農畜産物

最終更新日:2016年11月21日

豊富な農産物

 江南区は多彩な農産物が生産されており、新潟市の食を支える重要な生産基地となっています。
 また、心を豊かにする花々の生産も盛んで、美しい花の名所もあります。
 季節順(春~夏~秋~冬)で掲載しています。

農産物 時期 地区 内容
スイセン開花 4月上旬 横越  スイセンの球根の栽培では、県内一の生産量を誇ります。春先には、阿賀野川の堤外地の畑を、いち早く彩ります。

スイセン

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チューリップ開花 4月中旬 横越
両川
 新潟市の花に指定されている「チューリップ」。
 横越・両川地区では、チューリップ球根生産が盛んで、春には色も形も様々なチューリップが大地を彩ります。

チューリップ

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たけのこ 5月

横越

 新潟市内で最も古い砂丘地帯に属する横越地区の藤山・駒込一帯には、市内では珍しい広大な竹林があります。
 この地域のたけのこは、一般のものと比べて柔らかいと評判です。

江南区藤山・駒込のたけのこ

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梅の収穫 6月 亀田  県内屈指の生産量を誇る亀田の梅。江戸時代から、「藤五郎」と「越の梅」の2品種が生産されています。収穫期を迎えると、梅林一帯に酸味豊かな梅の香りが広がります。
 藤五郎梅は、大粒で肉厚なのが特徴です。梅シロップや梅酒、梅ジュースに、熟した実は梅干づくりに最適です。

亀田特産の梅

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ホワイト阿賀 7月・10月 大江山  新潟市の園芸品を全国に紹介する「園芸名産品育成事業」の第1号として(現在は「食と花の銘産品」となっています)、新テッポウユリのホワイト阿賀が選ばれました。旧大江山農協が品種改良を重ねて作り上げたもので、大輪の花を咲かせ、濃緑色でつやのある葉が特徴で、その清楚で優雅な姿は、「阿賀に咲く、白の貴婦人」と言われています。
 花もちが良く、病害にも非常に強く、露地栽培が可能な品種です。

白色際立つホワイト阿賀

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新潟十全なすの収穫 6月 曽野木  昭和初期から栽培されている、ほのかな甘みのある丸い巾着型なすです。濃紺で実が厚く、しまった肉質ながら皮が薄く、柔らかいのが特徴です。浅漬けにすると色鮮やかに柔らかく仕上がるため、加工に適したなすとして有名です。新潟市の「食と花の銘産品」の一つに数えられています。
 9月中旬頃まで店頭に並びます。

紫の色鮮やかな新潟十全なす

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ソラマメ 6月 両川
横越
 ソラマメは、直径2~3cmほどの大きなヒスイ色の豆が、さやに3個ほど入っているのが特徴で、さやが空に向けて実ることから「空豆」と言われています。
 鮮度が非常に大切なため、朝早くに収穫し、昼までに出荷します。
 前年の10月に種を植えて冬を越し、4月上旬頃に開花、5月下旬から6月に収穫時期を迎えます。いち早く夏の訪れを告げる食材です 。

大粒のソラマメ

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玉ねぎ 6月~7月 亀田・大江山

 6月中旬から出荷が開始し、吊るし乾燥をせずに収穫してすぐ新鮮なうちに販売するのが、当地区の特徴です。
 秋に植えられた苗は新潟の冬の寒さに耐え、自然の栄養をいっぱいに吸収して6月から7月にかけて収穫されます。

亀田・大江山地区の玉ねぎ

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スイートコーン 7月 横越  粒が大きく、甘くておいしいスイートコーンは、新潟の夏の味覚の一つです。
 新鮮さが大切なので、日が昇る前に収穫し、すぐに市場へ送られて、県内を中心に出荷されます。
 安心して食べられるよう、生産者たちは病害虫防除の回数を減らす努力をしています。

朝採りスイートコーンの写真

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シシトウ 8月 両川  色合いと形のいいシシトウ「つばきグリーン」が、7月から10月まで、両川地区で生産されます。辛味成分のカプサイシンは、体内に吸収するとアドレナリン分泌を活発にさせて発汗を促し、美肌やダイエットに効果的であることがわかっています。
 シシトウにはカプサイシンが豊富に含まれていますが、辛くないので注目され、近年生産量が増加しています。

シシトウの写真

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ぶどう 8月~10月 大江山・横越

 新潟市は河川が沖積した肥沃な土壌でのぶどう栽培が盛んなところです。黒色大粒で糖度が高く高品質な品種として評価の高い「巨峰」、代表的な種なしぶどう「デラウェア」、濃紺色でやや酸味がある「キャンベル」などの栽培が行われています。
 生産者たちは、枝の剪定を11月・12月に行い、春になってから芽や房を整え、風雨などから実を守るため6月に袋やかさをかけ、病気や害虫、鳥の被害に注意を払いながら大切に育てます。

ぶどう

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9月~10月 江南区全域  新潟の代表的な農産物といえばやはり米。江南区は新潟市内でも有数な米の産地です。豊かな水、養分たっぷりの大地で育ったお米は、江南区の宝です。
 また最近は、化学肥料と化学合成農薬の使用を5割以上減らした、環境にやさしい米づくりにも積極的に取り組んでいます。

米の写真

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日本梨・西洋梨 9月~12月 両川
横越
亀田
 新潟は梨の生産が盛んで、とりわけ両川・横越・亀田には多くの梨畑が広がっています。9月から12月まで県道沿いに梨の直売所が並び、大きな賑わいを見せます。
 果汁たっぷりで糖度が高い梨が、選果場から全国へ出荷されます。また、芳醇な香りとなめらかな食感が特徴の西洋梨も盛んに栽培されています。

新鮮でおいしい梨

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サトイモ 10月~11月 横越

 横越地区を中心に生産されている里芋は、5月に種芋を植え付け、10月末頃から収穫します。里芋は乾燥に弱いため、夏場の水やりに気を使うそうです。
 里芋は、畑に水をはじく傘のような緑色の大きな葉が生えているのが特徴で、土の中では、種芋のまわりに子芋、さらに孫芋があり、主にこの孫芋が料理に使われます。芋類の中では一番低カロリーで、食物繊維が豊富な食品です。
 新潟の郷土料理「のっぺ」には里芋は欠かせません。

横越地区のサトイモ

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ごぼう 11月 横越

 横越地区は、ごぼうの生産が盛んです。ごぼうは食物繊維を豊富に含み、便秘の解消に効果的で大腸がんの予防効果があるといわれています。
 皮にうま味が多く含まれているので、食べるときはたわしや包丁の背でこそげ落す程度がよいでしょう。

横越地区のごぼう

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長イモ 11月・12月 横越  横越地域自慢の長イモは、5月に種芋を植え付け、11月から4月頃に収穫します。成長した長イモの近くに機械で溝を掘り、最後は手で採り上げます。大きいものになるとさらにスコップで深く掘らないと採れないものもあります。大きいものは長さ1m以上、重さ2kg以上もあり、ていねいに扱わないと折れてしまうため、収穫作業は慎重に行われます。
 大河阿賀野川に育まれた豊かな土壌に、良質の堆肥をすきこんだ畑で栽培した横越産の長イモは、多彩なミネラルにより、味わいにまろやかさが加わります。北陸随一の産地である横越地域の長イモは、雪国の気候、風土で育った肉質のさわやかさと格別の風味があります。

太くて長い長いも

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雪下カンラン 12月 横越  野菜が不足しがちな冬、雪の中で野菜を保存する方法が昔から行われてきました。「カンラン」とはキャベツの別名です。温度と湿度が保たれた雪の中で貯蔵される「雪下カンラン」は、雪の作用で糖分が増えて甘味が増し、ますますおいしくなります。
 雪が積もった畑から、スコップで雪を取り除き、あとはキャベツが傷つかないように手で掘っていきます。雪下カンランは、雪で覆われて虫がつかないため、10月中旬以降は消毒の必要がなく、しかも甘味が増すという、雪を有効利用した生産方法です。

雪下のキャベツ

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アイリス 12月 曽野木  新潟市はアイリスの球根生産が全国一位。中でも曽野木地区は、市内一の生産量を誇ります。
 また、アイリスの花の栽培も盛んです。

アイリス

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チューリップ切花 12月~4月 横越
曽野木
両川
 新潟市のチューリップ切り花生産量は日本一。横越・曽野木・両川は、市内有数のチューリップ切り花産地です。雪に覆われた冬の期間でも、ハウスの中で花の栽培が行われています。
 栽培する上で注意している点は、きめ細かな気温の管理と健康な土づくり、さらに出荷のタイミングです。
 消費者のもとに届く時に見頃になるよう、つぼみや色の状態を一本一本確かめながら市場に送ります。

チューリップの切り花

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いちごの「越後姫」 1月~6月 大江山
曽野木
両川
 新潟市の「食と花の銘産品」に選ばれているイチゴ「越後姫」は、香りが豊かで大変甘く、驚くほどのおいしさで、果重も20グラムほどと大きいです。
 6年の歳月をかけて新潟県園芸センターが育成した品種で、名前は「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようだ」ということから、平成6年、当時の県知事により名づけられました。
 越後姫は、堆肥などを用いた土作り、ミツバチを利用した受粉、地下水を使うなど、おいしさと安全性を追求した生産に努めており、地元直売所やスーパーなどで販売され、大変好評です。

越後姫の写真

畜産・漁業

江南区では、漁業・畜産も行われています。

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シジミ 7月・8月 大江山
横越
味噌汁などに使われるしじみ。阿賀野川のしじみは、肉厚で大きいのが特徴です。
 阿賀野川流域では、7月から9月上旬までの約2カ月間、週4回、早朝3時間のみ漁を行っています。乱獲を避け、小さなものは川に戻し、また幼貝を放流して、毎年たくさんのしじみがとれるよう保護に努めています。
 朝早くから漁師が川に繰り出し、「じょれん」という重い金網のような道具を川底に沈めて、舟で力強く引っ張り、丸々と大きく育ったしじみを採っています。
 阿賀野川では、河口から横越までが収穫水域となっており、漁をする様子は、夏の風物詩となっています。

大粒のシジミ

産物 時期 地区 内容
10月~12月 曽野木
大江山
横越
 10月から12月の3カ月間、鮭漁が解禁されます。信濃川や阿賀野川をのぼってくる鮭を網で捕る漁師の姿は、季節の風物詩となっています。
 横越には、鮭の頭からしっぽまで余すところなく使った鮭づくしの料理を振舞う料理店が多くあります。白焼き、作り身、鮭の子のみりん漬け、氷頭(ひず)なます、鮭めしなどが有名です。毎年この季節には、新潟市周辺をはじめ、遠方からもこの味を求めて訪れる人々で料理店が賑わいます。
 信濃川・阿賀野川の漁協関係者は、毎年稚魚を放流し、資源の保護に努めています。

とれたばかりの鮭

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川ガニ 主に秋 大江山
両川
横越
 モクズガニ、ケガニなどと呼ばれる川ガニ。甲の幅は約5cm、緑がかった茶色で、はさみが毛で覆われているのが特徴です。身は甘味が強く、カニ味噌の味は一度食べたらやみつきになるほどのおいしさ。ゆでて良し、かにのみそ汁にも良しと、秋はカニ好きにはたまらない季節です。
 横越地域では、海から上ってくる9月から11月頃に阿賀野川や小阿賀野川で捕れます。「かにづつ」といわれる籠状のしかけに魚の内臓などのえさを入れ川の中に沈め、1晩たってから引き揚げます。雨が降って川が増水し、川の水が濁ったときは、カニがふだんよりたくさん捕れるそうです。
 また、川の上流から海に下る4月・5月にも収穫されます。

川ガニ

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酪農 通年 横越  良質のたんぱく質やカルシウムが多く含まれ、カルシウム吸収率が高い牛乳。横越産をはじめとする県内産牛乳は、毎朝早く搾乳を行い、県内の加工所へ運ばれます。たんぱく質や脂肪分が多く含まれ、成分が濃いのが特徴です。牛乳生産量は、1日あたり約1万1,000キロリットル、年間では約380万キロリットルで、県内有数の規模となっています。

酪農

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