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中央区役所だより 第316号(令和2年6月7日) 1ページ

最終更新日:2020年6月7日

まち歩き気分で!えんで小話(こばなし)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、この春開催を予定していたまち歩き事業「えんでこ」は中止となりましたが、これからも多くの人に中央区の魅力を伝え続けるために、今号より連載企画「まち歩き気分で!えんで小話(こばなし)」を開始します。これは、「えんでこ」で立ち寄るスポットを4回にわたって連載で紹介し、新潟シティガイドの皆さんから解説していただくことで、紙面でまち歩きの気分を味わってもらおうというものです。毎号、異なる地区を取り上げる予定で、第1回は、北前船で繁栄した湊町新潟の歴史を物語る下町地区のおすすめスポットを紹介します。

今後の掲載予定

回数 地区名 見どころ
第2回 西大畑地区 日本情緒が豊かなお座敷街と、大正から昭和初期の建築物が数多く残っています。
第3回 白山地区 新潟の総鎮守・白山神社と、緑あふれる都市公園・白山公園周辺を巡ることができます。
最終回 沼垂地区 発酵文化の街・沼垂。伝承を残す寺社の街並みも必見です。

立ち寄る際は感染防止の徹底を

 新型コロナウイルスの感染予防のため、紹介するスポットに立ち寄る際は、以下の点に注意してください。

  • マスクを着用するなど、せきエチケットを守りましょう。
  • 「3つの密」を避けましょう。
  • 訪問先の施設やスポットの管理者から個別に指示がある場合は、従いましょう。
  • 外出後は手洗いをしましょう。

3つの密

第1回 下町地区 湊稲荷神社(中央区稲荷町3482)

湊稲荷神社

 享保元年(1716)に創建したと伝えられる神社です。かつては港の近くにあり、船は神社の森を目当てにして入港したといわれています。このため、航海の無事を祈る船乗りをはじめ、船宿がある花街で働く女性たちにも信仰を集め、別名「道楽稲荷」とも呼ばれています。
 ここには、全国的にも珍しい回る狛犬、「願懸け高麗犬(こまいぬ)」があることで知られています。かつて花街の女性たちは、船乗りたちとの別れを惜しみ、ひそかに高麗犬の向きを変えて、海が荒れて出港できなくなるよう祈願したといわれています。いつしかここは、さまざまな願いを持った人が訪れるようになりました。男性は向かって右、女性は向かって左の高麗犬を回しながら願い事をすると、成就するといわれています。

問い合わせ 同神社(電話:025-222-6549)

願懸け高麗犬

※掲載している写真は、昨年のえんでこで撮影したものです。

周辺地図

周辺地図

ガイドさんのミニ解説 

 この神社は、新潟甚句の中に「下の新地の道楽稲荷 おらも2,3度だまされた」という歌詞が残るほど有名です。また、女性から船乗りたちへ、「情があるなら 冬がれ三月 花の3月誰も来る」、つまり、「私を思うなら、誰でも来ることができる春(花の3月)ではなく、冬の3か月間(冬がれ三月)に来てください」という返し歌のようなものも残っています。このような言い伝えが多く残る湊稲荷神社は、ガイドとしても興味深いですね。

新潟シティガイド 渡辺博さん

新潟シティガイド 渡辺博さん

古町活性化の取り組みを紹介 人と人のつながり深め まちににぎわいを

 古町地区では、まちの活性化に向けた様々な活動が行われています。今号では、その活動に積極的に取り組む1人、知野孝子さんを紹介します。
 古町で生まれ育ったという知野さん。一時は県外に出ていましたが、育ったまちへの恩返しがしたいという思いで8年前に新潟へ戻りました。以来、古町商店街の活性化に向けた様々な活動に取り組んでいます。
 これまでは、風情あるまちを食とともに楽しんでもらうイベント「古町花街ぶらり酒」や「古町花街美食めぐり」の企画・運営のほか、「古町地区将来ビジョン」の策定にも携わってきました。

過去の古町花街ぶらり酒の様子

過去の古町花街ぶらり酒の様子

過去の古町花街ぶらり酒の様子

【過去の古町花街ぶらり酒の様子】事前に購入したチケットを使って古町花街の飲食店を気軽に巡ることができます

 また最近では、新型コロナウイルス感染症により大きな打撃を受けている飲食店を応援するため、県庁や市役所に、古町の飲食店が作るお弁当を配達する活動にも取り組みました。

区役所に配達されたお弁当

区役所に配達されたお弁当

 このような活動を続けてきた中で、最近では商店街の人たちから、「食材が足りなくなり困っていたら近隣のお店が分けてくれた」などという声が聞けるようになったそう。知野さんは、「活動を始めた頃よりも、お店同士のつながりが深まってきていると感じます」と笑顔をみせました。
 これからの古町について、「商店街を支える方々のつながりを深めることが、まちの活性化にもつながると思っています。お互いに思いやりを持って話し合い、新しい時代に合わせた変化を受け入れ、古町の伝統を受け継いでいく。ここで商売がしたい!と思ってもらえるまちになるといいですね」と話しました。

知野さん

知野さんは自治協委員としても活躍しています

新型コロナウイルス感染症の予防に関する情報や、各種事業の再開・中止情報は、本誌2面から3面に掲載しています。

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