石油の世界館オーディオガイド

 
 
 

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銀河系宇宙の写真

 地球の歴史

46億年ほど前、原始太陽系は星雲の円盤ガスが冷え、微惑星が衝突を繰り返しながら互いに成長していきました。このようにして地球はほかの惑星とともに誕生しました。



38億年前の海

生命の進化

世界最古の化石は約38億年前のチャート層から発見されたシアノバクテリアとされています。およそ32億年前に、海の中で光合成をする藻類があらわれ、酸素が大気中に大量に放出されました。



恐竜のイラスト

恐竜の登場

子供たちに人気の高い恐竜は、中生代初めのころの約2億5,000万年前に爬虫類から進化して現れ、中生代末の6,600万年前に巨大隕石の衝突により絶滅しました。



哺乳類ナウマン象、オオカミ

哺乳類の時代

約2億年前の中生代後半からは、大陸が分裂して陸地の地形が複雑になりました。さらに新生代の後半になるとアルプスなどの大山脈が誕生し、気候がしだいに涼しくなり、乾燥地も増えてきました。



石油の誕生について

石油の誕生

無酸素状態の深海底に土砂とともに少しずつ堆積した多量の藻類などの遺骸が、深くうずもれていきました。このような有機物をたくさん含んだ地層は、石油をつくるもとの根源岩になりました。



恐竜の卵

化石

地層の中には過去の生物の痕跡である、骨格、貝殻、糞、足跡などが残されていることがあります。これらを総称して化石といいます。



石油の技術について

石油の採掘技術

明治の中頃まで石油井戸は、人間が井戸の穴の中に入って掘り進む「手掘り」の方法で掘られていました。明治27年、新津では「上総掘り」が導入され、深さ約200m位までの比較的浅い油層の開発に用いられ、新津油田には適していました。



採油について

採油

地下から原油を採取する場合、油層の圧力が高いと原油は自然に地表まで上昇してきます。このような井戸は「自噴井」と呼びます。



各種ビット展示

ビット

石油の井戸を掘るときには、回転する鉄管の先頭に刃先をつけ、岩石を削ります。この刃先をビットといいます。ビットには掘り進む岩石に適したいろいろな型が準備されています。



石油利用について

石油利用の歴史

人類が石油を利用してきた歴史は古く、太古の昔にさかのぼることができます。わが国では、縄文時代の前期の末頃から天然アスファルトを土器や石器の接着材として使用していました。



石油の精製について

石油の精製

原油は炭化水素化合物の混合物で、そのままでは使えません。そこで、沸点の差を利用して混合物を成分別に分離濃縮する方法で分けられています。



石油開発に貢献した人々の紹介図

新潟の石油開発に貢献した人

ここでは内藤久寛、中野貫一の二人について簡単に紹介します。
内藤久寛は西山町石地の出身で、尼瀬の海底油田の開発からはじまり、明治21年に県内の有力者と日本石油会社を設立しました。



重い原油と軽い原油

石油の種類

原油は複雑な有機化合物の混合物で、おもな成分は炭素と水素が結びついた炭化水素で、硫黄、窒素、酸素の化合物や微量な金属も含んでいます。



世界の油田地図

世界の石油

世界の石油、天然ガスの生産地が示されています。地図の左からイギリス北東の北海油田、世界の3分の1の生産量を占める中東油田、そしてアフリカ、ロシア、中国、東南アジア、南北アメリカの産油地の分布を示しています。



製油所の模型

製油所について

これは、千葉県袖ケ浦にある製油所の模型です。わが国が生産する石油はほぼ1日で使ってしまいますので、海外から大量に石油を輸入しています。