平成29年6月27日 市長定例記者会見

最終更新日:2017年6月28日

市長定例記者会見

(表)開催概要
期日 平成29年6月27日(火曜)
時間

午前10時00分から午前10時37分

場所 新潟市役所(本館6階 執行部控室)

発表内容

質疑応答

配布資料

市長記者会見動画(6月27日開催分)

発表内容

1. 新潟開港150周年記念事業のロゴマーク決定について

 私から、きょうは7件の案件を申し上げます。最初が、新潟開港150周年記念事業のロゴマークの決定ということであります。
 みなとまち新潟の理解促進、機運醸成を図るため、開港150周年記念事業の広報シンボルとして活用するロゴマークが決定したということであります。記念事業の広報業務については、公募型プロポーザルにより新潟日報社・新潟博報堂・新宣共同企業体に受託業者になっていただきました。ロゴマークについても、提案の中で博報堂のデザイナーの方に作成いただきました。
 このデザインですが、黄色いリボンは灯台のサーチライトで、未来を照らし、人を導くフラッグになるとともに、ヒト、モノ、情報が集まり、出会うことによって新しさが生まれ、広がることを表現しています。さらに、その上に「N」が浮かび上がり、下の三本線は、港らしさ、信濃川、阿賀野川、日本海を表現しているということであります。
 キャッチコピーは、「スターティングポート みんなでつくる、みなとまち新潟スタート!」であります。開港150周年を契機に地域の人々と新たなまちづくりを進めていくことを表現しています。これからの活用ですが、ポスター、WEBサイト、屋外バナーなど、さまざまな広報媒体のほか、ことし3月に佐川急便様と締結しました包括連携協定に基づく民間協力の新たな広報として、同社のトラックにロゴマークシートを掲出いただくということであります。さらに、飲料メーカーなど複数の企業さんからも、ロゴを活用した記念商品の発売について打診を受けています。多くの企業・団体の方々に活用いただきたいと思います。
 また、皆さまご承知のとおりでありますが、昨日、石井国土交通大臣から、来年の新潟での「海フェスタ」開催決定通知書を交付いただきました。海フェスタは来年7月開催ですので、開港150周年のオープニング、キックオフイベントということで盛り上げてまいります。

2.中央区役所移転に伴う窓口サービスの一元化について

 二つ目の案件です。中央区役所移転に伴う窓口サービスの一元化についてです。
 平成29年8月14日の中央区役所の移転に併せ、区民生活課、健康福祉課、市税事務所市民税課の業務の一部を集約し、市民の利便性や満足度のさらなる向上を図るとともに、窓口業務の効率化を目指し、NEXT21の2階に窓口サービス課を新設します。業務内容としましては、届出窓口において、出生・婚姻や住所変更などライフイベントの手続きの際に、関連する保健福祉の手続きをワンストップ化するとともに、証明書発行窓口に、住民票や市税の証明書の発行など短時間で完了する業務を集約し、移動距離と待ち時間の短縮を図ってまいります。また、効果的なレイアウトやコンシェルジュなどの配置により、来庁者にやさしく、利用しやすい区役所を目指してまいります。

3.ちょいしおプロジェクト「野菜 de ちょいしおメニュー」の提供について

 三つ目の案件は、ちょいしおプロジェクト「野菜 de ちょいしおメニュー」の提供についてです。
 新潟市は、脳血管疾患や胃がんの死亡率が全国に比べて高く、その原因の一つとして、食塩の取り過ぎがあげられています。家計調査でも、全国の県庁所在地と政令指定都市を合わせた52市の中で、食塩の購入額は新潟市が第1位となっています。新潟市民の食卓はしょっぱいものが多いことも分かってまいりました。減塩のためには、食塩の摂取量そのものを減らすとともに、体内の余分な食塩の排泄を促す野菜や果物を取ることも効果的ということであります。そこで、「ちょいしおプロジェクト」として、農家レストラン「ラ・トラットリア エストルト」と新潟県立大学の学生のコラボレーションにより、新潟市産の新鮮なトマトを活用した「野菜 de ちょいしおメニュー」を考案いただきました。暑い夏にぴったりなタコライスと冷製パスタ・ジェノベーゼの2種類をご用意し、7月1日(土曜)から8月31日(木曜)まで、同レストランで提供していただきます。これに先立ち、あさって6月29日(木曜)にメニュー発表会を行います。報道機関の皆さまからもご参加いただきたいと思います。

4.新潟インターナショナルダンスフェスティバル2017の開催について

 四つ目の案件は、新潟インターナショナルダンスフェスティバル2017の開催についてです。
 2015年の東アジア文化都市事業を契機として取り組んできた都市間文化交流を継続・発展させるとともに、本市の舞台芸術の取り組みを国際発信するため、海外の舞踊団を招いた国際ダンスフェスティバルを開催します。2015年の開催に続き2回目の開催となる今回は、中国、韓国に加え、シンガポールの舞踊団も招聘(しょうへい)し、本市における東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた文化プログラムの主要事業として位置付けます。9月29日の韓国、大邱(てぐ)市立舞踊団の公演を皮切りに、10月8日にシンガポールのT.H.Eダンスカンパニー、10月15日に中国香港の城市当代(じょうしとうだい)舞踊団が公演するなど、毎週海外の舞踊団が本市を訪れ公演を行います。
 少し期間は開きますが、12月15日から17日に新潟市のNoism1(ノイズム ワン)が公演を行い、最後を締めくくります。また、12月17日の公演後には、四つの舞踊団の芸術監督によるシンポジウムを開催、各舞踊団が滞在中に一般の方を対象としたワークショップを行うなど、市民との交流の場も設けることで、相互理解を深めていきます。チケットは7月27日から、りゅーとぴあ、e+(イープラス)で発売となります。お得なセット券の販売もありますので、皆さまからぜひご覧いただきたいと思います。

5.水と土の芸術祭2018基本計画に係る市民意見の募集について

 五つ目です。水と土の芸術祭2018基本計画への市民意見の募集ということであります。
 この市民意見は、今後作成する実施計画(案)の参考にさせていただくために募集するものです。募集期間は、きょうから8月4日(金曜)までです。基本計画や意見書については、市政情報室や各区役所地域課、出張所、ほんぽーと中央図書館、文化創造推進課で配布しております。市のホームページにも掲載しております。意見書の提出方法については、資料に記載のとおりということです。今回はアンケートも実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。

6.第10回「千の風音楽祭」出演者の募集について 

 六つ目の案件は、第10回「千の風音楽祭」出演者の募集についてです。
 新潟市では平成20年度から、「プロジェクト『千の風のふるさと・新潟市』」と題して、名曲「千の風になって」を活用したまちづくりに取り組んでおり、昨年7月には、「千の風になって」ゆかりの愛媛県西条市、北海道七飯町との3都市による交流・協力に関する協定を締結いたしました。プロジェクトの一つである「千の風音楽祭」を、今年度も来年1月8日にりゅーとぴあ・コンサートホールで開催します。第10回を迎える今回のゲストは、前回大変好評だった、歌手の菅原洋一(すがわら よういち)さんにご出演いただけることが決定しました。「千の風になって」の産みの親である新井満(あらい まん)さん、ゲストの菅原洋一さんとともに、この音楽祭にご出演いただき、素晴らしいステージを創り上げていただくグループを募集いたします。
 募集の詳細は資料のとおりです。「千の風になって」が大好きな二人以上のグループであればどなたでも、最大100人までご応募いただけます。演奏に限らず、「千の風になって」を用いたパフォーマンスでもけっこうです。この歌の世界を自由に表現いただきたいと思います。応募は8月28日に締め切り、新井 満さんによる審査のうえ、11月に出演者を決定いたします。ジャンル、プロ・アマ、年齢、国籍は一切問いません。多くの皆さまのご応募をお待ちしております。

7.ふるさと新潟市応援寄附金の取り扱いの変更について

 最後の案件です。ふるさと新潟市応援寄附金の取り扱いの変更ということです。
 ふるさと新潟市を思い、その発展に貢献したいと願う気持ちを寄附金という形で贈っていただく「ふるさと新潟市応援寄附金」、いわゆる「ふるさと納税」について、より制度の趣旨を踏まえた運用にするため、次の2点について取り扱いを変更します。1点目は、使いみちの周知の方法の変更です。これまで寄附をいただく方からは、「子育て」や「福祉」、食や花などの「新潟ブランド」といった七つの分野から使いみちを選んでいただいていました。今後はそれぞれの分野で、本市が取り組む事業の例を具体的にお示しし、その成果について翌年度に公表することで、応援いただいた方の気持ちにしっかりお応えしたいと考えております。2点目は、市内在住者の方からの寄附については、返礼品の送付を行わないこととします。1点目については7月1日から行います。また、2点目については、3カ月の周知期間を設け10月1日以降の受け付け分から変更します。なお、返礼品の割合については、本市では制度が始まった当初から寄附金の3割以下としております。この点については変更がないということであります。

※ミズベリング信濃川やすらぎ堤2017について

 案件は以上のとおりですが、ほかに3件資料を配付させていただきました。
 1件目は、ミズベリング信濃川やすらぎ堤2017についてです。
 すでに「市報にいがた」でもお知らせしておりますが、昨年度に引き続き、萬代橋から八千代橋間の信濃川やすらぎ堤において「ミズベリング信濃川やすらぎ堤2017」を7月1日より実施いたします。2年目となることしは、区域全体のマネジメントを本県三条市に本社を置く世界的アウトドアメーカー「スノーピーク」さんにお願いし、アウドドアと健康をテーマに、区域全体の統一感を意識した出店店舗のしつらえやイベントの開催などに取り組んでいただきます。今回出店する店舗は、配布の資料のとおりです。市内で飲食店などを運営する14の事業者と、昨年を上回る数となっております。また、新たな取り組みとして、独自のICカードによる支払方式を導入いたします。利用者からチャージいただき、ICカードによる支払を行ってもらうということであります。オープン前日の6月30日の午後5時より、オープニングセレモニーを開催いたします。鏡開き、振る舞い酒、出店店舗の紹介を行いますので、ぜひご参加いただきたいと思います。

※にいがた未来ポイント事業のリニューアルについて

 2件目は、「にいがた未来ポイント」のリニューアルということであります。
 「にいがた未来ポイント」は、健康づくり・環境に配慮した「エコ」の活動にポイントを発行し、楽しみながら健康意識を高める取り組みということで、平成27年度から実施してきました。現在7,200人の方から参加いただいていますが、より多くの方から参加していただけるよう、ポイント交換単位をこれまでの1,000ポイントから500ポイントに引き下げ、利便性の向上を図ります。また、ポイントと交換できる対象品に地域商店街が発行しているご当地カードのポイントや商品券を加えたことで、参加者の選択肢が増えるとともに、地域商業の活性化にもつながるものと考えております。

※クルーズ客船「コスタ・ネオロマンチカ」の新潟港寄港について

 クルーズ客船「コスタ・ネオロマンチカ」の新潟港寄港についてです。
 クルーズ客船「コスタ・ネオロマンチカ」が7月17日の海の日に新潟東港に寄港いたします。同客船が新潟港に寄港するのは今回が初ということであります。この寄港を歓迎するため、着ぐるみなどによるお出迎えや、初寄港セレモニーを行うほか、お見送りの際の芸能披露など、にぎやかにお出迎えとお見送りをさせていただくと。また、一般の方向けに船内の見学会も開催します。ぜひクルーズ船内を楽しみいただきたいと思います。新潟の印象が良いものとなるように、精いっぱいのおもてなしと、歓迎の意を示したいと考えています。
 私からは以上です。

新潟開港150周年について

(記者)

 開港150周年のロゴマークですけれども、企業から商品に使うような引き合いがあるとおっしゃっていましたが、地域のイベントでも開港150周年に関して何かやる場合に、このロゴを使うとか、そういった使い方は想定されていますか。

(市長)

 使えると思うのですが、どうですか。

(2019年開港150周年推進課長)

 使える方向で調整しています。

(記者)

 開港150周年のイベントですけれども、今のところ、みなとまち新潟というのは非常に大事なキーになるイベントだと思うのですけれども、どういったところが目玉になりそうだということと、開港のイベントに対する市長の思いを改めてお聞きします。

(市長)

 最近、米山知事がかなり港のこと、今の場合は西港ということですけれども、あそこをおしゃれな空間、行ってみたいエリアにしたいというお話も盛んにされています。今、米山知事は新潟のまちのことでも、万代島は県有地がほとんどなわけですから、そこは当然県、市が一緒にやっていくのだと。新潟駅も新潟市の顔であるけれども、新潟県全体の顔でもあると。そういう面では新潟県としても、より万代広場がいい形になるように、あるいは新潟駅とまちがいい形でつながるようにと。その意見は言わせてもらいたいということなので、意見も言っていただき、お知恵もお貸しいただきたいと。そして役割分担をしっかりやっていく必要があるということなので、これについてはすごく積極的でありがたいと思っています。やはり港湾管理者の新潟県、鳥屋野潟を管轄する新潟県、信濃川を管轄してくださる国、港のほうも国がかかわってきますので、国、県、市が役割分担をしっかり果たすことが、新潟のまちの魅力アップ、拠点化につながると思いますので、そこで、米山知事から積極的な発言があるのは、われわれは大歓迎だと。こちらからも大いに意見交換、情報共有をさせていただきたいと思っています。
 その中で開港150周年を来年迎えられると。あるいはそのあたりで新潟駅が第1期開業の時期を迎えられると。新潟をアピールしていくには最大のスプリングボード、飛躍台を作れるということなので、来年夏の開港150周年の始まりをいい形にして、私はNGT48のメジャーデビューというのはすごいものだと感じているので、来年は新潟が国内外にメジャーデビューする年にしていきたいと。それは新潟県と一緒ならできるのではないかという感じがしています。

(記者)

 150周年のロゴに関してなのですけれども、コンセプトについては先ほど市長からご説明いただきましたが、仕上がりについて、率直な感想はいかがでしょうか。

(市長)

 非常に黄色がきいてきて、灯台の雰囲気が感じられて、すごくいいなと。この黄色と青のバランスも非常によくて、バッジなども作りやすいのではないかと。ことしは神戸が開港150周年で盛り上がっているのですが、あのバッジなどをいただいて、目立ちでいうと、こちらのほうがいいかなと。そんな感じもして、すごく使いやすいデザインになっているのではないかと思います。

(記者)

 ロゴの運用方針なのですけれども、民間企業からも一部打診がきているということですけれども、今後、150周年に向けて民間団体などでイベントがあると思いますけれども、使用料や利用規約といったあたりはいかがでしょうか。自由に使える感じになるのでしょうか。

(市長)

 基本的には自由に使っていただくと。ただ、今までの先行事例でいうと、例えば缶ビールに付けていただいて、1本につきどのくらい(寄附をするので)新潟開港150周年の盛り上げに使っていただいていいですよとか、いろいろな先行事例があるので、それを今回当てはめたり、さらに発展系が考えられるのか。できるだけいろいろなところでこのロゴが露出するようにしていきたいと思っています。

ふるさと新潟市応援寄附金(ふるさと納税)について

(記者)

 ふるさと納税の件なのですけれども、これは総務省の通知に従ってだと思うのですが、(2)の市内在住者への返礼品の送付なのですけれども、市内はもともとふるさと納税はどれくらいあるのでしょうか。

(総務部総務課職員)

 平成28年度の実績で、寄附額の合計が5,015万円でございましたが、件数は4,515件でございました。そのうち、市内在住者からいただいたご寄附は180万5,000円、件数は173件で、全体の3.6パーセントほどになっております。

(市長)

 (全体の3.6パーセントと)かなり限定的で、ここは新潟市に対しての志として、それもより用途を明確にし、また効果についても返事を差し上げるということで協力いただければありがたいと思っています。

(記者)

 新潟市として新しくふるさと納税をリフレッシュするときに、一番PRすべきところというのはどこになるのでしょうか。

(市長)

 新潟のまちづくり、あるいは市民の福祉向上などにしっかり貢献いただける、そしてその結果をわれわれもきちんとご報告させていただくことによって、新潟を応援するということがより明確に、この部分は私が頑張った、ここを私たちは応援したというあたりを伝えることが、この制度の趣旨に一番沿っているのではないかということで、そこを強調していきたいと思います。

ミズベリングについて

(記者)

 ミズベリングに関してなのですけれども、ことし2年目ということで、改めてどのような点を期待されているかをお願いします。

(市長)

 昨年は3万人という非常に多くの方から利用いただいたと。やはり新潟の水辺の魅力をいい形で伝え、またそれを楽しんでいただいたと思っています。しかし、少し飲食、特にバーベキュー系とビアガーデン系に若干偏りがあったのではないかと。今回は「まちなかアウトドア」の観点からも、スノーピークさんはそういうものも得意でございますので、ご家族で楽しめるというあたりもさらに演出いただけるのではないかと思っています。昨年の若干の反省とすれば、なかなか閉店の時間が(遅いと)、ご近所の方に少し騒音などでご迷惑をおかけした部分があったと思いますし、また、芝生への配慮についても、重い施設系のものを芝生の上にはできるだけ置かないと。今回はできるだけ歩道の近くに施設系のものは集中し、飲食を楽しまれる方、そこは水辺の芝生のほうに行っていただくと。
 また、新潟まつりの際にも、今回は販売のほうは継続するということで、全部、撤去することはしないと。そのようなあたりに改善を加え、また、市民の皆さま、ご利用者の皆さまのご意見を聞きながら、さらに改善し、萬代橋下流は港湾区域になるわけで、ここは権限が違う形になりますけれども、できればそちらのほうにも延ばしていきたいと。そういう面で、萬代橋下流の万代テラスのところに、昨年、(上流に)出ていただいていた団体が、今回は社会実験という形で、万代テラスのほうにも出ていただいたと。あそこは土台がしっかりしておりますので、かなりの施設系のものを置いてもびくともしないということなので、万代島のほうにより動線を誘導していきたいと。来年3月には、旧水産物水揚場の修理も完成しますので、そこも、半野外多目的広場という形で、賑わいの中心にしていきたいと。そして開港150周年、海フェスタなどに結び付けていきたいと思っています。できるだけ万代シテイから信濃川やすらぎ堤、万代テラス、万代島というところを自然と動線ができるような誘導もしていきたいと思っています。

新潟市民病院について

(記者)

 市民病院の関係の質問ですが、遺族から労働環境の改善の申し入れがあったかと思うのですけれども、その回答期限は6月中となっていたと思います。それに対してはどのように回答されるご予定かお聞きします。

(市長)

 われわれが(新潟市民病院緊急対応)宣言で出させていただいた中で、このように改善していくと。是正勧告で求められた方向、具体的な指示事項、これをクリアすることが最大の回答だと思っておりますので、今の段階ではそれ以上のお答えはできないと思います。

(記者)

 遺族からは、かなり具体的な事柄について回答するように求めるという内容だったと思うのですが、そうすると、この前出された内容にとどまるということでしょうか。

(市長)

 あとは労基署と意見交換、例えば残業時間はどの程度、われわれはこのような算定でいきたいと思うのだけれども、それでいいのかどうかとか、労基署サイドからの指導というものが、われわれが考えていたラインと向こうのラインと違ったら困りますので、そこをしっかり確認したうえで、より具体的にお答えできるようになる。しかしそれは、今の期限を切られたところではまだ回答できないというものも出てくると思います。

(記者)

 先ほどの市民病院のやり取りについて、1点確認したいのですけれども、期限が切られた中で答えられないものもあるというお話でしたが、答えられない項目があるかもしれないという話でしたけれども、6月内に回答を出して、一部答えられない可能性があるということなのか、それとも、回答自体が7月以降になりそうだということなのか、その辺はいかがでしょうか。

(市長)

 それは、今、こういう段階ですので、これは答えになっていないと言われるかもしれませんけれども、それが6月段階でのお答えということで、引き続き、方向が出たら答えを追加させていただくということでやっていきたいと思います。

BRT専用走行路について

(記者)

 発表外なのですけれども、BRTの専用走行路の関係なのですけれども、この前の一般質問で設置時期にはこだわらないということでしたけれども、やらないという選択肢も含めてこだわらないということなのでしょうか。

(市長)

 基本的にはやる方向です。来年、(新潟駅周辺整備事業の高架駅)第一期開業で踏切が除却された後の、特に三条小須戸線ですけれども、交通量がどうなるか、東大通の交通量がどうなるか。恐らく交通量はかなり減少するだろうと。専用レーンを作りやすくなるだろうという数字が出ることを予測しています。その数字がどのようなものになるのかを確認し、また、本格開業の年度をさらにしっかり確定させつつ、いつどのようにやっていくか。より利用者の皆さま、いろいろな関係者の皆さまのご意見を聞きながら確定していけばいいと。われわれ、ありがたいことに、ずっと減り続けてきたバスの利用者が下げ止まった、この半年間は、悪いときでプラス1パーセント台、いいときはプラス4パーセント台まできているので、持続可能なバスの土台ができたと。BRTの今の状態も市民から支持されていると思うので、それほどあせる必要はないと思っていますが、駅が上がったときには、やはりセンターレーンで、少なくとも萬代橋までは行ったほうがいいのではないかと思っています。

(記者)

 社会実験のことにも触れられていましたけれども、社会実験を再びやるというお考えは今のところありますか。

(市長)

 あまり必要ないと思います。あのときの交通量はしっかり押さえてありますので。それより、車が増加してきたという数字が出れば、また社会実験も考えられますけれども、あの状況よりさらに改善されるということが見込まれますので、そうすると、三条小須戸線で(大きなものは)1日だけでしたけれども、(その他にも)少し渋滞があったということも改善のめどが立てられると思うのです。そうすると、新たな社会実験をする必要よりも、むしろいろいろなところの、例えば路面電車、こんな形で島式ホームを使って、道路環境からいえば相当厳しい部分も、市民のご協力があればやれるということを知っていただく、広報させていただくほうが大事ではないかと思っています。とにかく慣れていない。やったことがないというのが最大の不安要因だと思うので、そこについて、こういう地域ではこんなやり方ですよということを、映像などでお知らせしていきたいと思っています。

国家戦略特区について

(記者)

 国家戦略特区のことで1点お聞きしたいのですが、昨日、首長たちが集まって地方創生大臣に要請に行かれた席で、山本大臣から、加計問題については終わっているという発言がありました。その後に、同席されていた民間議員の会見の中でも、既得権益のほうが条件を付けてきたのだという発言があって、昨日、市長が同席された中で、特区に関してさまざまな発言があったかと思うのですけれども、それについてどういった受け止めで、特に特区の自治体の市長として、どういった受け止めであの場にいらしたのか、教えてください。

(市長)

 われわれは特区に指定いただいたことで、いろいろな面で効果が上がっていますと。この効果をさらに広げていくことが、日本全体を活性化するうえで重要だと。われわれのやった企業の農業参入、あるいは農家レストランで非常に大きな効果が上がっているのですけれども、一番ありがたいのは、チャレンジする新潟市ということで、こういった面倒くさそうなものも新潟市ならやれるかもしれないと。その一番の象徴がレストランバスですけれども、あれもけっこう規制緩和で、本当は、規制(緩和の対象)にはなっていない政省令とか、そういったものをクリアしてあの形ができあがったわけですが、その能力を最大限発揮させるには新潟市がいいのではないかということで、最初の運行拠点に去年選んでいただいたと。新潟市ならいろいろな面倒くさいことも頑張る方向でやってくれるだろうと。挑戦する新潟市で私たちも事業をやりたいということがNTTドコモ、NTT東日本、あるいはパナソニック、IHI、ソフトバンク系列。規制緩和は使わないのだけれども、いろいろな方がICT農業あるいは、ぐるなび、ウィラーなど、食の分野で新潟市とコラボレーションすることになっているので、これは民間有識者議員によれば、規制緩和を使っていないから関係ないと言うのですけれども、われわれは規制緩和を使うことが目的ではなくて、地域を活性化することが目的ですので、そういうものも含めて特区効果なのだと。特区がこんなにいい効果をもたらしているというアピールが内閣府は下手だったと。そのあたりをわれわれはこれから、こんなにいい効果が出ている、こんなに地域が元気になっているということをどんどんお示しして、うちもやらせてくれ、3カ所できたのなら全国展開でいいのではないかという流れにしていただきたいということを、私はお願いしました。山本大臣の加計問題は終わっているというのは、私は記憶にないのですけれども、死にものぐるいでやるというご発言が最後にありました。

将棋 藤井聡太四段の29連勝について

(記者)

 発表外になるのですけれども、藤井四段が29連勝という記録を打ち立てましたけれども、ご所感があればお願いいたします。

(市長)

 よく、「最近の若い者は」という言葉がわれわれの世代からは出てくるわけですけれども、最近の若い者は素晴らしいねという方が本当に輩出されていると思います。特にスポーツ、あるいは、今の将棋もそうですし、自らをアピールして、パフォーマンスされるという、世界に通用するようなところでもすごい若者たちが出てきていて、将棋の世界であのようなすごい若者が出てくると、AIと藤井さんと勝負してもらいたいとか、いろいろな夢も広がって、知的好奇心がすごく旺盛な若者のようなので、どうすればあのような育ち方ができるのだろうというのが、今、若いお母さん、おじいさん、おばあさん世代では話題になっているようです。これは日本の社会の可能性を示す、あるいは切り拓く素晴らしい快挙だということで、私も大きな拍手を送りたいと思っています。

次期市長選挙(任期)について

(記者)

 来年11月に篠田市長は任期満了を迎えられますが、議会中に市会議員の方が出馬の意向を表明されまして、一般質問でも市長とその方でやり取りがあったわけですが、市長ご自身の去就といいますか、今後どうされるかということは、いつくらいまでに考えたいとか、時期的なものは頭の中にありますか。

(市長)

 まだ1年5カ月近くありますので、その期間、最大限、新潟市政の実をあげるために頑張りたいということしか考えていません。

(記者)

 まだそういうことを考える時期ではないということですか。

(市長)

 まだ早過ぎますよね。

(記者)

 以前出たかもしれないのですけれども、市長選の話ですけれども、市議の方の出馬表明については、いつ、どこで耳にしたというか、目にしたのでしょうか。どのように思いましたか。

(市長)

 だいぶ前に雑誌で見たような気もしますけれども。

(記者)

 そのときの思いというのは。

(市長)

 早くからお考えになるのだなと。市会議員のお仕事と市長になるための勉強と両立するのだろうとご判断されているのだと思いますが、頑張って勉強していただきたいですね。

過去の市長記者会見

関連リンク

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電話:025-226-2111 FAX:025-223-5588

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