救助資機材

最終更新日:2021年8月24日

新潟市消防局の特別救助隊にはさまざまな救助資機材が配備されています。
どんな資機材があるのでしょうか?
ここでは、主な救助資機材について説明します。

重量物排除用器具

マンホール救助器具

マンホール等の立坑内から要救助者を救出するための救助資機材です。
三脚がセットされているため、上部に支点となるものがなくても要救助者を引き揚げ救出することができます。

マット型空気ジャッキ

空気ボンベの空気の圧力を利用して、マットを膨らませて重量物を持ち上げ、活動空間を確保するための資機材です。

最大40トンまで持ち上げることができ、電車事故にも対応することができます。

大型油圧スプレッダー及び切断機

可搬式のエンジン油圧ポンプ(写真右)を駆動させ、大型のカッター(写真中央)やスプレッダー(写真左)を使用し、事故車両等を切断・拡張します。
カッターの切断能力は高く、鋼鉄管なども切断可能で、スプレッダーは閉じた状態で隙間に差し込み、約7トンの力で空間を広げて車両のドアを開放します。

チェーンブロックを取付けることで、重量物を引っ張ることもできます。

救助用支柱器具

建物倒壊・交通事故・土砂崩壊等の様々な災害の救助活動における、二次災害を防止するための重量物排除及び安定化用の資機材です。

切断用器具

エンジンカッター

救助活動で破壊作業に使用する資機材です。
小型のエンジンを動力として切断刃を高速で回転させて車両やシャッターなどの金属を切断します。
また、切断刃を交換することでコンクリートなども切断することができます。

座屈ビル等のコンクリート壁に開口部を作成する際に使用する切断用器具です。
二枚刃のダブルブレードカッターは、中心の留め金の出っ張りがなく、40センチほどの厚さのものまで切断することができます。

空気鋸

空気ボンベからの圧縮空気を動力源としており、切断中は刃先に常に空気を吹付け、火花をほとんど発生させません。また、熱の発生も抑えることができます。
切断刃は、毎分1200往復から停止まで、作業中でも自由に変速可能で、切断物に適した速度調節が可能です。
水中でも使用することができます。

検知・測定用器具

化学剤検知器

サリン・ソマン・タブン・VXガス(神経剤)・マスタードガス・ルイサイト(びらん剤)・青酸ガス(血液剤)・ホスゲン等の化学剤を検知し、警報により隊員に知らせます。

隊員保護用器具

陽圧式化学防護服

有毒ガスやウイルスなどの暴露環境下において活動する救助隊員の安全確保を目的とした防護服で、内部の圧力を外気圧より高く維持することで、危険物質の侵入を防ぐことができます。

水難救助用器具

潜水器具一式

ボンベ内の高圧空気をレギュレーターにより通常圧まで減圧し、その空気を吸うことで水中でも活動できます。

ドライスーツを着装し、潜水器具を装備した状態です。

高度救助用器具

熱画像直視装置

煙中の火点の検索、人命救助、検索活動、真闇の中の救助活動、水難者の検索、残り火の確認等に使用する資機材です。

夜間用暗視装置

夜間等において要救助者の検索に使用する救助資機材です。
わずかな光を増幅して、暗闇の中の物体を鮮明に映し出します。

二酸化炭素探査装置

要救助者の呼吸により排出される二酸化炭素(CO2)および排泄物や腐敗臭からのアンモニア(NH3)を測定することができ、また、先端に取り付けられた小型CCD カメラの映像確認により、密室や瓦礫等に閉じこめられている要救助者の探索を補助する装置です。

このページの作成担当

消防局 警防課

〒950-1141 新潟市中央区鐘木257番地1
電話:025-288-3250 FAX:025-288-3255

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