプロジェクト2017」についてです。
 水と土の芸術祭2015でも好評であった「こどもプロジェクト」は、本物に触れる機会を多く提供することで子どもたちの創造性を育むことを目的として、芸術祭を開催していない年も引き続き実施しているということであります。
 今年度の夏休みは3件の体験型イベントを開催いたします。過去の芸術祭の作品を親子で巡る「キッズ・バスツアー」。畑から野菜を収穫し調理するまでを体験する「料理教室」。アフリカ音楽に親しみ、リズムに合わせて体を動かすワークショップ。この3件ということです。すべてのイベントは事前申し込み制となっております。詳しい日程や申し込み方法などについては、別紙の資料をご覧いただきたいと思います。
 冬休みの時期にも2件のイベントを予定しており、チラシおよびホームページなどであらためてお知らせしてまいります。こどもプロジェクトを通じて来年に向けての芸術祭の機運醸成につなげてまいりたいと思っています。こちらも多くのお子様たちからご参加いただきたいと思っております。

※新潟市「夏の催し」について

 案件は以上のとおりですが、資料を1件配付させていただきました。「夏の催し」ということであります。
 夏は市内各地でイベント、祭り、花火大会など、多くの催しが行われます。また2019年1月1日の新潟開港150周年に向けて、市民の皆さんと一緒になって盛り上げを図るため、港の魅力を生かしたさまざまな関連イベントも予定しています。間もなく子どもたちは夏休みということでありますし、県外にいる家族が帰省したり、親戚・知人が遊びに来たりと、交流の機会が増えるということだと思います。夕涼み、夜涼みに行ったり、花火を観たり、祭りに参加したりするときの参考にしていただければと思っています。大いに新潟の夏を満喫していただきたいと考えております。
 私からは以上です。

北前船文化を巡るまち歩きの実施などについて

(記者)

 北前船文化のまち歩きですけれども、今までも、中央区の「えんでこ」ですとか、まち歩きのイベントがあったかと思うのですけれども、こういったコースは今までもあったけれども、今回、(日本遺産認定記念と)こう銘打って、特にそこに集中したコースということでしょうか。

(市長)

 今までのまち歩きでコースに入っていたところもあるし、おそらく入っていなかったところもあると思います。今回は日本遺産ということをテーマにして、まち歩きを構成してみたら、なかなか1コースでは回るのが大変だということで2コース設定したものです。

(記者)

 日本遺産なのですけれども、今回、まち歩きということですが、今後ほかにも認定を記念してやってみたいことはありますでしょうか。

(市長)

 今、一応、幹事市を決めて、3年間、事業的にどのようなことをやるかを、それぞれの市、町からアイディアを募って、それを詰めていくという作業に入っています。一方では、私も日本遺産の指定を受けたときに、関係の市、町が集まった席上で、北前船が日本遺産になったら非常にありがたいけれども、今の北前船遺産を訪ね歩くというと、非常に大変だよねと。一番行きにくいエリアが本州日本海側の中でいくつかあるよねと。例えば新潟から舞鶴へ行くというのは相当大変ですよね。そういうあたりを、この日本遺産認定を機に、現代の北前船のような形で交通ルートが整備できないかというお話をさせていただいて、それについて、(京都府)舞鶴市長、(兵庫県)豊岡市長、私が、何とか交通ルートの整備もやろうと。あるいはやれるのではないかということで、今、意見交換に入っているということです。まだ非公式ですけれども、レストランバスをやっていただいたウィラーが豊岡で京丹後鉄道というものも運行していて、ウィラーから協力をしてもいいという申し出がありますので、一番難しい豊岡、舞鶴、(福井県)敦賀、ここを何とかつないでもらえると、あとは、例えば新日本海フェリーが敦賀と新潟をつないでくれているということで、海路、陸路、より動きやすいようにつなぐことで北前船の遺産を現代でも移動しやすくすると。そんな取り組みを一緒にやろうということで話し合いを始めた段階です。これについてはできるだけ早くウィラーに役割を担っていただければ、現代の北前船、現代の「北前バス」でつなげることができるのではないかと思っています。これはもうじき正式に、こういう方向でやれる、やりたいということを言えるようにしたいと思っています。

(記者)

 新潟市内だけに限定すると、新潟まつりが近くあって、市民が賑わういい機会なのではないかと思うのですけれども、何か取り組みたいことなどはありますでしょうか。

(市長)

 住吉行列、これは神事なので、新潟市として直接、担当はしていないですけれども、住吉行列の部分にも北前船遺産にかかわっている人たちが多いので、そのような機会も利用して、今度の新潟まつり実行委員会の席上でも、北前船、日本遺産ということをご報告し、今回、まち歩きをやる、近い将来、北前船現代ルートというものを作りたいと。大いに北前船文化を盛り上げましょうというようなことはお話ししていこうと思います。

新潟市「夏の催し」について

(記者)

 夏の催しで、開港150周年に向けてということで、この夏、特にこういうイベントを新たに追加したというか、この辺が売りですよみたいなものがあったら教えてください。

(市長)

 来年の7月からは開港150周年盛り上げのコア期間に入るということなので、それに向けて、例えばミズベリングなどもパワーアップさせていただいたし、その予行演習も兼ねている部分もあるのではないかと思っています。
これを見ていただくと、こんなにいっぱいいろいろなことをやっているんだねという感じがされるのではないかと。例えば大型しゅんせつ船の「白山」ですけれども、これも「ブラタモリ」などでも登場して、新潟は24時間水と土と闘っているのだと。こういうことも実感していただく機運を昨年作っていただいたので、そのようなことも含めて拡大、拡充してあると思っています。

市民病院7月以降における一般外来の受診対応について

(記者)

 発表案件外ですが、新潟市民病院の紹介状を持たない方の外来の受診制限が始まって、ちょうど1週間になります。今のところ順調に進んでいるのでしょうか。

(市長)

 おかげで、かなり周知もいただいたのではないかと。先週末の7日(金曜)までの状況ですけれども、紹介状はないが予約したいといったお電話が5件、直接外来に、この科目を診療したついでにこちらの科目もできないかといった患者が4名いらっしゃって、今回の趣旨を説明して、ほかの医療機関の受診にご理解いただいたということで、今のところ大きな混乱はないのではないかと受け止めています。

(記者)

 市内のほかの病院や医療機関との連携を深めることによって、新潟市民病院の負担を軽減するといった手法をとられるということですか、その辺も順調に進んでいるのでしょうか。

(市長)

 はい。一応、病院、医師会の幹部の方などと情報を共有して、新潟市民病院が救命救急の部分が機能停止するようなことになったら大変だと。そこを大いに頑張るように、普段の負担、負荷を少し下げるようにというようなご意見あるいはアドバイスもいただいているということで、ただその後、県立がんセンターも
(新潟労働基準監督署から)是正勧告を受けたということがあり、また、県立病院も相当厳しい勤務の状況が県議会でも明らかになっているわけなので、そういうことを踏まえて、知事に、今回お願いしていること、ご協力をいただいていることへの感謝、さらに今後の対応ということを、お願いという形で意見交換、情報共有させていただきたいということで、今、日程調整をいただいていると聞いています。

県立がんセンターが新潟労働基準監督署より是正勧告を受けたことについて

(記者)

 関連ですけれども、今回、がんセンターが是正勧告を受けましたけれども、そのことによって、新潟市として目指している方向性の軌道修正を求められたといった認識はありますでしょうか。

(市長)

 がんセンターにも輪番制にご協力いただいている部分があるのですけれども、実際にご利用いただいている方は多くないと聞いているので、がんセンターの影響が非常に大きいとは思っていません。ただ、ほかに県立病院など相当厳しい状況の病院もあると。ここについて、働き方改革をやっていくということになると、それぞれが負荷を減らしてという形になると思うので、その中でどうすれば一番それぞれの病院の持っている特徴を生かしながら、県民、市民の安心・安全の部分を守っていけるのかということについても、情報をさらに共有していく必要があるのではないかと。それも含めて、若干、知事と意見交換ということにしたいと思っています。

(記者)

 私立の病院でも、なかなか働き方として厳しいところがあるかと思いますけれども、その辺の影響というのはいかがでしょうか。

(市長)

 働き方改革が医療の分野でも求められるということなので、非常に厳しい病院が私立でもいくつかあると受け止めています。こういう状況について、基本的には労働(基準監督署)サイドの要請、われわれは是正勧告を受けている立場ですので、その指導をクリアするように最大限頑張る必要があるわけですけれども、こういう状況について、国のほうにもしっかり報告できるように、資料などは整えていって、2年間で医療面の働き方改革をどうするかという国の議論に反映させていただければと思っています。

横越双葉保育園における園児確認不徹底について

(記者)

 今回と別な話ですけれども、先週、新潟市内の保育園で保育士の方が園児の数を数えるのを失念して、お子さんを一人置いていってしまうという事態が発生してしまいましたけれども、当然、やろうと思ってそんなことをやっているのではないということは承知しておりますけれども、市長としてどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

(市長)

 これはあり得ない、あるいはあってはならない話なので、マニュアルなどについても見直し、さらに研修をやらせていただきますけれども、まず、素人の方でも、ボランティアの方でも、子どもさんを外へお連れするというときに、人数確認をしないということはあり得ないので、そういうことがなぜ起きたのか、どういった心の空白みたいなものが生じてしまったのか。その担当の職員も混乱していたということを先週まで聞いておりますので、少し落ち着いてから、なぜそういうことが起きてしまったのかということをじっくり聞き取りをして、それについても、どう対応すればいいのか。心の空白というようなことがあってはならないので、やれることは今、研修あるいは通達その他の検討に入っていると。しか
し、本当になぜあり得ないこと、起きてはならないことが起きてしまったのかと。
このこといついては、私もまだ説明を聞いても納得できていないので、もう少しじっくり、ゆっくりと聞き取りしていきたいと思います。

(記者)

 発生後の情報共有のあり方ということで、発生したのが23日(金曜)で、土日を置いて月曜日に各保育施設にしっかり情報共有があったという話ですけれども、そこには、具体的に、いつ、どのようなことが起きたという説明がなしに、子どもに対する注意喚起という内容でしたけれども、こういう事態だからこそ早く情報共有する必要があったのではないかと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。

(市長)

 そこに具体事例を書いていなかったということを後で報告を受けて、それは全くおかしいと。結果からして、大変な事態を免れましたけれども、それは地域の方のご協力があって免れたので、園でそのことについて、地域のご協力があるまで気がつかなかったというのは、これはものすごく大変なことなのに、地域の方のおかげで最悪の事態あるいは大変な事態を免れたということで、少しそこに、認識の厳しさが足りなかったのではないかと。保護者の皆さんに、お母さん、お父さんら家族におわびするというのは最優先ですけれども、月曜日の段階で、なぜ、こんな大変な事例があったということを書かなかったのか。そこは担当の人間に、こんな大変なことがあったということを伝えなければ、ほかの園の方が状況を把握できないわけだから、それは間違いだったと、対応が悪かったと注意をしています。

(記者)

 報道があった後、あらためて市から園側に対して具体的な説明はしましたでしょうか。市内の各園に対して詳細の説明というのはありましたでしょうか。

(市長)

 それはどうでしょうか。

(保育課長)

 本日付けで文書を出しています。

九州豪雨に伴う関係機関の対応状況について

(記者)

 九州豪雨について、今のところ、自分たちでやれると連絡をいただいているとおっしゃられていましたけれども、それは、新潟市側から九州の政令市に照会をして、そういう回答をいただいたということでしょうか。

(市長)

 いくつかのブロックに分かれていまして、今までは広島市が九州ブロックの幹事市であったと。今でも広島かどうかは確認していませんが、幹事市があって、その幹事市が情報を収集して、ほかの政令市に伝達するというシステムになっているので、その情報ネットワークで今回も伝達いただいていると。この前の熊本地震のようになれば、直接、熊本市長にこちらが連絡するということになるわけですけれども、今回は、北九州市が一時かなり厳しい状況になりそうだったときがありましたけれども、個別の政令市で死者、行方不明者という感じにはなっていなかったということで、通常の情報ネットワークで情報をいただいたり、問い合わせをしているということです。

水道工事中の道路の陥没について

(記者)

 発表外なのですけれども、先週、水道局の工事の道路の陥没があったということと、原因が、そのときの取材では分からなかったのですけれども、その後において分かっていれば、教えていただきたいと思います。

(市長)

 工事をやっていたわけですから、そこの対応が万全ではなかったということだと思っています。今後も老朽管を相当更新していく必要があるので、そういう部分について、業者にお願いするわけですけれども、業者の施工のやり方など、今回、どこに反省点があったのか、それを精査して、こういうことが起こらないように徹底していきたいと思います。

国家戦略特区と加計問題について

(記者)

 国家戦略特区の関係なのですけれども、この前、要望書を出されたことに対して、一部の市議から意見書というか、反論のようなものが副市長にあったと思うのですけれども、あれについては回答とかそういうことはないのですか。

(市長)

 回答を求められていると聞いているので、回答します。

(記者)

 いつ頃でしょうか。

(市長)

 それは特に期限を切ってとかそういう話では聞いていないのですけれども、こちらが言えることは当たり前にあるので、それをお伝えすればいいのではないかと思っています。

(記者)

 確認ですけれども、市長としてあそこに出席された経緯をあらためて教えてください。

(市長)

 福岡市長から、われわれ国家戦略特区全体が変なふうに見られては困ると。この規制緩和の動きをしっかりと継続していくということでやらせていただいたということです。

(記者)

 特区の関連なのですけれども、前も市長がおっしゃったかもしれないのですが、先週、一部の市議の方の要望を受けて、その内容の中に、市長は特区を変なふうに見られたくないということで大臣に言ったということなのですけれども、自治体主導ではない、諮問会議の有識者議員の方と一緒に行ったということが、政権擁護のパフォーマンスではないかとか、加計問題隠しでないかといった指摘が要望であったのですけれども、それを受けて、市はそれについてどのようにお考えでしょうか。

(市長)

 加計問題隠しなんていう気は私にはありません。少なくとも、加計学園に邪魔されないようにしたいということで、加計の話は加計でやってくださいということです。規制緩和、規制撤廃の動きと加計学園の話をごっちゃにしてもらいたくないと。やはり一つだけというのは、私は本来の規制緩和の方向ではないのではないかと。特区で規制緩和をして、いい効果が出たら、それに手を挙げるモデルをさらに広げる。そして全国に広げていくというのが国家戦略特区の本質だろうと理解していたので、そのことについて、なおさら加計と一緒にしてもらいたくないと思っています。

中央区役所のNEXT21への移転について

(記者)

 中央区役所のNEXT21への移転まで1カ月くらいになりましたけれども、今、どのような準備をされているのかということと、あらためて移転後の人の流れなど期待についてお願いします。

(市長)

 今、8月14日に向けて周知徹底を図りながら、どの機能が移るのかということを市民の皆さんはまだ分かっていない方もけっこういらっしゃるのだろうと思っています。これについて、この機能がこういうふうに動きますよということを、より具体的にお伝えしながら8月を迎えたいと思っています。
 NEXT21の内部がどの程度整備されているかとか、そういったことを私は把握していないのですけれども、そこのところはしっかりやっていると思いますけれども、問題は情報をどれだけ間違いなくお伝えできるかということが大事だと思っています。一方では、NEXTに中央区役所がくるということで、これを古町、西堀活性化のきっかけにしたいというまちの思いはかなり強いものがあると感じているので、われわれも最大限、効果を出せるように(したいと思います)。
 先日は市の職員のアンケートもとらせてもらって、今、割と古町が、特に若い世代は遠いのだなということで、アンケート結果が私にとっては少しびっくりする部分もあったので、それを今後、若い世代も古町、柾谷小路になじんでいただくにはどうすればいいのかということも、新潟市役所としての課題でもあると感じています。また、できればあそこで地下食堂のようなものを作らないわけで、ランチはできるだけまちなかで楽しんでいただければありがたいなと。お弁当をどれくらい持ってくるかとか、そんなことについても、今後、中央区役所に移る職員に限定して、もう少しアンケートしてもいいのではないかと思っています。

(記者)

 旧大和の跡地で再開発の組合がビルの完成イメージを出して、今後、このように進めていくという話をしていたのですけれども、そちらへの期待や、ビルの完成イメージの印象などはいかがでしょうか。

(市長)

 割とよく新潟のまちが変わるなというようなイメージの、いい設計になっていると思いますし、また、そこにまちと店を結ぶスペースもかなりたっぷりとってくれているので、あそこが一つの人が集まる場所に十分なれるのではないかと。
 西堀ローサとの連携も考えてくれているので、西堀ローサもわれわれこれから相当活性化に向けて大きな転換をしていく必要があると思っていたのですけれども、それへの支援にもつながるのではないかということで、基本的には大変いい、ありがたい設計になっているのではないかと思っています。

過去の市長記者会見

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