江南区意見交換

最終更新日:2018年7月11日

(1)

区のまちづくり協議会について

(2)

二本木駅について

(3)

がん治療後の予防接種について
(4) 子ども・子育て支援担当部長の公募について
(5) 曽野木地区のまちづくりについて
(6) 地域の茶の間に血圧計などを整備してほしい

質問1

区のまちづくり協議会について

発言者

 6月1日の新潟日報に、区のまちづくり協議会を立ち上げたと出ていた。太右エ門新田も公園線の延伸の工事が平成31年に全線開通と決まったので、集落としても集落のまちづくりを考えようということで、自治会の総会でそれを決め、勉強会を始めた。日報の記事を見ると、江南区役所や横越二本木の山崎製パン(株)新潟工場周辺など、ある程度、場所が決まっているように感じた。江南区の一番外れにある私どもの太右エ門新田のまちづくりは、この話し合いの中で、取り組んでいただけるのかお聞きしたい。

区長

 おっしゃるとおり、先日、まちづくり協議会が立ち上がったが、これは決して亀田や横越に場所を限定したということではなく、区全体の雇用、居住についてのものである。自分の息子が東京へ出て、帰ってきてくれることになったが、自分の土地なのに家が建てられないというような話なども聞いている。そのようなことも含めて、やはり江南区を選ばれる方は多くいらっしゃるので、江南区の雇用の促進と居住といったところの向上を区の全体的な目で取り組んでいきたいと考えている。その中で、太右エ門新田の皆様からもいろいろなご意見があるようであれば、ぜひ聞かせていただいて、一緒になって進めていきたいと考えている。

質問2

二本木駅について

発言者

 両川地区は高齢化が進み、過疎も進んでいる。ずっと市長にお願いしているが、通称江南駅(二本木駅)を早く造っていただければ、少しでも横越側からでも開けてくるのではないかと大変期待している。今後とも、一刻も早く審議ができるようにご尽力いただきたい。

市長

 二本木駅については、私も何回も同じことを答えていて恐縮であるが、基本的に新駅の建設は、区画整理事業などをやっていただいて、その事業主が新駅も造るよう頑張っていただき、市は付随的なものを支援するということが原則になっている。まずは区画整理事業の熟度をさらに上げていただきたいと思っている。
 そして、駅とは関係のない話だが、先ほどの太右エ門新田のお話のように、調整区域だと新しい家を造るのも大変だというようなお話がある。
 合併をした際に、今までそのような線引きがなかった地域もお仲間に入っていただいた。その方たちには、今までの市街化調整区域に入っていただくところが多いのだが、市街化調整区域になったら開発ができないということではない。私どもは新たなガイドラインを作り、50戸以上の集落の場合は、家が造りやすい、あるいは優良田園住宅というものにも取り組んで行けるようにさせていただいたので、駅の新設以外にも市街化調整区域で住宅を造れるかというようなお話もどんどんご相談いただきたい。

区長

 江南駅は、30年来、地元の皆様から要望をいただいてきたが、なかなか動いてこなかったという状況がある。今回、亀田商工会議所の会頭が中心になってまちづくり協議会をつくっていただいたので、区役所に雇用と居住と交通の三つをきちんと進めるためにプロジェクトチームをつくって取り組んでいくことにしている。これまでなかなか動いてこなかったものを動かすということは大変な話だが、JR信越本線は江南区にとってとても大事な施設であり、それを活用することが大事だと考えているので、私としては積極的に進めていきたい。

質問3

がん治療後の予防接種について

発言者

 私の孫は生後5カ月目にして、小児がんという診断を受け、1年半ほど新潟大学で治療を行った。生後5カ月の間に、市の制度により無料で予防接種やワクチンを数本受けたが、がん治療を終えたときに、大学のドクターから、効力を失ったワクチン、予防接種は、また受けたほうがいいという指導があった。そのため、区役所の窓口へ行って話したところ、市の制度として、2度目の予防接種を無料で受けられるようなものはないので、有料で受けるように言われた。予防接種には大体、1本1万円くらいかかり、生後5カ月では3、4本、これが5歳、6歳の場合は20本くらい打つことになるので、実費で受けようとすると1人当たり20万円くらいかかる。
 同じ患者を持つ長岡市の友人は、窓口で一旦拒否されたが、数日後に市長の判断により無料で受けられるようになったそうだ。また、見附市でも担当が市長に伺ったところ、即決で無料で受けられるようになった。
 資料には安心して産み育てやすいまちづくり、切れ目のない支援とあるが、市、県、国にもがん治療後にワクチンや予防注射を無料で受けられる制度がない。これらのことを考慮して、ぜひ、そのような制度を作っていただきたい。

市長

 お話をお聞きすると、制度の空白、欠陥ということなのではないかと感じている。長岡市も見附市も無料で受けられるのに新潟市では有料であることはあまり良い状況ではないので、その制度の基の部分を360度点検し、良い方向が出るように考えたい。
 我々も健康寿命延伸ということを申し上げているが、人のDNAというものはかなり不公平なものであり、いくらきちんとした生活をしていても、病気になる方はいらっしゃる。また、先天的なものもあるということなので、健康寿命を延ばすということはみんなの目標ではあるが、一人ひとりはそれぞれの事情があるのだということも忘れないようにしていきたい。

※新潟市特別の理由による任意予防接種費用助成金支給制度を平成29年8月から開始しました(平成29年4月1日から適用)。

質問4

子ども・子育て支援担当部長の公募について

発言者

 昨年度、米山区長をはじめとして、区長公募、子ども・子育て支援担当部長、国際・広域観光担当部長の公募を行った。4人の方は採用されたが、子ども・子育て支援担当部長については、該当者なしということだった。結局、こども未来課をこども未来部に上げて部長を置いたようだが、最初にそれを公募した狙い、そしてそれができなかったことによって子育てに対する方向をどのように変えたのかという考え方を市長にお聞きしたい。

市長

 公募区長、公募部長ということで、昨年度、手を挙げていただいた。区長については、行政経験が全くない方には難しいのではないかということもあり、行政経験がある者という条件を付けさせていただき、結果的には米山区長はじめ、南区、秋葉区、北区、西区が公募区長となり、公募区長のほうが多数派になった。自ら手を挙げるということは、公務員の世界ではなかなか厳しいことだが、地域への愛着をもって区長自ら手を挙げていただくということは意義があると思っている。
 そして、国際・広域観光担当部長は、良い経験を持っている民間人に手を挙げていただき、採用させていただいた。
 子ども・子育て支援担当部長についても、4人に手を挙げていただいて、2人の方を最終面接させていただいた。私も面接員の一人だったのだが、子ども・子育てにかける熱意というものはお二人とも強くあったと思う。しかし、子ども・子育ては広い分野をハンドリングする必要があるということで、この方にお任せしようというところまで踏み切れなかった。
 それを踏まえて、新しく生まれるこども未来部のために最適な人間を選ぼうということで、私と副市長が考えて、適任者を選ばせていただいた。基本的に成果は出ていると思っているので、これからも、できれば公募を定着させていきたいと思っている。

質問5

曽野木地区のまちづくりについて

発言者

 市の財産活用課と地域課と私ども地域が合同で昨年から4回、ワークショップを開催し、いよいよ計画を実行するための案の策定にこれから入るという段階である。ワークショップでは、私どもの要望も完全に出尽くしていない点もあると思うので、今後、実行計画の案については、私どものいろいろな要望を最大限、取り入れていただきたい。

市長

 これからの公共施設の在り方について全市的に点検し、そしてできる限り、よりしっかりとした施設に多機能・複合機能を担っていただこうと考えており、学校統合を決断していただいた地域の施設をどのようにするかということは喫緊の課題になる。例えば、潟東地域を中心に、公共施設を統合、機能強化、一部廃止するということで、これもワークショップ方式で進めたことで、非常に良い形で出来上がったと思っている。これからは地域の皆様のご要望を聞きながら、行政が上から押しつけたという感じにならないように、まちづくりを心掛けていきたい。

区長

 曽野木団地の跡地利用について、曽野木と第二曽野木保育園を一緒にして、多世代の方が集まるコミュニティ施設にしようということで、平成26年くらいから取り組んでいただいて、ようやく一つの案がまとまった。これからいよいよ実施計画というところに入っていくことになるが、例えば、保育園には送迎スペースがなかったなどの課題があったので、実施計画の中でも今までの課題を踏まえてどうしていくかといったところを、皆様といろいろ意見交換させていただきながら進めていきたいと考えている。財政的にはなかなか厳しい部分はあるが、良い施設になると私も思っているので、前向きに進めていきたい。

市長

 昭和の大合併でお仲間になっていただいた地域には、合併建設計画というものはなかった。例えば、一番大きい単位である内野町も昭和の大合併でお仲間になってもらったが、なかなかまちづくりが進まないというお叱りもいただいてきた。合併建設計画は地域とのお約束で、できる限りしっかりと取り組んできたが、それも期間が終了した。しかし、昭和の大合併でお仲間になっていただいたところで、やはりここはもう少しまちづくりの拠点などが必要ではないかというところについて、まずは先行的に内野で取り組ませていただく。そしてそれも新しいものをどんどん造るということではなく、基幹的な施設を一つ造り、そこに複合機能、総合機能を入れて、廃止するものは廃止するということである。これからのまちづくりの見本、モデルになるような形でということでお願いをし、内野のほうに進んだと思っている。曽野木もそのような面で、新しいまちづくりの先頭に立つような形で、地域の要望、そして持続可能なまちがつくれるかどうかという観点も入れていただいて、話し合いをさらに深めたいと思っている。

質問6

地域の茶の間に血圧計などを整備してほしい

発言者

 当自治会では、いきいきサロンとして、地域の茶の間を開催している。健康寿命の延伸のためにも、サロンに血圧計や体重計、ルームランナーといったものをぜひ整備していただきたい。

市長

 地域の茶の間、あるいはいきいきサロンのような活動によって、人と出会うこと、また自らが役割を果たすことが、健康づくりの観点からも良いという話がお医者さんの中で実証されつつある。市でもできる限り、地域の茶の間、あるいはサロンのような活動を週1回以上運営していただいているところには支援も若干厚くするということで進めている。
 今後、健康づくりのために良い活動をしている地域にポイントを差し上げる。1万ポイント、2万ポイントあたりはハードルがそんなに高くないと思うので、まずご相談いただき、モデル的にやってもらうというケースも今年度、来年度あたりはあってもよいと思っている。良い活動を行うために、これが欠かせないとお互いが納得できれば、多少のご支援はできると思う。それぞれの活動事情などがあると思うので、ご相談いただきたい。

このページの作成担当

市民生活部 広聴相談課

〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館1階)
電話:025-226-2094 FAX:025-223-8775

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