依存症ってなんだろう

アルコールや薬物、ギャンブル等(注釈）の特定の物質や行為を「やめたくても、やめられない」状態を「依存症」と言います。「根性がない」「意思が弱い」からではなく、条件がそろえば誰でもなる可能性がある病気です。
また、依存対象にのめりこむあまり、日常生活や人間関係に大きな影響を与えます。そのため、家族など周囲の人が巻き込まれてしまうことが多くあります。

（注釈）「ギャンブル等」とは、パチンコやパチスロ、競馬、競艇、競輪、オートレース、その他の射幸行為（ギャンブルに似た、偶然に得られる利益を目的とする行為）をさします。

様々な助けを借りながら、飲酒や薬物使用、ギャンブルなどに頼らない生き方を身に付けることで、回復することが可能です。ご本人だけでなくこの問題に巻き込まれているご家族も正しい知識や対処法を知ることが大切です。
また、ご本人、ご家族共に、同じ立場の方同士の集まり（自助グループや家族会）に参加することが効果的だと言われています。

不安に感じることがあれば、どうぞこころの健康センターまでご相談ください。
「やめる自信がない」「やめるつもりはないがもう少し控えたい」という方からのご相談もお受けしております。
また、飲酒や薬物使用、ギャンブルなどに頼らない生き方を身に付けるための『治療・回復プログラム』も実施しています。まずは下記までお電話ください。

新潟市こころの健康センター電話相談・来所相談予約
電話：025-232-5560
日時：月曜から金曜　午前8時30分から午後5時
お電話での相談が難しい場合、メールでのご相談もお受けしております。

新潟市外にお住いの方は、新潟県精神保健福祉センターまたはお住まいの地域の保健所へご相談ください。

依存の問題は社会生活や人間関係に影響を及ぼすため、ご家族など周囲の方が巻き込まれることが多くあります。また、周囲の方が問題だと感じていても、ご本人は問題と認めないということもあります。その場合、無理にご本人に相談を促すのではなく、まずは、周囲の方が依存症の正しい知識や対処方法を知ることから始めましょう。依存症に関する知識や対処方法などについて、こころの健康センターでご相談をお受けしています。
　まずは下記までお電話ください。

新潟市こころの健康センター電話相談・来所相談予約
電話：025-232-5560
日時：月曜から金曜　午前8時30分から午後5時
お電話での相談が難しい場合、メールでのご相談もお受けしております。

新潟市外にお住いの方は新潟県精神保健福祉センターまたはお住いの地域の保健所へご相談ください。

厚生労働省の示す指標では、節度ある適正な飲酒は1日平均純アルコール20グラム程度とされています。
お酒に換算すると以下の通りです。

• あなたは今までに、飲酒を減らさなければいけないと思ったことがありますか。
• あなたは今までに、飲酒を批判され、腹が立ったりイラ立ったことはありますか。
• あなたは今までに、飲酒に対して後ろめたい気持ちや罪悪感を持ったことがありますか。
• あなたは今までに、朝酒や迎え酒を飲んだことがありますか。

上記の4項目のうち、2つ以上当てはまる場合、アルコール依存症の疑いがあります。

引用：Ewing JA : Detection alcoholism. The CAGE questionnaire. JAMA 1905-1907、1985(JA Ewing著、北村俊則訳：CAGE質問票、精神課診断学2:359-363、1991)

1. Limitless :ギャンブルをするときは予算や時間の制限を決めない、決めても守れない
2. Once again：ギャンブルに勝ったときに『次のギャンブルに使おう』と考える
3. Secret：ギャンブルをしたことを誰かに隠す
4. Take money bake：ギャンブルに負けときにすぐ取り返したいと思う

直近1年間のギャンブル経験に当てはめて、2つ以上の項目に当てはまった場合、ギャンブル依存症の可能性があります。