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中央区役所だより 第342号(令和3年7月11日) 2ページ

最終更新日:2021年7月11日

取材レポート! 支えられ、支える人々

 かつての過ちから立ち直ろうとする人に寄り添い、支援する「保護司」という仕事を知っていますか。この活動に真摯に取り組む2人にお話を聞きました。

保護司の活動

 保護司は、罪を犯した人や非行に走った子どもに対して、公の立場から社会復帰を支える活動に携わり、立ち直ろうとする人々の相談や支援を地域で行うボランティアです。犯罪や非行の背景にある個々の生きづらさに寄り添いながら活動を続けています。今年7月の啓発活動(社会を明るくする運動)は、「#生きづらさを、生きていく」をテーマに懸垂幕の設置などを行います。
 現在、市内にはエリアごとに保護司会が設置されています。今回取材した、新潟中央地区保護司会は中央区と西区で構成されており、今年4月から101人の保護司が活動しています。 
問い合わせ 新潟中央地区更生保護サポートセンター(電話:025-282-5864)

新潟中央地区保護司会 会長
八木 由美子さん

新潟中央地区保護司会 会長 八木 由美子さん

地域の支えがあるから活動できる

 保護司と聞くと、「何をしているかよく分からない」「大変そう」などのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。保護司会では、地域の人々に活動を知ってもらおうと、さまざまな事業を企画しています。
 中でも自治会の方も交えて開催した、新潟刑務所の見学を盛り込んだ研修会は好評でした。参加者からは、「これまで自分が抱いていた印象と違った」「実際に見ることができて良かった」などの感想をいただき、企画して良かったと嬉しく思いました。
 保護司の活動は、地域の皆さんの理解や支えがあってこそできるものです。今後もさまざまな活動を通して地域とのつながりを大切にしていきたいです。

何でもひとりで取り組むわけじゃない

 昔、仕事上の知り合いから「集団活動は、1人の突出した活躍でよくなるものではなく、参加者全員の1歩によって進むもの」と教わりました。これは、保護司の活動をよく表していると思います。立ち直ろうとする人は生活支援を受けるとき、例えば保護司を通して仕事に関するさまざまな事例やアドバイスをもらい、行動に移していきます。保護司も生活支援を受ける人への支援方法などに悩めば、個人情報は伏せて他の保護司などと意見を交わし、まさに相手に必要なこと、自分にできることを探します。1人で抱え込まず、周りの人の力を借りながら前に進むことが何よりも大切ですよ。

新潟中央地区保護司会 保護司
牧野 達也さん

新潟中央地区保護司会 保護司 牧野 達也さん

人との関係づくりのきっかけは、相手の趣味や興味のあることから

 保護司になったきっかけは、知人からの誘いです。「仕事を持つ自分に両立ができるだろうか」と不安な思いもありましたが、考えた末に「更生しようとする人の助けになりたい」という思いで、活動を始めることに決めました。令和元年10月に保護司に任命され、令和2年9月から生活支援をする相手と本格的に支援計画を考え始めました。月に2度面談し、趣味や今悩んでいることなど、ざっくばらんに話をして相手のことを理解しながら、社会復帰を勧めています。最初は話してくれなかった相手が徐々に心を開いてくれるようになると嬉しいですね。

周囲のイメージと自分の目にする実態は異なる

 保護司は大変な活動だと労いの声をかけてもらうことがありますが、わたし自身、活動を始めてみて感じたのは、思っていたほど大変な活動ではないということです。一緒に活動する保護司の方々もいますし、困ったときには相談に乗ってもらえます。話をすることから人に寄り添っていくこの活動の重要性を、少しでも多くの人に理解してもらえるようにしていきたいです。
 そして、この活動を続ける上で心掛けているのは、何より自分自身が健康でいることです。今は自宅の小さな花壇を手入れすることが気分転換になっています。適度に息抜きをしながら、これからも明るく活動に取り組んでいきたいです。

夏休みの自由研究は旧齋藤家別邸へ!

 みなとまち新潟の繁栄を物語る文化遺産・旧齋藤家別邸で、夏休みに楽しく体験できる講座を開催します。作品は持ち帰ることができますので、自由研究にも最適です。夏のひと時を豪商の邸宅で楽しんでみませんか。
対象・定員 小・中学生各回先着3組 ※小学生は保護者同伴。保護者は別途入館料が必要。
申し込み 電話で同施設(電話:025-210-8350)へ ※電話受付は午前9時30分から

旧齋藤家別邸

型染め手ぬぐいづくり

日にち 7月24日(土曜)
時間

  1. 午前10時から11時
  2. 午後1時から2時
  3. 午後3時から4時

内容 同施設の植物などを模した型を使ったオリジナル手ぬぐいの制作
持ち物 エプロン
参加費 1人1,000円 ※齋藤家オリジナルグッズ付

型染め手ぬぐいづくり

苔玉づくり

日にち 7月31日(土曜)
時間

  1. 午前10時から11時30分
  2. 午後2時から3時30分

内容 夏に涼を感じる苔玉の制作
持ち物 ゴム手袋
参加費 1人1,000円 ※齋藤家オリジナルグッズ付

苔玉づくり

水引づくり

日にち 8月7日(土曜)
時間

  1. 午前10時から11時
  2. 午後1時から2時
  3. 午後3時から4時

内容 猫やセミなどを模した水引作品の制作
参加費 1人500円 ※齋藤家オリジナルグッズ付
持ち物 ハサミ

水引づくり

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    月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分(祝・休日、12月29日から1月3日を除く)

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