中央区役所だより 第288号(平成31年4月7日) 1ページ
最終更新日:2019年4月7日
平成31年度 中央区 特色ある区づくり事業
区の特色を生かしたまちづくりを進めるために実施する、中央区の平成31年度「特色ある区づくり事業」の概要を紹介します。
地域の皆さんと連携・協働しながら、区ビジョンまちづくり計画に示す4つの目指す区の姿に沿った事業に取り組み、「歴史と文化の薫りただよう、うるおいとにぎわいのまち」を目指します。
問い合わせ 総務課管理財務グループ(電話:025-223-7082)
安心してすこやかに暮らせるまち
防災人材育成・地域づくり事業【600万円】
避難所運営に関する講習会などを開催し、災害に強いまちづくりを促進します。また、地域による津波自主避難マップの作成を支援します。
糖尿病予防事業【170万円】
区の健康課題である糖尿病の正しい知識や予防方法を知ってもらうため、イベントの開催や飲食店でのヘルシーランチの提供を通じて、区民の関心を高めます。
話そう・つなごう・あなたの想い 終活きっかけ作り事業【100万円】
1人暮らしや身寄りのない高齢者が、事前に意思表示する医療やケアを人生の最期まで受けられるよう、関係機関と連携し支援します。
みんなでつながるにっこにこ子育て応援事業【420万円】
地域で安心して子育てができるよう、子育て講座を開催したり、仲間づくりの場を提供したりすることで、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を行います。
地域主体の人口減少に関する取り組み推進事業【60万円】
地域コミュニティ協議会などを対象に、地域カルテを活用した研修会を実施し、人口減少や高齢化に対応する地域の取り組みを推進します。
赤ちゃん誕生お祝い会支援事業【60万円】
子育て中の保護者と地域住民の交流を図る、赤ちゃん誕生お祝い会の開催を支援します。
犯罪のない地域づくり事業【50万円】
主に高齢者に向けて、特殊詐欺に対する注意を喚起します。
魅力的で活力あふれる拠点のまち
路上駐輪対策事業【150万円】
古町地区において、定期的な啓発活動を行うほか、地元商店街組合などと対策を検討し、駐輪マナーの向上と路上駐輪の削減を図ります。
アトリウム発にぎわいプロジェクト【120万円】
NEXT21・1階のアトリウムを、地域や民間事業者の皆さんの情報発信の場として活用してもらえるよう、さまざまなイベントを実施します。
未来につなぐ歴史・文化のまち
北前船がもたらした伝統的産業PR事業【380万円】
新潟漆器・発酵食などの伝統産業やみなとまち新潟のおもてなし文化を代表する古町芸妓をPRし、区の魅力を次の世代へ継承します。
地域のお宝!再発見事業【210万円】
新潟シティガイドの解説付きまち歩きや市民提案によるまち歩きを実施し、区民が地域に関心を深めるきっかけにします。
水と緑が調和したやすらぎのあるまち
区民協働森づくり事業【500万円】
近年松くい虫の被害が新潟島でも確認されていることから、地域住民と協働し、海浜植物園周辺に松くい虫に強いクロマツを植樹します。
とやの物語≪NEXT STORY≫【330万円】
鳥屋野潟の自然に触れ、自然環境の大切さを知ってもらうため、とやの物語2019を開催します。また、新たに他団体との連携など、鳥屋野潟の魅力を発信する活動に取り組みます。
その他
区自治協議会提案事業【150万円】
区の自治協議会が、地域で生活する上での身近な課題に対して、地域住民と区が協働で進めるまちづくりにつながるよう、モデル事業や調査・検討などを行います。
区長あいさつ 新年度を迎えて
中央区長 渡辺 東一
柔らかな春の日差しに桜も咲き始め、新年度がスタートしました。私自身、区長2年目を迎え、気持ちも新たにしています。
新しい元号が「令和」と発表され、5月からは新たな時代が始まります。現在、古町地区での再開発や新潟駅の高架化も進み、新潟のまちが大きく変わろうとしています。一方で私自身区内の各地域に足を運ぶなかで、人口減少、少子・超高齢化などを背景とするさまざまな地域課題を実感することができました。
特に、核家族化や地域とのつながりの希薄化など、大きく変わってきた子どもや子育てを取り巻く環境整備は喫緊の課題です。中央区では子育て世代に占める核家族の割合は、およそ9割にものぼります。中央区としては子育てが「孤育て」にならないよう、地域で開催する赤ちゃん誕生お祝い会の開催支援など、地域全体で子育てを支える仕組みづくりに向けた取り組みを今年度も継続します。
また、災害が発生した時に慌てず行動するため、日頃の備えが大切です。地域の皆さんには防災訓練の実施など、熱心に取り組んでいただいていることに感謝するとともに、大変心強く思っています。市では昨年度洪水、土砂災害や津波が発生したときの想定や避難場所をまとめた総合ハザードマップを作成し、全世帯に配布しました。家族で避難所までの経路を実際に歩いて確認する機会にしていただければ幸いです。
新たな時代を担う子どもたちをはじめ区民の皆さんが「このまちに住んでよかった」と感じられるような中央区を目指し、今年度も職員一丸で取り組んでまいりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。