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毛染めによる皮膚障害について

最終更新日:2016年7月28日

毛染めは、年代や性別を問わず一般的に広く行われていますが、一方で、毛染めによる皮膚障害の事例が毎年度200件程度消費者庁の事故情報データバンクに登録されています。
この度、消費者安全調査委員会が毛染めによる皮膚障害に係る調査報告書を取りまとめ、毛染めによる皮膚障害の重篤化を防ぐための取組みについて、厚生労働大臣に対し意見が提出されました。

酸化染毛剤やアレルギーの特性について

毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎です。特に、ヘアカラーリング剤の中で最も広く使用されている酸化染毛剤は、主成分として酸化染料を含むため、他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすい製品です。

アレルギーの特性

  • 人によっては、治療に30日以上を要する症例が見られるなど、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障を来すほど重篤化することがあります。
  • これまでに毛染めで異常を感じたことがない人であっても、継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になることがあります。
  • アレルギーの場合、一旦症状が治まっても再度使用すれば発症し、次第に症状が重くなり、発熱等の全身症状を呈することもあります。
  • 低年齢のうちに酸化染毛剤で毛染めを行い、酸化染料との接触回数が増加すると、アレルギーになるリスクが高まる可能性があると考えられます。

対応策等

酸化染毛剤を使用して、かゆみ、赤み、痛み等の異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があるため、アレルゲンと考えられる酸化染毛剤の使用をやめる、医療機関を受診する等の適切な対応をとる必要があります。
また、セルフテストを実施する際には、以下の点に留意してください。

  • テスト液を塗った直後から30分程度の間及び48時間後の観察が必要です。(アレルギー性接触皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れる可能性が高いため、48時間後の観察も必要になります。)
  • 感作を促したり、過度のアレルギー反応を引き起こしたりするおそれがあるため、絆創膏等で覆ってはいけません。

理容師・美容師の方へ

理容師、美容師は上記に示した酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応策等について確実に知識として身に着ける必要があります。
また、毛染めの施術の際には、以下の内容を参考にして皮膚障害の重篤化を防ぐよう留意してください。

  • コミュニケーションを通じて、酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応策等について顧客への情報提供を行ってください。
  • 顧客が過去に毛染めで異常を感じた経験の有無や、施術当日の顧客の肌の健康状態等、酸化染毛剤の使用に適することを確認してください。
  • 酸化染毛剤を用いた施術が適さない顧客に対しては、リスクを丁寧に説明するとともに、酸化染毛剤以外のヘアカラーリング剤(例えば染毛料等)を用いた施術等の代替案を提案すること等により、酸化染毛剤を使用しないでください。

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