かしこい移動について考えてみませんか?

最終更新日:2018年3月30日

かしこい移動について考えてみませんか?

みなさんは知っていましたか?
新潟市では移動の際に約7割の方が「クルマ」を利用しているのです。
確かに「クルマ」は便利で快適な乗り物ですが、 「クルマばかりの生活」には、困ったことも少なくありません。
そこで、日々の生活を少し振り返り、 「クルマをかしこく」利用する方法について考えてみませんか?

1.クルマと交通事故について

みなさんは、交通事故に遭遇する可能性について考えたことはありますか?
例えば、クルマで毎年1万kmを50年間走行し続けると、300人に1人が事故死し、250人に1人が死亡事故の加害者になる統計があります。
 
実は、クルマを運転するということは、重大な事故を起こすリスクが高いんです。

2.クルマの維持費について

みなさんは、クルマの維持費について考えたことはありますか?
クルマを持つことで日々のガソリン代はもちろんこと、車検や税金など様々なお金がかかっています。例えば、車両価格150万円のクルマを7年間使用すると、1日あたり約1,800円が必要になります。
 
実は、クルマを持っていると意外にもお金がかかるのです。

3.クルマと環境について

みなさんは、新潟市がクルマなど運輸部門における人口一人当たりのCO2排出量が、政令市の中で一番高い都市であることを知っていましたか?
運輸部門の中でクルマは、電車やバスと比べて1人を運ぶのにたくさんの二酸化炭素を排出しています。
大気中に放出された二酸化炭素は、大気汚染を引き起こし、地球温暖化の原因になっています。
 
実は、クルマばかりの生活って、環境にも良くないようです。

4.クルマと公共交通について

みなさんは、近年クルマによる移動が増加する一方で、電車やバスなどによる移動が減少していることを知っていましたか?
公共交通(電車、バス)は、利用者が減少しサービスの維持が困難になることで、運賃の値上げや路線の廃止・減便などのサービス低下が引き起こされています。公共交通が廃れていくことで、クルマの運転ができない学生や高齢者が、公共交通を利用したい時に、利用できない状態になっているかもしれません。
 
実は、みんながクルマばかり使っていると、将来の公共交通に大きな影響を与える可能性があるのです。

5.クルマと健康について

みなさんは、普段から運動をしていますか?
毎日60分歩くことや毎週ジョギングなどを60分行うことで、糖尿病や循環器疾患、がんや認知症などのリスクが低減されるという統計があります。
例えばクルマを利用するときには、歩くことが駐車場から目的地までに限られてしまいます。一方で、公共交通を利用すれば、駅やバス停まで歩いたり、車内で立ったりと、同じ移動でも倍以上のカロリーを消費することが可能です。
 
実は、日々の移動手段をクルマから公共交通に変更することで、健康増進効果が期待できるのです。

6.クルマと移動時間について

みなさんは、移動時間について考えたことはありますか?
例えば、クルマを利用するとき、運転中は前のクルマに注意して運転しなければいけません。また、まちなかへクルマで出かける場合には、渋滞に巻き込まれてついついイライラしてしまうことがあるかもしれません。
しかし、同じ移動時間でも公共交通なら、本を読めたり、考え事を出来たり、ちょっと寝てみたり、外の風景を楽しんだり・・・帰りにふらっとお店によってお酒を飲んだりだってできちゃうのです。
 
実は、日々の移動手段をクルマから公共交通に変更することで、楽しめることがたくさんあるのです。

環境やカラダにやさしいかしこい移動を!

確かにクルマは便利な乗り物ですが、「クルマばかりの生活」では、交通事故の危険性、健康への影響、環境問題、渋滞・・・など様々なデメリットがあります。けれども「クルマをかしこく」利用することで、実は、みなさん自身にも社会にもメリットとなることがたくさんあるのです。
 
近くの目的地へは徒歩や自転車を利用してみたり、まちなかに行くときは郊外の駐車場でクルマを停めて、公共交通に乗り換えてみたり、時間に余裕をもって、公共交通に乗って、本を読んで通勤してみたり…など。
 
クルマばかりに頼りすぎず、行き先や目的に応じて、徒歩や自転車、公共交通、そしてクルマを使い分ける、環境やカラダにもやさしい「かしこい移動」について考えてみてはいかがでしょうか??

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都市政策部 都市交通政策課

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