救急の日・救急医療週間について
最終更新日:2021年8月23日
救急医療に正しい理解を
「救急の日」及び「救急医療週間」は、救急業務・救急医療に対する国民の正しい理解と知識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的に制定されました。9月9日は救急の日、救急の日を含む1週間(令和3年は9月5日から9月11日まで)を救急医療週間と定めています。
安心・安全な生活を支えるうえで欠かせない救急医療について、この機会に皆さんで考えましょう。
併せて、新潟市消防局が実施している救急に関する取り組みについても紹介します。
新潟市消防局の取り組み
新潟市消防局では、市民の皆さんの安心・安全な生活を支えるため、主に4つの取り組みを行っています。
1.新潟市救急ステーション
平成19年11月から新潟市民病院と協働で運用を開始しました。新潟市救急ステーションは「病院前救護体制の充実強化」、「救急救命士の再教育」、「感染症傷病者の搬送」、「応急手当普及啓発活動」の4つの機能を有しています。
その中でも特に重要な取り組みは、ドクターカーの運用です。119番通報の際に緊急性が高いと判断した場合、救急ステーションから医師を同乗させたドクターカーが出動します。この取り組みで医師の早期介入が可能となりました。
新潟市消防局の該当ページにリンクします。
2.にいがた救命サポーター制度
平成28年4月1日から運用を開始し、官民問わず市内約1,500件の事業所(協力事業所)より登録を頂いています。
119番通報で現場が協力事業所の近くの場合、指令管制センターが協力事業所に連絡し救急活動の協力を依頼します。協力区分は「AEDを貸し出す」「AEDを現場に届ける」、「AEDを現場に届け、応急手当(心肺蘇生法、AED操作)を実施する」の3区分あります。
にいがた救命サポーター制度に、ぜひ協力事業所として登録をお願いします。
新潟市消防局の該当ページにリンクします。にいがた救命サポーター制度の登録方法についても、リンク先から確認できます。
3.応急手当の普及啓発
新潟市では平成6年から応急手当講習を実施しています。令和3年4月1日現在、累計で約40万人の方に応急手当講習を受講していただきました。
併せて、応急手当の指導者(応急手当指導員・応急手当普及員)の育成にも努めています。
新潟市消防局では、定期的に各種応急手当講習会を開催しています。興味のある方はぜひご参加ください。
新潟市消防局の該当ページにリンクします。各種応急手当講習会の申し込み方法についても、リンク先から確認できます。
4.PA連携出動
Pはポンプ(つまり消防車)、Aはアンビュランス(救急車)のことを指します。つまり、消防車と救急車が一緒に出動することです。心肺停止事案、その他必要な場合に救急車と同時に消防車(救助工作車)が出動する取り組みを平成12年から実施しています。
平成19年からは全ての消防隊・救助隊にAEDを配備し、救急隊到着前に心肺蘇生法、AEDによる除細動が可能となりました。その結果、救命率向上に一定の効果が得られています。
救急車の適正利用について
令和2年 傷病程度別搬送人員割合
令和2年の新潟市における救急搬送者数は31,090人でした。平均すると、1日で85人が救急搬送されたことになります。3割が入院の必要が無い、いわゆる軽症でした。新潟市では25台の救急車で市民約80万人の安心・安全を守っています。救急車は市民全員のものです。ケガや病気の程度に応じた救急車の適正利用をお願いします。
新潟市の救急医療体制
新潟市では、休日や夜間など急に病気になったときに症状や緊急性の程度に応じた医療が適切に受けられるよう、段階的な救急医療体制を整備しています。地域の救急医療体制を維持するために、状況に応じた適正な医療機関の受診をお願いします。
救急車が必要なときは・・・
意識が普段と比べておかしい、突然の激しい頭痛や胸痛、突然片方の腕や足に力が入らなくなる、ろれつが回らずうまく話せないなど、このような場合はすぐに119番通報をして救急車を呼んでください。
高齢者
成人
子ども
※各種チラシがPDF形式でダウンロード可能です。
医療機関を受診するときの心得
掛かりつけ医を持ちましょう
できる限り昼間の診療時間内に受診しましょう
休日・夜間は急患センターを受診しましょう
●新潟市急患診療センター(電話:025-246-1199)
●西蒲原地区休日夜間急患センター(電話:0256-72-5499)
救急医療電話相談(#7119・#8000)を有効に活用しましょう
●相談時間:毎日19時から翌朝8時まで
●相談内容:発熱、頭痛、腹痛、吐き気など、急な病気やケガに関する相談
●その他:経験豊富な看護師などが、医療機関受診の必要性や、対処方法等について助言します
※新潟県のホームページにリンクします
救急受診アプリ「Q助」
救急受診アプリ「Q助」の画面
急な病気やケガをしたとき、アプリ内で該当する症状を画面上で選択していくと、「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」、「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」など、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
このほか、アプリで119番通報や医療機関・受診手段の検索ができます。スマートフォン・タブレットからインストール可能です。ぜひご利用ください。
(※Web版もあります。)
緊急度が高い場合(赤で表示)
できるだけ早く病院受診を勧める場合(黄色で表示)
緊急性は低いが病院受診を勧める場合(緑色で表示)
「Q助」をインストールする際は、下記リンク先の総務省消防庁のホームページ内からインストールしてください。
※右図のQRコードをスキャンして、インストールすることもできます。
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